2025年4月18日金曜日

ACSの未来を考える

青森で開催されました、「ACSの未来を考える」と題した研究会に参加させて頂きました。

内藤先生のオープニングリマークス後に、私がACSの治療戦略という内容で講演させて頂きました。県立中央病院の櫛引先生に座長の労を賜りました。

実際に治療している皆さまにも、ACSの治療を見たこと無い皆さまにも解って頂く為に、症例をビデオで提示させて頂きました。もちろん、20年以上たっても現役で使用するあの技含めてです!また、内科治療に関してもいろいろお話しさせて頂きました。

最後に工藤健先生にクロージングリマークスを頂いて終了になりました。

久しぶりの青森での講演会で、しばらくお会いできていなかった皆さまにもお会いできて楽しい時間を過ごさせて頂きました。

お集まり頂いた皆さま、関係者の皆様、本当にありがとうございました!お疲れさまでした!

2025年4月13日日曜日

Slender Club Japan Live Demonstration & Annual Meeting 2025 in TOKYO

Slender Club Japan Live Demonstration & Annual Meeting 2025 in TOKYOが、4月11日から13日、八王子市で開催されました。駅の近く、「東京たま未来メッセ」という都営の会場です。

一日目は、飛田先生が主催するEVTライブがメインです。大きな会場に飛田先生はじめ若手の先生方の巧みな手技が披露されました。戦略をしっかりとたてて、その通りに動いていく治療は素晴らしいですね!裏側ではPCIのビデオライブです。これもまた、素晴らしい内容でした。最後のセッションでは、今回のテーマの「低侵襲カテーテル治療のコンセンサス」というテーマでのシンポジウムです。私がコンセプトをお話しし、舛谷先生が細いカテーテルのコンセンサス、そしてキムニー先生が過去の歴史からコンセンサスをお話しし、それに対するデイスカッションという内容でした。


二日目は、盛りだくさんの企画です!メイン会場はPCIライブです。齋藤先生、松隂先生、高橋先生、舛谷先生、そして私・吉町が石灰化やLMT含む分岐部を治療させていただきました。私の症例は、ちょいとイヤな方向にある偏心性の強烈な石灰化病変でした。不安をあおらせる情報をCTでは言われていましたが、OASが良い感じであたり、しかも、「CTでしか解らない危険性」も何も起きずにすんなり手技が終了できました。ありがとうございました。

EVTのビデオライブ、レクチャー、ロータハンズオンセッション、トラブルシューティングハンズオンセッション、CTハンズオンセッション、メディカルスタッフセッションなど思いっきり詰め込みました。

三日目、PCIのビデオライブとEVTのビデオライブ、CTセッションがありました。どちらにも最後の時間まで皆さまいらしていただきまして、本当にありがとうございました。

最後に、市民公開講座です。雨降る中でしたが、70名ほどの皆さまにご参加いただきました。時間も少し押してしまいまして、申しわけございませんでした。

いかがでしたでしょうか?

予算が少なく、旅費は自腹でお願いしました。宿も小さな宿で申し訳ないです。運営的に人も少なく、公共の施設という制限もありました。参加者の皆さまに後片付けなどご協力頂きまして、本当にありがとうございました!

まぁ、なかなか会合の運営は大変だったのですが、でも、皆さまに楽しんで頂けたのではないかと自負いたします。

来年も、4月の第2週目の予定でここで開催予定です。(実は、会場の都合で第4週目になる可能性もまだゼロではないのです。東京都の審査に合格しないと許可が得られないのですが、通達がくるのが4月21日の予定です。)


ご参加頂いた皆さま、ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました!  お疲れさまでした!




2025年4月1日火曜日

4月1日です。新年度です!

4月1日、新年度が始まりました!

新しいメンバーも5名集まりまして、今日から一緒に頑張って行こうと思います。

皆さま、よろしくお願いいたします!

2025年3月30日日曜日

第89回 日本循環器学会総会

第89回 日本循環器学会総会がパシフィコ横浜で開催されました。残念ながら、あいにくの雨と風、そして寒さにて、春の横浜を堪能するという雰囲気ではなく、学会会場に籠もりなさいという感じだったと思います。おかげさまで、いろいろ勉強させて頂きました。日本中からお集まり頂いた先生方、お疲れさまでした!
見逃したものは、オンデマンドで聴講できるのかな?

 

2025年3月28日金曜日

異動ですね..

3名の先生が、私の部屋にわざわざご挨拶にいらっしゃいました。

天野先生はちょいと長い間、大西先生は1年間、大野先生は半年とよく頑張って下さいました。

この写真に載ってない先生方もありがとうございました!

技術面ということだけではなく、皆さまもの凄く医師としてもヒトとしても成長したと思って見ておりました。

本当に長い間お疲れさまでした!

これからも頑張って下さいね!
 

2025年3月25日火曜日

第39回カクテルセミナー

 第39回カクテルセミナーを開催いたしました。

今回は、藤井先生の心臓と悪性腫瘍のお話し、長谷川先生よりは不整脈で見つかった重症冠動脈疾患の症例、大野先生の収縮性心膜炎の症例でした。

いずれの内容でも共通するのは、病名がついて紹介されて、そこだけを診るのではなく、患者様全体をみないとよろしく無いという内容でした。そして、多くの疾患を疑って調べると、表面にでている徴候や症状以上に、深い疾患が潜んでいます。根本的な所をしっかり調べてそこを治療しないと、本当の意味の治療にはなりません。

いつも言う「ゴホンと言えば、○×散」では、ダメなんです。コロナでも、結核でも、肺がんでも、ゴホンと言えば○×散を出すのと同じです。

大野先生は当院での勤務は半年でしたがよく頑張ってくれました!しっかりまとまっている発表でした。まぁ、時間オーバーは残念でしたが...(T_T)

ご参加された皆さま、ありがとうございました!お疲れさまでした!


3月は異動の季節です。当科からも何名か異動します。寂しくなるなぁ。。。 しかし、皆さまの新天地でのご活躍を祈念しております!

2025年3月22日土曜日

第18回 K-TRI (Korean Transcatheter Intervention Route Investigation)


第18回K-TRIに参加いたしました。過去にはtrans radial interventionの研究会であったのですが、今は冠動脈だけではなく、アクセス部位を研究する会になっています。PCIもEVTもSHDも何でもありです。

さて、会が始まって昨年と変わったのが、ディスカッションがハングルでされていることです。スライドは英語がベースなのでなんとなく解るのですが、話す言葉はデバイスやインターベンション用語で世界共通の単語以外には全く解りません。しかし突然ライブの最中に英語で「日本ではどうなっているの?ヨシマチ」と英語できかれてビックリする場面もありました。私は壇上にいたわけではないのですが、どうにか受け答えはできました。前後解らずに答えるのは厳しい〜!

日本人・SCJメンバーの出番は、私のPCIレクチャー、飛田先生のEVTレクチャー、谷口先生のEVTランチョン、SCJコラボセッションの座長高橋先生、症例発表に唐原先生と加治屋先生、ディスカッサーに宮下先生、姫野先生でした。

私は皆さまが「えっ?」という狙いで、あんなアクセス部位の紹介です。ちゃんと事前にエコーでみて確認してからやろうねというメッセージもつけました。

飛田先生のSlender的なEVTのまとめは、私も韓国の先生方も、みんなが「うんうん」うなずきながら見ていました。非常に良い内容だと思いました。あれを少し広げた感じでSCJ2025でもお願いと思っています。。

谷口先生のランチョンでは、radial EVTがテーマだったのですが、…凄い技をだしていました!私も飛田先生もビックリ技です!さすが、高橋病院…と思ってしまいました。その他の内容もとてもまとまっていて素晴らしかったです!

コラボセッションでは皆さま頑張っていました。高橋先生の名座長はもちろん、唐原先生、加治屋先生、韓国の先生の症例に、宮下先生、姫野先生がガッチリと食らいついて、良い発現をしていました。

大会長でありながら、最後まで我々をもてなしてくださったJin Bae Lee先生はじめ、多くの韓国の先生方の歓迎と友好に感謝です。ありがとうございました。4月にSCJでお会いいたしましょう!


開催された大邱(テグ)の街は韓国第三の都市らしいです。ホテルの近くには沢山の観光客がいらっしゃっていました。

2025年3月14日金曜日

KCJL 2025

KCJL 2025に参加しております。


SCJ@KCJL2025を開催させて頂きました。今回は「症例に学ぶ」というテーマです。

ますは、舛谷先生のNSTEMIの症例です。dRAをさくっと穿刺しLADのsubtotalをさっと治療するというスマートは内容でした。

しかし ACSに関しては、様々なディスカッションがある事が解りました。以下、私の私見も入りますが...
・未だにクロピドグレルのローディングをするかどうか?代謝とTmax考えて、何が何でもプラスグレルと思っているのですが...・ERでのヘパリン フルで静注、もしくはハーフで静注? PCIまでの時間にもよりますが...
・術中のACT どのくらいにコントロール? 200程度では不足だと思うのです
・術後のルーチンでのヘパリン持続投与 ...不要と思っていますが?クロピドグレル時代の抗血小板剤が効いていない時間帯があった名残なのではないかと思うのです。

まだまだ、標準化されていないのも事実なのかもしれないです。
スポンサーの関係ないSCJセッションで、このような内容をディスカッションして欲しいですね。

つぎに高橋先生の新しいステント?に関してのお話し。ステントと言ってはいけないのですね、BioAdaptorの驚くべく性能に関してです。すでに、高橋先生の御施設よりケースレポートが出ておりますが、治療より時間が立ってから血管径が大きくなっている様なのです。これはステントという枠が外れてしまうことにおより、血管のストレスがなくなったからではないかと推測されるようです。興味深い内容ですね!

遅い時間までのディスカッション、皆さまお疲れさまでした!ありがとうございました!

もちろん、ライブデモンストレーションがメインの会です。舛谷先生と一緒に拝見していましたが、いろいろ勉強になります。やはりCTOには100Frが必要ですね!(笑)

2025年3月6日木曜日

STROKE 2025

STROKE 2025に参加いたしました。

脳卒中の学会です。ここでも橈骨動脈・遠位橈骨動脈アプローチが始まっています。また専用のシステムも上市されたということでますます注目が集まっています。

ニューロインターベンションの重鎮の中で、私はポツンと循環器側からのコメンテーター。ディスカッションの内容は、TRA/dRAでできることやできない事などはもちろんですが、やはりTRA反対派の意見をどのように考えるか...です。スパズムや橈骨動脈の損傷、「なにかあった時にはどうするんだ」「TFAで自分は不自由していない」とか...過去に我々がTRA vs TFAで不毛な闘いをしてきた内容と同じような内容です。

TRAを推奨する派は、患者の事情でお話しをするし、TFAを推奨する派は自分・術者の都合でお話しをするという図式はどこにいても変わらないようです。

しかし、この業界のトップの先生がTRMを否定派ではないこと、とくに診断は絶対にTRAで良いでしょうという発言、そして、これを推奨して研究している先生に一言もらおうかなぁと、会場の伊藤先生をご指名して発現してもらうなど、良い環境なのではないかと思います。

みなさま、頑張って下さい!TRA派の先生方は良いことをしていると自信を持って欲しです。

ちょいと場違いで生意気なことを発現していえる私をニッコリ笑って上手くたてて下さった坂井先生はじめ、セッションにご参加の先生方、ありがとうございます!

他の分野の学会に出席すると様々なことを学びます。また、ちょいとオモシロイことも考えたので、実現可能かどうかも考えた後に皆さまに御相談いたします!

2025年3月1日土曜日

第6回 経橈骨動脈脳血管内治療研究会(TRN研究会2025)


聖マリアンナ医科大学脳神経外科 伊藤英道先生が大会長を務められた、第6回 経橈骨動脈脳血管内治療研究会(TRN研究会2025)に講演をご依頼いただきまして、参加をしてきました。

熱気ムンムンの300名以上の先生方が集まる会場でした。radialに関して、スパズムがどうとか、デバイスコンパチビリティがどうとか、解離をおこしたとか...我々が若かった時代を思い出させる、なんかすごく良い感じの会合です。非情に若い先生が多く、ディスカッションも熱いです。唯一我々と違うのは...マジメな雰囲気?(笑)

では、元祖TRIの代表として、今日はとっておきのネタ「細いカテーテルはお嫌いですか?」のタイトルでお話しをさせて頂きました!昨日に引き続き、約250枚程度のスライドを、マンガのようにブンブンとばしていく、いつものスタイルです。当然、お笑いネタ満載です!まぁ、TRIはTFI組に差別されたというか迫害を受けたという歴史だったと思いますが、Slenderは直接攻撃を受けたという歴史でしょうか?しかし、それを気にせずに(気にならずに?)、きっと自分たちは良いことをしていると信じて続けていますというメッセージを込めました。いかがでしたでしょうか?

超マジメな雰囲気を一気にぶち壊すトンデモナイ循環器のオッサンがきたと思われたらイヤだなぁ...。

しかし、その後のご発表やディスカッションを聞いていても「先ほど、吉町先生が○○のように話していましたが...」とマジメな要点はみんな解ってもらえたようです。よかった、よかった。

伊藤先生、研究会の大成功おめでとうございます!素敵な会ですね!ご参加された皆さま、関係者の皆様どうもありがとうございました!お疲れさまでした!

今、循環器の我々がTRAの先駆者だと勘違いしていると思いますが、数年後にはTRNが先に走っている可能性もあります。その根拠は、cTRAをすっ飛ばしてdRAに感心が高まっているところ、みなさま素直に様々なモノを受けいれるところ、若い先生が一丸となって新しいモノを追求しようとする姿にスポンサーは一所懸命投資しているところなど...さまざまあります。

我々も頑張らないと...!

2025年2月28日金曜日

西条市糖尿病Small Meeting

西条市糖尿病Small Meetingは病診連携の会合です。 金子先生ご夫妻にご招待いただきまして、参加させて頂きました。

まずは、金子伸吾先生が市内の先生方に、患者様に何を提供すべきかという事を判断しながらパスを利用した病診連携のご提案の御講演でした。このような地域での大事な事だと思います。

私は、金子由梨先生に司会の労を賜りまして、循環器内科の時間の流れ方と患者様や慢性期を見ていくクリニックの先生方との時間の流れ方の違いを説明し、我々せっかちな循環器内科をうまく利用して、患者を診てほしいというお話しをいたしました。

金子由梨先生に「私達は短時間で様々な結果を出す循環器内科の先生を支えながら日常診療に取り組みます」という説明をされたので、申し訳ないのですが反論させていただきました。「患者様の生きている長い時間帯や、慢性期の患者様を診る生活習慣病をメインにしている先生や患者全人格を長く診ているクリニックの先生方の仕事を、カテーテル屋さんは超短時間のスポットで助けることは得意なのです。我々はあくまでも主役ではなくサポートする側です。」インターベンションをする我々は、外科的な考え方なのかもしれないですね...。

金子伸吾先生のこれからのお仕事が今以上にやりやすくなるようにと願いをこめた講演でした。

講演は40分ですが、約250枚のスライド....と、おもったら直前の金子先生ご夫妻より、私が青森の田舎者だということと、ネブタの写真も講演内容に入れてほしいとリクエストあり...頑張って仕込みました!

いかがでしたでしょうか?

金子由梨先生先生、金子伸吾先生先生ご夫妻に支えられたこの地域の医療が素晴らしいものになりますように!

みなさま、ありがとうございました!

2025年2月8日土曜日

第275回 循環器学会関東甲信越地方会

 緒方先生が大会長を務める第275回 循環器学会関東甲信越地方会が開催されました。


我々が協力できることは演題を出すことだと思いまして、笠井先生と牛島先生からそれぞれ演題を発表させて頂きました。

他の発表を拝聴して勉強するのも大事です!
終わった後で、みんなで「あれはあーだ、こーだ」言うのも学会の楽しみだと思います。症例発表の面白さだと思います。

我々と同じセッションに医学部5年生が見事な発表をされていました。素晴らしいですね!ちょいと羨ましくもあります。

皆さまおつかれさまでした❗️

緒方先生、大盛会の循環器地方会の成功、おめでとうございます!おつかれさまでした❗️

2025年2月7日金曜日

Future of PCI @昭和大学

 


昭和大学にてFuture of PCIというWEB研究会が開催されました。

最初に酒井先生のご講演です。なかなか興味深かった内容でした!でも一番素晴らしいのは自分の研究だけが全てを語るのではなく、いろいろなモダリティを全部合わせてみてもまだ足りない!と言い切るところです。他を認めて、また自分の研究もまだまだだという潔さに惚れますね!

私はいつものインターベンションのオジサンはせっかちだというお話をさせていただきました。
日本のガイドラインにも「採血データが出るのを待って血行再建が遅れてはいけない」と書いてますが、そうではない事をお話されるエライ方もいらっしゃいます。私は空振り上等で、そのために低侵襲なカテーテルを発展させるべきだと思っています。

新家先生と辻田先生の名司会もあり、楽しい感じで会は終了致しました。
昭和大学の循環器科も非常に雰囲気がよく楽しそうにお仕事しているんだなぁ思える雰囲気でした。

新家先生はじめ昭和大学の先生方、ご参加頂いた皆さま特に昭和大学のメディカルスタッフの皆さま、関係者の皆さま、ありがとうございました!




2025年2月6日木曜日

地域で考える抗血栓療法WEB Seminar

「地域で考える抗血栓療法WEB Seminar」が八王子エリアで開催されました。

まず最初に、八王子循環器クリニックの小野完二先生に座長の労を頂きまして、当科の河村先生が「当院における抗血栓療法患者への対応」という内容での講演をしました。各エビデンスを丁寧に紹介しながら、しかし患者をよく見ることが大事であることをお話ししていました

次に、大島医院の大島一太先生に座長の労を頂きまして、私が「出血ハイリスク患者のPCI後の出血マネージメント」というタイトルでお話しをさせて頂きました。いつものように、論文の結果だけをみてそれを鵜呑みのするのでは無く、その論文の途中の内容を細かく読むことで見えてくるものも沢山あるということや、エビデンスやガイドラインという内容も、一人一人の患者さまに合うモノなのかどうかはよく考えなければいけないという話をさせて頂きました。やはり大事なのは、患者様をよく診ることだと思っています。あとは、クスリも一人一人にあわせる必要もあります。「ゴホンと言えば●×酸」のような処方や治療が流行っている今日この頃ですが、それはよろしく無いと思っています。。。。そんなことを40分間話させて頂きましいた。途中のスライドがWEB回線の不具合か、ZOOMの不具合かで、うまく変わらなかったことをお詫びいたします。

いかがでしたでしょうか?

小野先生、大島先生、ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました! 

2025年2月2日日曜日

PCIフェローコース


京都大学にてPCIフェローコースが開催されました。若い先生方へのPCIの基礎を学ぶコースです。

今年も沢山の先生方が参加されていましたが、とくに若い先生で3年目から4年目という先生が多かった印象です。

私は「PCIテクニック」と「PCIトラブルシューティング」の2つのセッションでお話しをしました。テクニックは、誰もが解るべくエコーの持ち方から始まる基本的な話から、3-4年目の先生は「???」という必殺技まで!トラブルシューティングは、まずはトラブルにならないような心構えを話しているうちに時間が押してしまいました。すみませんでした、最後まで話せませんでした。

懇親会では、若い先生方に私が「なぜ、循環器、しかもカテーテル治療を目指すの?」「自分より若い先生や学生を勧誘するにはどうすれば良いの?」などの質問をしてみました。多くの先生方は、志が高いのでちょいとビックリです。私は若い先生に同じ質問を聞かれて「...消去法で流されるままにこの道にいます」と正直に答えました。

2日間の座学、若い先生方も、講師の先生方もお疲れさまでした。


京都大学となりの吉田神社は、節分祭・発祥の神社なのだそうです。鬼が大きな声をあげて練り歩いていました。

福は〜内!鬼は〜外!

2025年1月28日火曜日

第37回カクテルセミナー

2025年最初のカクテルセミナーです。

最初に、長松先生より「脂質管理の現状
」のレクチャー。歴史とエビデンスだけではなく、患者様にどのように接するのが良いのかまでをじっくりとお話しされていました。

次に「希・まれ・マレ」の3つの疾患の合併症例を牛島先生より。これ、どこかのジャーナルのimagingで投稿しましょう!

最後に唐澤先生の「大動脈弁狭窄症」で 大動脈弁口面積と圧較差のミスマッチが起きる症例の発表です。DOB負荷を行って確認するクラテリアなど含めてのプレゼンでした。

今日も勉強になりました!

次回は2月25日(火)19時からです。

是非皆さまご参加下さい!


2025年1月18日土曜日

Singapore LIVE 2025

Singapore LIVE 2025に参加してきました。


ライブは例年より入場者が多かった印象があります。 アジアにのライブにあるように、メディカルスタッフの参加も非常に多い印象です。ただ、発現のセッションは少ないように思いました。

会場には食べ物、飲み物がたっぷりあって素敵です!例年はキンキンに冷えている印象があるアジアの会場ですが、今年はそんなに会場が寒くなかった印象もあります。実際に2時間くらいずーっと会場にいてもスーツで耐えられる寒さでした。

朝の狭い部屋でのACSのセッションも、開始から満員で立ち見がでていました。医師だけでは無くメディカルスタッフの皆さまも沢山いらっしゃいました。やはり、感心のあるセッションなのですね!

CTOライブでは、日本先生が見事な御手技をなさっておりました。落合先生も、五十嵐先生も、いいseptal channel探して、スイスイっとワイヤーを通過させるところなど、会場でも大喝采でした。

石灰化やImagingガイドのPCIが大きなテーマでした。先端からショックが出る、末梢用のIVLも写真が出ていました。

日本以外のアジアの諸国でもimagingもかなり増えてきたように思います。ただ、これは保険がカバーしているという意味では無く、お金がある患者がわざわざ支払ってまでもやっているという話も聞きます。つまり、そのくらい価値があると認められているのかと思いました。


海外の学会やライブはどこもとても活気があって、PCI業界もまだまだイケイケの感じです。日本だけですね、この業界がしょぼくれている印象があるのは。我々世代のオッサン医師が、自分が目新しいモノについていけなくなっただけで「もうPCIは成熟した」とか言うのが一番の罪だと感じます。(ちなみに、私は全く成熟したとは思っていませんが..)

海外のオッサンも若い先生方も、新しいモノに貪欲ですし、新しい発見を大喜びする人たちが沢山います。まだまだ、進歩していく業界です!

日本は、技術的に優れているとか、imagingで先端を走っているとか、TRA大国とか...これらは、もうガラパゴス日本の幻想です!日本がんばれ!負けるな日本!

Singaporeでは、Singaporeの先生方がもちろん、アジアの先生方と沢山お会いしてご挨拶できました。嬉しいですね!SCJにもいらして下さいね!

留守番してくださった皆さま、ご協力して頂いた皆さま、本当にありがとうございました! 

2025年1月6日月曜日

2025年の仕事始め

東海大学八王子病院の仕事始めです。

お正月休みには、緊急のカテーテル治療の他にも沢山の心不全や他疾患などの治療で入院が多く入っていました。皆さまお疲れさまでした。

今日は平和に過ごせるのかなぁと思っていると...やはりそうはいかないですよね(笑)

先ほどまで、笠井先生による緊急のPCIをやっていました。いろいろな背景があり臨床的に難しい患者さまです。病変もかなりギリギリの状態でありました。シースレスシステムに入れ替えて、ささっと簡略で的確な治療を行い治療は終了。さすが!

みなさま、お疲れさまでした!

では、明日からも頑張りましょう!

2025年1月1日水曜日

謹賀新年


新年明けましておめでとうございます。

2025年もよろしくお願い申し上げます。