2023年12月28日木曜日

御用納め

今日は御用納めです。
おひさまクリニックも予約診療なのですが、予約外の患者さまもしっかりと診させて頂きました。すぐに対応すべき症例もあり、内藤先生のお力をお借りしてスムーズに事が運びました。ありがとうございます!
午後のあおもり協立病院でも治療もしっかりやらせて頂きました。
ありがとうございました!

昨日は、東海大学八王子病院での年末最後の外来でした。予約通院患者さんは少なかったのですが、新患患者さんが多くいらっしゃいました。働き方改革の日本なのに、新患患者さまが多いと嬉しいのは昭和のオトコだからでしょうか?(笑)
2023年の通常のお仕事はオシマイです。皆さま、ありがとうございました!

もちろん「自己研鑽」という名目のお仕事に正月休みはありません!
頑張りましょう!

 

2023年12月26日火曜日

第24回 東海八王子病院循環器内科カクテルセミナー

 

今年最後のカクテルセミナーを開催いたしました。病診連携をWEBでやろうという会合です。スポンサーなし、自由な内容で我々がやっています。

今回は長松先生の薬剤溶出性バルーン(DEB)のミニレクチャーから開始です。
ステントをしのぐよい効果があるのか、それとも医学会のよくある「勝らないけどほぼ同等なので、新しいモノで商業的価値?があるから使う」なのか...まだまだ解らない所があります。もちろん、今までにないDESではできない、DEBならではの使い方もあると思います。発売されて10年も経っていますが、まだまだ答えが出ないデバイスだと思っています。

症例は、飯島先生と橋本先生が紹介いたしました。どちらも非情に興味深い症例で、我々循環器だけではなく、消化器系や外科系の先生との連携をもちながら診断と治療が必要な症例でした。

ご参加頂いた皆さま、お疲れさまでした!ありがとうございました!

今度こそ、これで年内の研究会はオシマイです。

日常業務はまだまだ!
緊急の治療も入った様です。お疲れさまです!

2023年12月25日月曜日

クリスマス PCI ライブ

クリスマスPCIライブをWEB開催いたしました。
無料でCVIT専門医更新点数を2点プレゼントという企画です!

私・吉町が2例、笠井先生が1例、河村先生が1例と4例の治療のライブと、ミニレクチャーを3つというプログラムでした。
ゲストコメンテーターは、櫻井先生、加藤先生、藤本先生、高橋佐枝子先生というメンバーです。

1例目はVirtual 3FrでのdRAでしたが、血管径がギリギリで少し痛がっていますので、GCのアクションを大きく取れないという少し不自由な状況での、右肩上がりのRCAです。
2例目は、LADとDの病変。Dは大きな灌流領域ですが...皆さまどうしていますか?
3例目は、DESかBMSか解らない古いステントの再狭窄。DES? DEB?どうします?
4例目は、CXのCTOです。

レクチャー1は「学会・研究会運営のピットフォール」レクチャー2は「映像配信システム構築に関して」レクチャー3は「CTOにおける順行性アプローチ」でした。


某SNSに正しいマイクロチャンネルトラッキングを知らない人が「適当にワイヤーさまの言うとおりにツルツルやる初診者の技」というような情けない書き込みありました。粗末に適当にやっているので解離を作り、結局やらなくてもよいレトロが多くなるのでしょうけれども....しかし良い機会なのでレクチャー3には、丁寧にやるマイクロチャンネルトラッキングやマイクロチャンネルサーフィンを紹介させていただきました。

丁度、ライブの症例4で、ワイヤーの尖端が鈍縁側に行こうとするのを抑えて左房側にコントロールしたのを解って頂けましたでしょうか?ワイヤー様が行きたい方向を抑えるマイクロチャンネルトラッキングでした。

レクチャーではCTOでのIVUSガイドは、長軸をみることと、どこでリエントリーさせるかでワイヤーの曲げや堅さを考えなければいけないことなども説明をしました。

まったくノン・スポンサーでのWEB配信でありましたので、偏りもなく普段の治療をそのままに見て頂けたかと思います。いかがでしたでしょうか?

そして....秘かに私の鼻が赤かったのを見て頂けました?(笑)

ご参加・ご視聴頂いた皆さま、ありがとうございました。お疲れさまでした!

もちろん、日常業務はまだ続きます。。。

2023年12月19日火曜日

TAMA Interventional Cardiology Workshop

 

TAMA Interventional Cardiology WorkshopがWEBで開催されました。

まずは、八王子医療センターの久保先生の御講演です。Imagingの近未来をご紹介いただきまして、非情に興味深い内容でした。ありがとうございました。

その後は、2例のcase discussionです。あいにく、ディスカッサーとしてお願いした若い先生が、それぞれの施設で御多忙ということでドタキャンでした。...WEBあるあるですが、できればお仲間のお力もお借りして、お仕事の時にはいらして頂きたいと思います。

個人的には時間をかけてやるcase discussionは大好きで、勉強になると思っています。若い先生方にどんどん参加して頂ければと思います。

ご参加されたみなさま、お疲れさまでした!


WEB研究会の残念な点も見えてきました。便利だけど、軽視されがちということです。やはり、対面での研究会が良いなぁと思う今日この頃です。コロナ時代が沢山の事を便利にしたけれども、沢山のよいモノを潰したようにも思います。

2023年12月17日日曜日

the 30th KAMAKURA LIVE DEMONSTRATION

 年末の風物詩となっています、鎌倉ライブデモンストレーションが開催されました。コロナで開催できなかった年もありましたが、それを抜かして今回で30回の記念すべき会でした。WEBでは無料資料できる太っ腹の企画です!

一日目はSHDのライブ/ビデオライブです。若い先生方を中心に新しい内容を勉強させて頂きました。ありがとうございます。


二日目、三日目の中心企画は齋藤滋先生の治療のライブです。難しい症例をお一人でガンガンこなしていくというスタイルのライブは世界でただ一つだと思います。

私は二日目、三日目ともに朝一番の座長をさせて頂きました。実際の治療現場以外では、一番近い場所での参加をさせて頂いた気持ちです。ありがとうございました!

三日目の昼からは、恒例の高橋先生の心電図講座。楽しく素晴らしい内容でした。午後からはメディカルスタッフ向けのコメコメクラブです。防御板をどの位置にするのが被ばく低減効果が強いか?など、興味深い内容も沢山ありました。

働き方改革を真剣に考えるセッションもありました。厚労省の方のお考え、お話しの進め方、スライドなど...いろんな意味で勉強になりました。

寒暖の差が激しい中での、3日間のライブだったのですが、ホール内にいると外の暑さも寒さも判りませんでした。。。すみません。

齋藤先生、湘南鎌倉総合病院の皆さま、ライブ実行委員の皆さま、ご参加された皆さま、お疲れさまでした!ありがとうございました!

2023年12月9日土曜日

第52回 多摩虚血


多摩虚血こと、多摩地区虚血性心疾患研究会が開催されました。
非情に長く続いている多摩地区での由緒正しい研究会でなのですが、コロナの影響で約4年間開催されておりませんでした。
ここに代表世話人の黒澤先生のご判断にて、第52回を当院・当科東海大学医学部付属八王子病院にて私・吉町が大会長にて開催させて頂きました。

黒澤先生より「この研究会は、この地域の仲間たちが困った症例をディスカッションする場であり、大きな研究会や学会に出す前の踏み台としても使って欲しい。もっと密に若手が話し合える場所にしたい」という強い思いをお話し頂きました。
私は「八王子も熊が出没するので、時間通りに終わらないと怖いことになりますよ!」と時間厳守の重要性を説明してはじめの挨拶といたしました。
今回も、若手の先生方の症例発表とディスカッションです。
症例ベースでのディスカッションです。13演題を医師より、2演題をメディカルスタッフより、特別講演は当院放射線科技師の岩崎さんよりというラインナップでした。
この地域の重鎮の先生、K先生、T先生、T先生、A先生が各症例で言いたいことがあるのでしょうけれども手を上げずにガマンしている姿を後ろからみて、私は一人ニヤニヤしていました。
少し反省は、その重鎮の先生のご意見を伝える時間が無かったこと。若手だけのディスカッションでは少し内容が足りない場面もあります。まぁ、それはその後の懇親会でも良いのかもしれませんが...

コロナにて凍結されていた研究会の口火を切らせて頂いたのは非情に光栄です!
ご参加頂いた皆さま方、ご協力頂いた皆さま方、ありがとうございました!お疲れさまでした!

2023年12月8日金曜日

いわき心血管治療研究会ライブデモンストレーション2023

 ICVC 2023(いわき心血管治療研究会ライブデモンストレーション)が開催されました。on site & WEBのハイブリッドです!

私は朝一番のセッションの術者です。今日の手技は手早くやるようにとの使命がありました。多くのインターベンションがあり、全術者が時間内に放映されるには最初のセッションは早めに終わって欲しいということだったのです。

1カテの齋藤先生の御手技が一段落するのを待って、私は2カテで穿刺から放映のはずだったのですが...
左橈骨動脈は前回のPCI時にすでに使えずにTFIだったようです。いつものように右遠位橈骨動脈の穿刺の予定だったのですが...あれ?触れない?エコーでみると0.5mm程度です。前腕橈骨動脈は1.6mm程度です。...さて、私はどうするべきでしょう?

放映を待たずにコースディレクターの山本先生の許可を頂きエコーガイドであれを穿刺しシースを挿入。いつもの5Fr SL4.0 & SIONを使用してIVUSまでやって待機していました。IVUSでは、2.5mmの長いステントが良いなぁと考えたのですが、なんと!スポンサーメーカーのステントにはそのサイズと長さがない!...さて、私はどうするべきでしょう?

こちらの会社の放映システムでは自分のカテ室の音声しか入らないので、他で何をやっているか全く判りません。待ち時間が続きます。
やっと私の方にカメラがきました。朝のご挨拶をして、「では、症例紹介をお願いします」と言ったのですが...症例紹介はされずに、すーつと無言の真っ白な時間が過ぎます。その後正体不明のハウリング。また、真っ白な時間....さて、私はどうすれば?(笑)

IVUSではほんの短い距離だけ全周性の石灰化で、ほかはそれなりの柔らかい組織でした。テーパーしている長い病変でもあり、低圧から徐々に圧をあげてバルーンのインデンテーションがとれる事を確認しながら...のはずだったのですが、いきなり「はい、ノミナル!」と助手の先生が圧をかけそうになったので大慌て!...さて、私はどうすれば?
(もちろん、後で助手の先生が「すみませんでした」謝りにきていただいたので、誤解の無いようにしっかりと理由を説明しました。将来が期待できる立派な先生です!)

あの方法で、スポンサー企業のステントををLAD OSまで留置し、ギリギリプラーク全部をカバーして、ちゃんとテーパーさせて入れることができました!よかった、よかった!

沢山のトラップをどうにか逃げる事ができて、治療は無事に良い出来合いでの終了でした。ご協力ありがとうございました。結果良ければ全て良し!

高橋先生の症例も、増田先生の症例も、飛田先生のEVTさまざまなトラップあり。しかし、それを回避して良い結果を見せるのはライブデモンストレーションの醍醐味です!みなさま、さすが!素晴らしい!

角辻先生の症例は、今年も放映時間が...こればかりはどうにもならず(>_<)
きっと素晴らしい技術とスピリッツで、サクサクと終わっていると信じています!

山本先生、杉先生、スタッフの皆さま方、ご参加された先生方、関係者の皆さま方、お疲れさまでした!ありがとうございました!

2023年12月3日日曜日

CIAT 2023

 

CIAT 2023 (Cardiovascular Intervention Association of Thailand)に参加いたしました。
タイのCVITのような学会です。

ライブは30分刻みで冠動脈、SHDなど様々なライブがされていました。
AWARDセッションが2日間、ずーっとあります。もちろん、世界ビックリ症例も見ることができてなかなかエキサイティングでした!AWARDセッションは、審査員で一つ、座長で一つ参加させて頂きました。

さらに、セッション座長とプレゼンテーションもいたしましいた。


キムニー先生にうまく連絡がついていなかったのですが、当日御登壇を快くお引き受け頂きました!嬉しいですね!
私はSlender CTOの基礎的な技と、その発展版の○○技をご披露!喜んで頂けましたでしょうか?(笑)

タイは若い先生が多く、非情に盛り上がっている学会の印象です。数は沢山こなしているのですが、情報不足でなかなかステップアップしないと悩んでいらっしゃる先生もいらしてました。これからが楽しみな国です!
日本人がエラそうにふんぞり変えていたらあっという間に飛び越えられそうです。学会だけではなく街全体が活気ある国の印象です。
我々もウカウカしてじゃ居られない!頑張りましょう!

Tanyarat先生はじめ多くのタイの先生方にお世話になりました!
日本の仲間とも交流を持つことができて嬉しかったです!
皆さま、ありがとうございました!お疲れさまでした!