2021年1月29日金曜日

SCJミニWEBライブ in エイトプリンス

WEBを使ってのSCJミニライブを開催いたしました。
私が1例CTOを、河村先生が1例石灰化病変を治療させて頂きました。

5Fr dRA, SL 4.0といういつものシステムです。CXのCTOには、GCがウキウキだったのですがダミーワイヤーをLADにいれてGCポジションを整えて良い感じに安定させました。(舛谷先生のアドバイス通りで上手く行きました!感謝です!)ワイヤーはWizard 78を辛抱強く操作して通過。小さなバルーンで拡張後に、リクエストに応えてOCTで観察。前拡張後にDES挿入で終了でした。
河村先生は、OCT通過せずに、Diamond Backを使用。バルーンで拡張し、長いステントを通過させて綺麗に拡張しておりました。結構緊張していましたが、良い感じで手技をされておりました。お疲れさまでした!
コロナ禍でゲストの先生をお招きすることが難しく、imagingコメンテーターも不在でありました。しかし、WEBを通して沢山のコメントをいただきまして乗り切ることができました。ありがとうございます!

自前で試行錯誤でシステムを組んでの放送です。WEBにて、見えている画面はなんとかあれこれできるのですが、見えない音声はコントロールが難しく、ムラがですぎて申し訳ないです。これからの課題にさせてください。

WEBでありながら、80人以上の仲間に参加して頂いたミニライブでした。お忙しい中、ありがとうございます!

よく動いてくれた当院のスタッフにも感謝です!みなさま、よく頑張って下さいました。ありがとうございました!これからもよろしくお願いいたします。


 

2021年1月26日火曜日

TAMA Interventional Cardiology Workshop

TAMA Interventional Cardiology Workshop がWEBで開催されました。30名以上の先生方に御参加頂きました。

田中 博之先生に座長を賜り、私は、「2020年のインターベンション治療を分析する」というタイトルでお話しをさせて頂きました。

私がこちらに来てもうすぐ3年。実は一番大きい成果は、File Makerでデータベースを作った事だと自分では思っています。自分達のやったことをしっかりデータ分析をして、いつも客観的に見なおすべきだと思っています。分析を少しだけ今日はお話しをいたしました。
今まで当然のように継続していた毎日が、あるとき突然ひっくり返ってしまう事を突きつけられたのがコロナ禍です。今日、できる限りの治療をしないと、患者さんも家族も医療スタッフも後悔します。先延ばしにできる治療なんて、それこそ不要不急の治療かもしれない。必要とおもったら、なるべく早く!...そんなお話しもいたしました。

守井悠祐先生、池田和正先生の御演題も、とても興味深く伺いました。加藤隆一先生の座長の仕切りがとてもお上手で、コメンテーターの先生方の活発名討論を引っ張っていました。聞いている私は、若い先生方の活発名討論に嬉しくなりました。

コロナを言い訳に病院に籠もっていないで、みんなで話し合う機会を設けましょう!直接会わずとも、WEBのデバイスも充実してきました。
あるとき突然自分一人で治療方針に難渋することがあるかもしれないのです。その時にどう判断するか?我々医者は、とくに循環器疾患は逃げる時間なんか無いのです。目の前の患者さんに、最高の判断をする為に、もっともっと深く、みんなの経験と知恵を持ち寄って、日頃から勉強をしておきたいものです。そんなことを実感する研究会でした。

御参加された先生方、関係者の皆様方、お疲れさまでした。ありがとうございました!

 

2021年1月23日土曜日

Singapore Live 2021

Singapore Live 2021がWEBで開催されました。
老舗のライブで、私も2007年よりファカルティとして参加させていただいている長いお付き合いです。
今回はコロナの影響でWEBです。少し規模を縮小していますが、アジア各国の先生方のご発表や、ライブデモンストレーションを交えての会合です。

秘書の方より私のスマホに「あと10分で出番ですよ!」と電話があり、ビックリしました。ほんのちょっとの時差を気にして下さったのか解りませんが、素敵なサービスです!

Slender Club Japanにもいらして下さった事もあるJack TAN先生の治療のコメンテーターをさせていただきました。腎機能の悪い患者さんのLAD病変です。FFRとIVUSを駆使してミニコンで治療をされていました。10ccの造影剤使用で終了でした。時間通りに治療がおわり、お見事なデモンストレーションでした!
もちろん、我々と多少やり方は違いますが(拙い英語でコメントさせて頂きました)、やはり世界でも同じように低侵襲治療は考えられ、実効されているのだと嬉しくなりました!

 ライブも「これを見せます」とはじめから宣言をして実行するのは良いですね。まさに、ライブ教育です。なんとなく、「やってみないと解らない」とダラダラと手技をするライブも世の中にありますが、それでは勉強しに来ている方はちょいと困るかもしれません。自分達もそうならないように頑張ります!

毎年1月にご招待いただいていたSingaporeにも今年は行けなかったのがとても残念です。Singaporeは暖かくて、綺麗で、食べ物が美味しくて...そして、お友達の先生方も何人もいる、素敵な街です。来年は感染の問題が無くなっていて、直接訪問できるといいなぁ。。。

2021年1月16日土曜日

外科、凄い!

昨日は予定の検査や治療はそんなに立て込んでいませんでした。コロナの影響で入院制限がされているのも影響があります。余裕で事務仕事も学会準備も依頼原稿仕事もできるかなぁと思っていました。
しかし、急患や急変は待ったなし!午前は入院患者の急変、午後は外来患者の急変でバタバタでした。
後者の内科では絶対に対応できない病態に、外科は「すぐ手術します」だけのお返事。心臓マッサージをしながら移動して、検査や補助循環とドレナージが済むとそのまま手術室へ!いろんな病院をみている私としては「こんなに早く連れて行って大丈夫?」と思えるくらい早く準備が整っていました。
内科の私から見ると外科手術は「凄い!」としか言いようがありません。そもそも血を見たりするのが不得意なので内科を選んだ私なので....。
いろいろな問題はどんな病院でもありますが、桑木先生はじめ当院の心臓外科の先生方がそれを乗り越えて救命のために動く姿と、また厳しい病態でも怯むことなく立ち向かう姿勢には、頭が下がります。ありがとうございました!
麻酔は、最初は当科の河村先生と室谷先生がアシスタントとしてやっていたのですが、途中からお呼び出しに応じて下さいました非常勤の麻酔科の先生が駆け付けて下さいました!ありがたいです!
当科の先生たちも、技師や看護師の皆さまも目指すものを一つにして真っ直ぐ動く仲間たちは頼もしい!「できない」とか「ダメだ」と引く理由をつけて逃げる人も多いこの業界ですが、そんなところを全く見せず、患者さんが良くなる事だけを考えて真っ直ぐ進む仲間たちと仕事ができて嬉しいです!
ICUはCOVIT重症患者含めて満床です。ICU看護師の皆様、いつもありがとう!お疲れさまです!
一緒に働いている仲間への感謝と、「人事を尽くして天命を待つ」そんな気持ちで夜遅く帰途についた一日でした。

でも、事務仕事も学会準備も依頼原稿仕事も....いえいえ言い訳しません!宿題をタップリ抱えるのは毎度のことで、頑張ります!

2021年1月5日火曜日

教育モード

今日は朝からゆっくりカテーテル検査です。

みんなで、土屋先生への教育モードです。

昔の根性論の「見て習え」「数と経験でどうにかなる」という考えはナンセンスだと思っている我々です。

穿刺の前、ウデのポジショニングの時点で「それでは穿刺できない。手を代わって」と言いました。ここで先輩の室谷先生が触診をして、高位分岐でdouble forearm radialのような解剖だと思うからと説明。そして、それを超音波で血管走行を確認して土屋先生に納得させていました。(思った通りになっていたのを室谷先生にエコーで確認してもらったので私も嬉しい!)

カテーテルの動かし方も、解剖を言いながら「こうなっているから、3cm引いて、CCWに90度くらい回して」と説明をします。山本先生、長松先生も私と同様に「あっちだ、こっちだ」と教えながらの検査でした。

まぁ、なによりエコーの持ち方とか、カテーテルの持ち方とか、回し方が大事かと思っています。箸の持ち方が悪いと食べ方がどうしても宜しく無い、筆の持ち方が悪いと字がどうしても美しくない、と私は思っている保守的な人間なので。(私自身はどちらもダメなのですが...)

基本をしっかりやると、きっと手技は上手くなります。頑張って下さい。

 

2021年1月4日月曜日

仕事始め 2021年

今日から2021年のお仕事です。

年始の混乱を避けるために、予定の治療は入れずに落ち着いた一日を過ごす予定でした。
朝のミーティング後、お休み中の急患をチェックして...。総回診をしたのちのカンファレンスでは、学生さんたちに室谷先生が先輩としてしっかり治療の説明をしていました。立派です!

平和に終わる一日かなぁと思っていたら...夕方に急患の連絡あり。
かなり厳しい治療でしたが無事に終了してICUへ!
そんなに甘い始まりではない2021年。みんなで頑張って行きましょう!

今年もよろしくお願い申し上げます。

2021年1月1日金曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます!

2020年は世界がコロナに翻弄されたトンデモナイ一年でありました。
今までと大きく変化を強いられた辛い一年でした。しかし、その中でも、いやその中だからこそ、新しい事もできました。
学会のあり方、プレゼンテーションのあり方がかわり、ZOOMに代表されるアプリケーションの進化は世界が実感していると思います。
とくに、発信の根本が大きく変わりました。「WEBで」と一言で片付けられるものではありません。代表が SCJ2020の高橋先生のやり方だと思います。つまり、既存のWEBシステムや業者に頼らず、自ら世界に大きく発信できるシステムの構築を行える時代に変わったのです。すでに、自腹でこのシステムを立ち上げ、世界とコミュニケーションをとっている若い先生もいらっしゃいます。またアンジオ装置メーカーも、これに大きく協力してくれている会社もいらっしゃいます。「どうやって良いのかわからない」では済まない時代になりそうです。今から20年以上前に「メールのやり方が解らないので手描きで頑張る!」とおっしゃっていた先生を思い出した次第です。Home Pageやblogを個人で始めることができた時代の変化や、SNSという形に分化した時代とも似ています。
医療コマーシャリズムのありかたも大きく変わりました。今まで以上に情報操作に気をつけなければいけないと気にしながら勉強をするのは少々寂しい事です。
個人的には、プレゼンテーションと移動の回数が減りましたが、医学の新しい分野に挑戦したり、インターベンションの自らの手技を見返す良い時間があったり、新しい○○ワザ を考えて練り・秘かに実践する良い時間があったりと大きな変化があった年でした。なにより、個人個人の興味がある事の違い、人と人とのつながり方、自分の時間でできる事….などを見直す良い機会になったようにも思います。コロナ感染症は大変な事がとても多いのですが、しかし、今までの突っ走るしかない毎日を少しだけ見直す時間をくれたのかもしれません。

今年も、沢山の事にチャレンジしたいと思っております。
様々な意味で2021年は波乱の一年となるとは思いますが、仲間たちとともに、頑張って行きたいと思います。
1月だけでも、Singapore WEB LIVE、WEB症例検討会、SCJ WEB Live Demonstrationなど、新しい形でのWEB会合があります。「おっ!そうきたか!」と皆様方の期待を良い意味で裏切る素敵な話題作りにも努めます!(笑)

新型コロナウイルス感染症の克服と、その他の疾患の治療の向上、そしてなによりみんなが楽しく有意義な時間を笑って過ごせるような一年になる事を祈念いたします。

本年も宜しくお願いいたします。