2012年1月31日火曜日

人工呼吸器のデモ


院内で使用する人工呼吸器のデモが、当科の病棟で行われていました。
購入する機器選定の参考になります。
設定するのは医師でも、看るのは看護師がほとんどです。看護師の皆様の意見を十分聞いて、ME委員会で機種を決めていこうという事になっています。いいことですよね。
個人的には、ダイヤルやツマミが沢山付いたレスピレーターで覚えたので、タッチパネルは…。
オジサンになったなぁと実感します。(^_^;)

2012年1月30日月曜日

「コンプレックスPCI完全攻略」

「コンプレックスPCI完全攻略」がMEDICAL VIEW社より発売になりました。8,000円+税=8,400円です。
内容は、結構いいこと書いています!
勉強になります。

私もちょっとだけ書いています。
「血栓性病変:Slender systemでの対応」
吸引を考えたら、細いカテは苦手に決まっています。しかし、6Fr TRIというのであれば、末梢保護デバイスと一緒に使用することで対応は可能だと思います。また、必殺ワザの5Fr de Percuや5Fr de Parachuteなどもあります。
「Slender SystemでのCTO PCI」
限界もありますが、Slender Systemだからといって、成功率が落ちるのはよろしく無いということを書きました。最近の必殺技の" 1P1G5Fr"や"RETRO 555"もちょいと紹介しました。

共同執筆の形式の本は様々な制限があるので重点的に深いところまで解説することは難しいでしょうけれど、多くの内容や多くの哲学が詰まっていますので、知識の整理ができますし、沢山のヒントを頂くことができます。
皆様、本屋さんで見かけたらどうぞ、ご購入を!
(私の印税は増えるわけでは無いですけれど...)

2012年1月25日水曜日

PAD WORK SHOP in AOMORI

 PAD WORK SHOP in AOMORIを開催致しました。

札幌の浦沢アニキ先生のご手技です。根性とテクニックのインターベンションは素晴らしいといつも感動です。
 参加している若い先生方も熱心です。
 広島の佐藤先生のご手技です。
丁寧で確実な治療は素晴らしいです。
 浦沢先生がエコーを行い、佐藤先生が微妙なワイヤリングをするというドリーム黄金コンビは素晴らしいです。
 私も一所懸命頑張りました、
途中急患も入り、夜の8時半までかけました。ステントたくさん入りました。




若い先生方中心に技術のシェアができるのがこの規模のWORK SHOPだと思います。しかし、私達自身も、とても勉強になりました。ありがとうございました。

末梢血管の会合も、もっともっと増やしていきたいですね。
北は北海道、南な九州から集まっていただいた先生方、ご協力いただいた関係者の皆様、本当にありがとうございました。

2012年1月24日火曜日

おめでたい料理

 アジアの国は旧正月をお祝いします。今週が旧正月です。
そのときにみんなで、おめでたい料理?を食べるのですが、先日シンガポールでその中の一つをごちそうになったのでご紹介します。

サラダ?です。
これに"家族に糧が沢山手に入りますように"と、刺身を載せます。

 "お金が集まりますように"と、小さなクラッカーをまぶします。
”家族が仲良くなりますように”と、長い箸を使ってみんなで混ぜます。高く持ち上げながら大きくかき混ぜるのが礼儀なのだそうです。

なぜ長い箸なのかは聞きそこねました。m(__)m



そして、みんなで食べます。
味は、ちょっと酢とごま油の聞いた、サラダです。
おいしいです!

中華系のおめでたい料理のご紹介でした。

2012年1月23日月曜日

「カテ室における看護師の役割」院内レクチャー2回目

「カテ室における看護師の役割」院内レクチャー2回目がありました。
今回は心カテ前から心カテの中の様子などで、看護師の皆様に是非見て欲しい点や、勉強して欲しい点などを説明させて頂きました。

参加人数は少ないですが、みんな熱心です。的確な質問をしてくれると嬉しいです。

なんとなく点滴をするとか、なんとなくモニターが付いているとか、そんなことは絶対にありません。何かをやることに意味は必ずあります。その意味を知ると、そこで何をすべきかがわかるように思います。
意味のないオマジナイはなるべく排除しようと努力しています。私自身も、少しずつ心カテ事態をシンプルにするように心がけてきました。そして、シンプルにすることで問題が生じるかどうかを検討します。看護師の皆様&若い先生たちがそれに気がついてくれて、自分たちで動いてくれると良いなぁと常日頃思っています。この講習も、そのキッカケになってくれると良いですね。
今回は2時間のレクチャーで、全体の2/3までたどり着きました。あと1回で終了できそうです。次回は”合併症”からお話をする予定です。

2012年1月22日日曜日

九州トランスラディアル研究会

 1月21日、22日 九州トランスラディアル研究会が福岡で開催されました。
柳川病院、佐藤恭一先生がコースディレクターです。昨年、循環器センターを同院に立ち上げ、ご活躍されております。
1月21日はシンポジウムです。
外科医よりの血行再建の適応に関してのお考えを勉強させていただいたり、人生、お金、日本人として何をすべきかなど勉強させてただ来ました。
狭い血管をチマチマ拡げている場合じゃァ無いかもしれませんね。(笑)
菊池のアニキが登場!ちょっと嬉しいみんなでした!
 1月22日はライブです。
齋藤先生、伊苅先生、足利先生、岩渕先生が術者です。

さすが、齋藤先生。見事なワイヤーセレクション&テクニックでした。
 伊苅先生のご手技の時には、私は佐藤勝彦先生と一緒に座長をやらせて頂きました。
分岐部に対してのディスカッション、盛り上がりました!
足利先生のご手技です。
3段ロケットのようなデバイス、格好いいネーミングを期待しています!
5Fr de OCTもいいですね〜!


私は飛行機の都合で、最後までははいられなかったのが残念です。相変わらず、九トラの皆様はみんな熱いですね!素晴らしいライブでした!
皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

2012年1月20日金曜日

いわきPCIセミナー

2012年1月20日 「いわきPCIセミナー」が開催されました。
岩城共立病院の杉先生、山本先生が主催している研究会です。
まずは同院の湊谷豊先生の「私のSlender PCI」のタイトルでのご発表です。
低侵襲な治療を一所懸命心がけている熱意が伝わります。

司会の杉先生。
いつもながら、落ち着いた穏やかなお話ぶりには、紳士な魅力を感じます。素晴らしいです。
 私・吉町文暢は、「PCI最新の話題」というタイトルでの講演です。お仲間のひとり、山本先生に司会をして頂いてお話しさせて頂きました。

シンガポールライブレポートから始まり、最新のDESの話やBioabsorbable Stentの話、DEBの話、分岐部の話、TAVIの話….そしてTRIの話と、世界の話題をざーっと説明。その後は私達のSlender PCIの最新の話も少しだけ致しました。
もちろん、スポンサー様のご意向も忘れません!
我々は常に闘っているSAMURAIのように言われますが、しかし、そうであればこそ「無手勝流」もありだと思います。無理に侵襲的な事をやるのではなく、戦わずして勝つ事も心にとめるべきです。


昨年の震災後、はじめていわき市に来ました。何度か暖簾をくぐったお店にも、また行きました。まだまだ放射線の恐怖と背中合わせの毎日を過ごされている皆様です。しかし、その皆様の気持ちや暖かさに触れ、とても嬉しくなるいわき訪問でした。
お声をかけてくださった山本先生杉先生はじめ関係者の皆様、いわきの街の皆様、本当にありがとうございます。


2012年1月19日木曜日

コンピュータのHDが飛んで3日目

コンピュータのHDが飛んで、3日目です。
携帯用のMac Book Airで明日のプレゼンを作成しています。一世代前のMBAですので、画像関連は辛いです。内容も、ちょっと予定と変わってしまいます。申し訳ありませんです。
さらに、HDが飛んだことで一部データを失ったので、かなり困っています。明日のプレゼンだけではなく、作りかけの専門医申請書や、SCJの仕事割り当て予定表なども失いました。
バックアップはある程度とっていたのですが、最新のデータがないのは辛いです。
でも、まぁ、やり直すしか無いので頑張ります!
あーあ。夜は長いようで短いです...。

2012年1月14日土曜日

asia PCR Singapore LIVE 2012

 asia PCR  Singapore LIVE 2012に参加させて頂きました。
今回は、 SCJの仲間も居ない、一人参加で寂しかったです。
ライブは、インドなどからの中継が多く、しかも30分と短い時間に区切られているので、本当に見たい所が見れません。また、take home massageがよく解らない、コンセプトが良くわからない症例も少なくなかったです。ちょっと残念です。

人気セッションは混み混み!
 不人気セッションはガラガラ。。。
私自身はコメンテーターなどやらせて頂きました。

壇上で写真を撮っている不届き者ですみません。
m(__)m

日本人の術者もご活躍されていました。

Rota根性を見せた角辻先生。
いいライブでした!
アンテの一発勝負の症例で、見事にconquestを操って綺麗に仕上げた落合先生。

日本人の手技が一番安心して見られるのは、外国で日本食が一番おいしいという事と同じ感じなのでしょうか?(笑)
そうそう!
加治屋 崇先生を皆様にご紹介いたします!
現在、National University Heart Center, Singaporeにてカテ修行をされているそうです。同院では初めての日本からの留学生だということでした。毎日、難しい症例をものすごい数でこなしているという事です。素晴らしいです。
日本を離れて一人で修行している加賀屋先生から、勇気をもらいました。ありがとうございます!

私も、"今までになくなんか寂しいシンガポールライブ"なんて言ってられないですよね!
でも、来年は、また、みんなで来て、ワイワイ言いながら参加したいです!

では、極寒・豪雪の青森に帰ります。

2012年1月11日水曜日

外来のMacBookAir

外来にMac Book Airを購入!
さぁ、開けますよ!
 新しいモノを開けるのは嬉しいですよね!
 じゃーん。
立ち上がりました!
わーいわーい!
...と、喜んでいたのは私だけで、そこに居合わせた他の医師や看護師の視線は冷たい。。。。

「えー?Macなんですか?」
「俺が買うコンピュターはMacなんですよ。」
「使いこなせるかしら?」
「使いこなさなくても良いから、適当に使って下さい。」
まぁ、こんな感じでした。ちょと寂しい。(T_T)

外来で購入した小さなエコーの、画像保存用コンピュータです。
外来エコーがあまりに混雑しており、2週間待ちも普通なので、それでは流石にまずいと考えて、外来に簡易型のエコーを購入しました。
しかし、仕事を助けてあげているつもりの生理検査部よりは、外来でとったエコーの画像保存を拒否されました。なぜ?その為、エコー画像を病院コンピュータの電子カルテに載せることが出来ません。そんな理由で、外来にコンピュータが必要だったのです。
WINで購入する事を最初は考えたのですが、WINではこのエコーの画像を見るために、幾つかのアプリケーションを購入しなければいけないという事でした。
Macのi Photoで試しみたら、そのままスッピンで全然問題なく、静止画も動画も保存、閲覧できました。
そんなワケで、コストパフォーマンスもお手軽さも優れているMacを購入した次第です。
今後、外来用としてその他の用途にも使用したいと思っています。

2012年1月10日火曜日

調剤薬局さん

今日は、自分の薬をとりに、院外薬局の、病院の隣の調剤薬局さんに行きました。
夕方に行ったので、すでに混んでいませんでした。
手際よく調剤していただき、ニッコリ笑って「お待たせしました!」と手渡しして下さいました。
薬の確認もキビキビとして、とても印象が良かったです。
いつもお世話になっている調剤薬局さんですが、自分で行ってみるとその有り難さもよく解ります。
以前に、ちょっとした事情で、まったく別な地域の調剤薬局さんに行ったことがあります。「この薬、どうしても今必要ですか?」と言われました。在庫がないのは解りますけど、薬が必要だから薬局に行っているのに、そんな言い方って無いでしょう...。
帰りの道の写真です。"足下が悪い"とはこの事かと実感するような、歩きにくさです。
当院は、基本的に院外薬局です。
自分で雪道を歩くとよく解るのですが、ご高齢の方や歩くのが不自由な方には、院外処方はとても大変な事だと思います。国が作った制度とはいえ、申し訳ないです。

自分の薬は院内処方をする医師もいるのですが、私自身は、ちょっとそれはどうかと思っていますので、院外薬局に行きます(院内PHSの電波は届きます!)。

調剤薬局さんの、素敵な応対と笑顔が、患者さまの気持ちと疲れを和らげてくれると信じています。
今後とも宜しくお願いいたします。

2012年1月9日月曜日

30年以上使っているもの

皆様、30年以上使っているモノってありますか?
洋服含めて、10年くらい使っているモノは普通にある年齢になってきた私ですが、....30年はなかなか無いですよね。

当院カテ室にあるこの器機。
購入が昭和51年のようです。
先日も使用いたしました。もちろん、何の問題もありません。
ドロップマスター菅原さんに言われなければ、年期に気がつきませんでした。
このボンベも30年以上、企画が変わっていないようです。
需要もそんなに多くはないはずなので、「まだ普通に購入できるんだぁ...」と感心していると、「これって、ビールサーバーとかのガスチャージャーとして売っていますから、どこでも買えますよ」とドロップマスターから教えてもらいました。世間知らずのお医者さんは困ったものです。(笑)
シンプルな器機で長く使えるモノって素晴らしいですね!

2012年1月8日日曜日

ステントブーストの威力

P社のシネアンギオ装置ご使用の皆様、ステントブースト使っていますか?
時々話題にしているステントブーストですが、先日も良い感じで威力を発揮していました。

ブーストにて 拡張前に確認。
ブーストにて拡張後確認。

もちろん、IVUSも最終的には見ますが、入れたり出したりする手間を考えた時には、まずはアンギオでリアルタイムに判断できる事は素晴らしい事です。

オプションの中で一番使えるものかもしれません。

P社以外の器機でも同じような機能はあるのでしょうか?ご存じの方がいらっしゃいましたら教えて下さい。
これからP社製のマシーンを新規購入の際には、是非ともつける事をお勧めいたします!

2012年1月7日土曜日

救急車がきます...

昨日、「○○病院を救急車が出たそうです。5分くらいで到着だと思います。」と外来から私のPHSに連絡がありました。
他の仕事もありましたが、救急優先です。急いで救命センターに行きました。
「救急車、きました?」
「救急車....消防からの連絡は入っていないんです。先生、どこから救急車って話しを聞いたんですか?」
「外来から。連絡は入っていない?」
「循環器外来からは入ったんですけれど、救急隊からは....」
「もしかすると、その病院の救急車かな?」
「そうかもしれないですね。待ちましょう。」
待ちました。
救急車はきません。
「先生同士では連絡をとったのですか?」と、救命センター看護師より。
「向こうの病院を出るときには連絡くれるって...」
「へー。そうですか。」
随分まちました。救急車はきません。
”オオカミが来たぞ少年”の気分の私です。
「ちょっと外来に行ってくるね」
救命センターからの渡り廊下からみた夕日が綺麗で、一瞬立ち止まり写真を撮りました。(本物はもっと綺麗でした!iPhoneの写真なのでこれで勘弁してください)
外来に確認に行きました。確かに連絡はあったらしいです。(嘘をつくわけもないのですが)
でも、まぁ、そのうちにくるだろうと....。
そうしているうちに、「今、救急車が向こうの病院から出るようです。」と救命センターより連絡。そこから15分後に救急車はきました。最初に連絡があってから、1時間ほどのタイムラグです。

情報収集と伝達に問題があるのです。我々医療従事者はこの辺がダメです。
このことが問題になる事もありません。患者さまへの直接の被害ではないからです。企業としては最悪です。時間は金銭と関連しているという通常の概念を持っている企業だとこれらは許されない事です!
もちろん、このタイムラグは患者さまに間接的には迷惑をかけているのです。


”オオカミが来たぞー少年”は、嘘つきかもしれないですが、それを鵜呑みにして、逃げるだけの街の人も悪いように思います。情報を確認せずに、不確かな情報で困惑し、それを他人のせいにする。そのうち、その情報の重要性も忘れ、自分に被害がなければ、少年がオオカミに食べられ=同朋を失っても「あいつは嘘つきだから」で済ませてしまう。よろしくないですね。


みんなで考えていきたい課題です。

2012年1月4日水曜日

御用始め

さて、本日は御用始めです。
青森はあいにくの天気です。
お正月休みあけですので...新患も急患も多いです。
夕方まで、みんなバタバタとしていました。
こんな格好で、一所懸命やっている先生もいました。
申し訳ないのですが、ちょっと面白い体制です。
本人の名誉(?)のために、誰とは書きません。
もぐり込むような低い姿勢でなければ、サポートできない状態であったようです。頑張っていました。救命のためなら、なりふり構わず何でもやる姿は美しいです。
...もちろん、本人はモニターで見られている事はわかっていなかったようです。(^_^;)
今年もみんな頑張って行きましょう!

2012年1月1日日曜日

謹賀新年 2012


新年明けましておめでとうございます。

2012年は、Slender Club Japan Livedemonstration 2012 in AOMORIはじめ、多くの企画を予定しております。また、あちこちへの巡業治療や当院でのWORK SHOPもいくつも計画しております。御参加下さい!
もちろん、地元での治療や活動もしっかり頑張ります!院内の問題、地域の問題もまだまだ沢山あります。病診連携をもっと深め、当院での良い治療を地域住民の皆様に提供すべく頑張って行きたいと思っています。県民公開講座も計画中です。
また、新開発デバイスも少しずつ前に進んでいきたいと思っております。...中身は、まだ秘密!(笑)
そして、何よりも、院内・国内・世界中の仲間を大切にして、今年一年間も突き進んで行きたいと思っております!
皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。