2025年5月10日土曜日

第65回 CVIT関東甲信越地方会

 

第65回CVIT関東甲信越地方会が開催されました。

今回の大会長は茨城県立中央病院の武安 法之先生です。朝一番の会長要望演題に、タスクシフト/シェアを込めるところが仲間を大事にしているのがよく解り、とても素敵です!

朝からいろいろな症例の報告が多くあるのが地方会です。とても勉強になる内容もたくさんあり、歳をとっても学ぶものは多いです! やはり学会は参加すべきですね!

しかし、なかなか微妙な症例とか、根本的にちょいと方向が違うものとかありますが、...関東は紳士淑女が多いのか、慇懃無礼な対応が多いのか解りませんが、非情に丁寧な上品な言葉でお茶を濁すような座長やコメンテーターが多いです。「さすがにダメだろう!」と叫ぶ人はいません(笑)田舎者の私は不思議な光景に慣れること無く10年以上経った次第です。

学会の問題点の一つ運営資金です。東京ライブ委員会や運営委員会でも問題になっていました。ものの値段が高くなり、人件費も会場費も高くなり、しかし、日本の医療業界は経済的に少しずつテーパリングしています。学会に共催や支援してくれる企業が少なくなっています。

海外の学会は、非情に派手で豪華に相変わらずやっています。これは、参加費が高額なのもあると思いますが、それ以上に参加者や運営者の気持ちが沈んでいないことだとおもっています。我々も、つまらない言い訳しないでガンガン行くべきだと思います。もちろん、一生懸命第一線で働く医者の給料も海外より安すぎるとは思いますが。。。

安定して必要な医療費は削減され、もの凄く特殊な治療などには驚くべき高額医療が保険でまかなわれるのが日本です。自費診療や混合診療にすればよいと思うモノも沢山ありますが...まぁ、いろいろ問題はありますよね。しかし、そのあおりをくらって、学会が小さくなり参加する人が少なくなり、勉強するものがすくなくなり...ガイドラインだけを読むお医者さんが多くなりそうなのは、医療の発展を妨げるものだと思います。

会場(大手町サンケイプラザ)が演題の数に対して手狭になっているのも問題なようです。前回の秋のこの学会では、地方会なのに発表ができなかった演題もあったということで...。これは寂しい。これが多くなると、地方会に参加しようという若者が減ります。部屋を工夫して使うか、やり方を変えるか、時間を延長して使うか、会場を変えるか、...工夫が必要なようです。次々回の大会長の藤本先生は「どうにかする!」と宣言しておりましたので、楽しみですね!

学会にくると、久しぶりにお会いする方にも会えて嬉しいです。なかでも、某企業の方が海外での仕事の良い話も持ってきてくれたのでちょいとハッピー!

大会長の武安先生、大盛会・大成功おめでとうございます!ご参加された皆さま、お疲れさまでした!ありがとうございました!

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