2020年4月29日水曜日

この時期の治療

発熱やコロナ肺炎ばかりが急患では有りません。当然、我々の分野での急患治療もしなければいけません。
最近の緊急治療は、自覚症状よりも病態はかなり重症が多いです。造影するだけで血管内に変化が起こるほどの危うい状態であったり、非常に大事な部分の起始部から分岐のとても厳しい病変であったり...。
もちろん、カテーテル治療だけはなく、こんな時期だからこそ、再狭窄予防と他の部位の破綻を防ぐための薬物治療を徹底的に行わなければいけません。我々はカテーテル術直後にその内容をみんなでディスカッションし、投薬と管理スケジュールを決定するようにしています。
この時期厳しい病態が多いのは、コロナ感染症流行のために病院に行くのを我慢し、ギリギリの状態にならないと受診されない方が多いのかもしれません。しかし、状態が破綻してからでは遅いので、我慢しないでいつでも受診して頂けますよう願っています。

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