2020年4月23日木曜日

オンライン診療

非常事態宣言の中では青森へ移動する事ができません。しかし、おひさまクリニックにもあおもり協立病院にも、私を必要としてくれる患者さまはいらっしゃいます。有り難い事です。
おひさまクリニックでは、院長が直接診察をして、私があらかじめ送られてきた心電図、ホルター心電図、CT等結果をもとにテレビ電話で顔を見ながらお話しをして、循環器的な治療方針を立てるという事をやっています。一人の患者さんを糖尿病の専門医と循環器の専門医が同時に診ているという感じです。病院としての効率は悪いかもしれませんが、患者さんには良い治療を提供できるかと思います。
あおもり協立病院では治療を写真のようなシステムで支援させてもらっています。アンギオの動画は別回線で少しでも良い感じに送ってもらっています。プライベートライブデモンストレーションのような感じでしょうか。私がカテーテル検査や治療の説明をした患者さまには「東京にいても、ちゃんと一緒に治療はしていますから心配ないですよ」と顔を見て説明をしてから手技が始まります。内藤先生、水尻先生やコメディカルスタッフと治療方針、デバイスセレクションなどを話しながら治療がすすみます。口うるさい一人のライブコメンテーターの前で熱心なライブオペレーターが治療をするような感じです。丁寧で繊細な内藤先生の手技だからこそできる方法だと思います。
こんな時代です。少しでも良い治療を提供できる工夫があれば...WEBの発達に助けられている方法ですので、この先5Gとかいうのが普及すればもっと簡単で良いものになり、さらにはこんなのは当たり前になるのかもしれないです。
もちろん、直接診療をすること、直接手技をすること、直接診療支援をすることに勝てるモノはありませんが。

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