2020年11月28日土曜日

Indonesian Society of Interventional Cardiology Annual Meeting 2020

インドネシアのインターベンション学会、Indonesian Society of Interventional Cardiologyの年次集会がWEBで開催されました。

その中で、「Slender Session」が開催され、講演とディスカッサーとしてご招待頂きました。

インドネシアは5Fr以下の細いカテーテルはほぼありませんので、6FrでTRI/dRAが「Slender PCI」です。

2年間のレジストレーションでは、TRI率は75%なのだそうです。日本と変わらないかもしれません。(日本はTRIが多いと思っているかもしれませんが、TFI派の施設や医師がいらっしゃるのも事実です)

私は、「Slender PCI」は細いカテーテルから始まったけれども、いまでは低侵襲なインターベンションを全部併せてこのように言うのだと説明をさせて頂きました。もちろん、細いカテーテルやシースレスも話をしました。

「Slender PCIに良いバックアップを補うガイディングカテーテル種類」という講演内容での依頼もありましたが、私の答えは「自分が使いよいもので、パワーポジションを取れれば、どんなカテーテルでもよいのではないかな?」という内容でお話しをしました。α、γ、εループの話をベースに、deep engagementやアンカーバルーンなどの基本テクニック、それだけではちょいと普通すぎるので、パラレルアンカーとか、TFTとか、アンカーガイダーとか、必殺技も少々盛り込んでお話しをいたしました。

分岐部モデルのビデオライブがあり、なかなか面白かったです。たったこれだけでも盛り上がるので、次のSCJでもやろうかなぁと考えています。

インドネシアの先生方による分岐部やCTOの講演や、ロータブレーターの講演も非常に興味深かったです。所変われば戦略や手技が変わるので、世界のインターベンションはまだまだおもしろい!日本の手技場ベストだと思っている日本人も多いかもしれませんが、決してそんなことは無いと思います。


「最後は記念写真を撮ろう。みんなビデオをONにして顔をだして!」と座長のAmir先生のかけ声でスクショで写真。ニッコリわらって良い雰囲気で終了になりました。

あっというまの3時間でした。ZOOMの画像の綺麗さに驚きながらも、みんながすぐ近くでディスカッションしているような雰囲気でとってもよい会だったと思います。

Amir先生、Rifqi先生、Nahar先生、御参加された先生方、関係者の皆様方、ありがとうございました!

 

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