2020年10月23日金曜日

ICIC-A 2020

ICIC-A 2020が開催されました。いつもは外国の先生方がいらしゃるWORK SHOPですが、今回は無理ですので、国内のしかもお近くの先生方をお招きいたしましての開催です。
私は23日の一日だけの参加でした。
今年は当科への入局が7名決定しました!来年度から一緒に頑張る若い仲間たちとも参加しての研究会でした。

朝一番は緊急症例からです。
伊苅先生、自らオペレーターです。ACSの判断に難しいところが山のようにある病態で...的確で素早い判断と対応で最高の結果です。流石です!本当に悩ましい内容ですので、いつかの研究会などで日本中・世界中でディスカッションすべきだとおもう症例でした。いやいや、本当にお疲れさまでした!

私はRCAのCTOです。透析です。ガチガチです。当日シネ画像を診ましたが、なかなか大変そうだという事しか解らない診断造影でした。
事情により対側造影の穿刺ができずにシングルカテーテルです。もちろん、5Fr。3箇所の石灰の関所を通過した後にワイヤーを根性で通過させました...しかし、造影出来ていないので感触とワイヤーの動きだけです。そしてその後...閉塞の末梢端と思われる石灰のキツイ場所でどうしてもバルーンもマイクロも通りません。そのの手前まではバルーンで拡張して、子カテをそこまでdeepして、”今日使える使える最高通過性の良いバルーン"で頑張ったのですが...これもダメ。伊苅先生から、「ベアでワイヤー交換してロータしかないでしょう!」という最後の手段を取るようにご指示いただきました。末梢が見えない時にやりたくはないワザですが、もう背に腹は代えられない状態ですので、そのように頑張りました。何とかワイヤーは通過し、1.25mmを慎重に使いました。ワイヤーを交換してIVUSをみると、よくまぁ、こんな所をワイヤーがど真ん中を通過したなぁと思うような像でした。ここまで来たら、ガリガリと割って、長いステントを3本いれて、後拡張を超高圧でかけて、綺麗な仕上がりで終了。良かったです。

伊苅先生、伊勢原の皆様、新入医局員の皆様、関係者の皆様、お疲れさまでした!ありがとうございました!

 

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