2020年1月23日木曜日

複雑病変 難渋症例

なぜか今年は複雑病変、難渋症例が多いのです。
ワイヤー通してステントぽんっ!と思ったのに、ワイヤーは通ったけどそこからが難渋。閉塞部位の末梢まで石灰化がひどくローターでガリガリとか...。
先日もアンテでワイヤーはあっさり通ったけどあれこれの技も効かず何も通らず。レトロでワイヤーを通し直してもデバイスは何も通らず。あんな技こんな技で頑張って、結局ロタワイヤーを生通しなければいけなかったとか...。
昨日も、研究会前に、CLIのSFA〜BKのCTOを延々盛り続けたとか...。
なかなか大変な治療ばかりですが、どうにかなりました。しかし、治療優先で面談の時間に遅れたり、会議に出席できないかったりと、ご迷惑をおかけして申しありません。(わざとではありません!)
最近はあっさりと終われそうな治療は、なかなか私には回ってきません。どうしてもキツい症例だけです。しかしながら、自分の中では、控えめに待ちながらデバイスを進めていく技、うわっと周りが言う程の大胆に押し込む技、ステントの後拡張後の変形を考えた置き方など、ちょいとした加減がスキルアップしているのが嬉しく感じています。
長時間かけて頑張っていると隣のカテ室では、後期研修医のPCI手技を若い先生が教えてすんなりと終わっていました。こちらもみんなの成長を見ることができて嬉しい限りです!
まだまだ奥深いこの路を実感する次第です。
今日も「うわーっ」て思う症例が待っているとのこと。一日頑張ります。

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