2020年1月21日火曜日

心不全への非薬物療法研究会

今日は心不全の非薬物治療がテーマの研究会です。血行再建とCRTDの話しがメインでした。
「心不全にはこの薬」「心不全にはこの治療」と偉い学者さんと営利企業の方々は決めたがる傾向がありますが、そもそも、「心不全の原因は何なのか?」「病態はどうなのか?」が問題だと思います・それによって心不全という大きな症候群の治療方法は変わるのでは無いかと思います。
また、ガイドラインも推奨レベル Iは絶対やった方が良い、IIIはやらない方がよい、IVはやってはダメというのはコンセンサスが得られると思うのですが、問題はIIにカテゴライズされる場合です。医者のさじ加減で良い治療を受けられたり、医者の偏見で悪い方向に行く場合も考えられます。ここは一人で決めるのでは無く、院内外の複数の医者が多方向からの視点で患者を導くべきものでは無いかと思っています。
心機能の低下した患者は、ちょいとしたバランスを崩しただけで症状が悪化します。そうでは無い人が何でも無いようなきっかけでも悪循環になる事も多いのです。早めにさまざまな方法で、安定させるのが良いだろうと思っています。PCIに関しては、心機能の悪い方には小さな冠動脈の枝もとても重要ではないかと思っています。しっかり治療をしていきたいです。
そんなディスカッションをさせて頂きました。
御参加いただいた先生方、お疲れさまでした。
ありがとうございました!

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