2022年4月17日日曜日

内科学会総会

内科学会に参加しました。単位は大事ですが、セッションもなかなか面白いモノも沢山ありました。

たとえはAIをどう活用するか?はっきり言って循環器部門は遅れているように感じました。とくに、我々のインターベンション部門は残念ですが...これが現実です。
AIもズルイ?ところもあり、管理をしっかりしないと行けないのも解りました。紹介された内容は、皮膚の腫瘍を良性か悪性か、専門医の先生が撮影した画像を見極めるプログラムを組んでAIにラーニングさせると、どんどん感度も特異度も上がって、正解率があがったそうです。しかし、実は病変をみていなかった事実が判明。何を見ていたかというと、専門医が悪性として撮った写真には必ず大きさを測定するスケールが入っていて、良性として撮った写真にはスケールがないということにAIは気がついたらしいのです。そこでAIはスケールがあれば悪性、無ければ良性という学習をしていきます。...なんか、学生時代の我々の勉強を思いだしてしまって笑ってしまいました。

働き方改革のセッションも興味深かったです。労働実態の把握、自己研鑽という考え方などもオモシロイいです。管理者側の考え方では、患者を診ている時間以外は自己研鑽で、労働とみなさない方向にしたいようです。大学の研究とか、病院の管理者でほぼ診療をしていないお医者さんはどうするんでしょう...?患者がいない時間に待機していても、労働では無いという扱いしたいとか、なんだかよく解らない労働実態の把握方法も勉強になります。「専門医を取らないとクビ!」と上司に言われて勉強するのは労働とみなすが、言われないで勉強するのは自己研鑽らしいです。エライ人達の決める考え方と法律は興味深いものがありました。

沢山勉強しました。本も山盛り買いました。おみやげも買いました!さぁ、帰ります!

 

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