2020年12月15日火曜日

Patent Hemostasis

Patent Hemostasisに関してのWEBでの講演をしました。
血流を保ちながら止血することの重要さです。止血時間は短くなり、血管閉塞も軽減します。
でも、まだまだこの考えからが日本では普及していません。
なぜこれが皆様に認識されていないか?

1) 日本の医者は橈骨動脈閉塞に関しての意識が低い
 機能的に障害ない=症状がななければ無視している医師が多すぎる。
 ....それなのに「症状がない」慢性完全閉塞を突きたがります(笑)
2) 日本の看護師(術後管理をする立場)は、自分の勤務時間内の出血がこわい。出血すると予定通りに帰れない不安がある。そのためガチガチに止血をする方向になる。
また、勤務時間がおわったら患者を診ていないので、自分の止血管理が原因で血管がつまったとういう認識はない。
3) 日本の医師は、看護師に嫌われるのが怖いので、Patent Hemostasisという面倒な方法を看護師に押しつけない。そして出血を防ぐだけの術後管理を容認する。医師と看護師は仲良しでいられる。
4) 日本ではカテーテル治療術後管理専門の看護をする看護師がほぼいない。radial raoungeなどの管理体制が少なすぎる。様々な業務と兼務である。
こんな原因であろうと話をしました。
これをどうにかするのも我々の仕事ですね。低侵襲カテーテルインターベンション研究会である我々のお仕事だと思っています。
どうすればよいのか?みなさま、良いアイディアを募集します。





 

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