MYLIVEのライブ中継のために、University Malaya Medical Centreで治療をさせて頂きました。
事前に画像情報はなく、「LMT」とだけ聞いていました。症例は病院に入るまで見ていません。スクラブに着替えて「症例見る?」と聞かれたのでもちろんYES。見る前にスタッフに、「LMT bodyの狭窄だけだから、easyだよ」と言われニッコリ...したのは1秒でした。
ガリガリ石灰あり、CXのOSは99%で、LADとCXの分岐角度はほぼ180度ですし。しかもその末梢のLADとDの分岐も90%とキツイし、絶対に2ステントのパターンで、CXにステント持っていくのにキツイやつです。
患者さんはもうカテ室に入って寝ているとのこと。あら!すでにfemoral から7Frシースが入り、6Frの診断カテでアンギオが終わっているじゃないですか!まぁ、それなら慣れない7Frでと治療を始めました。(笑)
術者と助手はマイクを着けますが、会場からの音声はスピーカーから音が流れます。向こうのマイクの音だけなので、ハウリングはありません。いいシステムかもしれないです。
IVUSがボルケーノでは無くフィリップスのオートプルバックシステム(Eagle Eyeでないヤツです)、ワイヤーはインテック、ステントはテルモという縛りありです。
あまりやらないTステント。、本幹には長いステントで一本。POT、KBT、POT、IVUS、LADを後拡張、D拾い....とかなり大変な作業になりました。
いつものように、超高圧をかけたら少しビックリしていましたが、スタッフは皆さま非常に手慣れていて、治療はスムースにいきました。最後はいい感じで仕上がり、CXのOSも思いっきりlumenが取れているとIVUSコメンテーターのTan先生に喜ばれました。
ライブという事もあり、時々ディスカッション待ちも含め、2時間ほどかかってしまいました。長時間すみませんです。
終わった後、患者様と片言英語でちょいとお話しをして、上手く言ったから良かったね!と言ったらニッコリ笑ってくれました。
マレーシアは何回目か忘れましたけど、みなさま人柄がよく良い感じで治療が進むのが嬉しいですね。
最後に記念写真を撮って、学会会場へと戻りました。
みなさま、ありがとうございました。
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