2023年6月17日土曜日

豊橋ライブデモンストレーション

伝統ある豊橋ライブに術者として参加いたしました。
最初はパッと終われる症例の予定だったのですが、訳あって変更。RCA OSのCTOになりました。豊橋なので、7Fr or 8Frでいかないと怒られるかと伺いを立てたのですが、木下先生の「いつもの吉町の方法でやって!」ということで、5Fr & 5Frに甘えさせていただきました。

(ここからは、解る人ネタです)

ちょいと難しそう...最初見た時にはCXからのエピチャンネルしか無さそうな印象。アプローチは、エピ通ることも考えて、dRAではなくcRAにしました。
皆さまからの5Fr批判はもう慣れたもんで何も気にせずライブは開始です。でも、まず、ガイドがあわずにとても苦労!
CTでは石灰が凄かったので、アンテはwizard 78で数分でやめてレトロに変更。
中隔枝で良さげなモノがあったのですが...なぜかそこには行かないのです。何度か頑張って、XTRで通過したか?!と思ったら、つながっていない場所へ。
この辺で放送は終了。
CXからのエピチャンネルは最初の屈曲が強すぎて、入れない。断念。
木下先生のが、septalもう一度!ということで、もう一度seplatへ戻ります。
よーく見ると細いチャンネルが分岐していて、そこを選べずに違う方向にいっているのです。LAD/CCRAで中隔枝を違う方向に分離したところ、ものすごく急角度で分岐している方向が正しい路!SUOH03では選べずに、XTRを小さく急角度つけてそちらを選べました。
RCAに到達する分岐も急角度でしたので少し難渋しましたが、どうにかなりました。
チップインジェクションで良い感じ!ここでかなり上機嫌!
SIONに変更し、逆行性にワイヤーを進め、閉塞部位へ入りました。
感触よりfalseだったので、アンテからこのレトロワイヤー目がけて固めのワイヤーで最初からfalseつくるつもりでワイヤー突っ込むのが良いかとおもいました。
皆さまからバックアップ足りなくて何もできないでしょうと言われた、5Fr SAL1を使用しfinecross & Bros3でfalse作り。肩上がりの右で石灰が強いし、難渋するかなぁと思いながらも、レトロワイヤー目がけて....「あれ?」一瞬でtrueに抜けました。
レトロで頑張った2時間はなんだったんだ...と。助手に入ってくれた飯塚先生は「いえいえ、レトロワイヤーがあったからこそ、あんな方向に押していけたんですよ」と慰めてくださいました。
1.5mmで拡張後に、IVUSで確認し、RCA OSから長いステントを2本、5Fr deepを使ってdeployして終了になりました。

最後に鈴木先生もお顔をだしてくださいまして「よくやったね、おめでとう!」って言って下さいました。
木下先生は途中で「自分の症例があるので、ここで。でも、おつかれさま!」って言って下さいました。沢山助けていただきました。本当に感謝です。
今回の一番の反省は、「分岐はしっかりと分離する角度を見つける」という基本をまもることですね!

手技が長くなって申しわけございませんでした。
でも、若い先生達が「本当にこんなCTO、5Frラディアルでできるんだ」と言ってもらえたのが嬉しかったです!
豊橋ハートセンターのスタッフの皆さまにも本当にお世話になりました。
ありがとうございました。


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