2022年7月21日木曜日

CVIT2022 ライブデモンストレーション

 日本心血管インターベンション学会(CVIT2022)での冠動脈治療のライブデモンストレーションを、当院・八王子から配信させて頂きました!

日本中の先生方へ「教育的なインターベンション」をテーマに、各病変毎にエキスパートの先生を東海大学八王子病院にお迎えしてのPCIでした。

分岐部は挽地先生、ローターは坂倉先生、FFRガイドは松尾先生、Ikariカテは伊苅先生、スレンダーは私・吉町、DCAは木下先生が術者です。さらに、エコーガイド穿刺は内藤先生、CT読みは奥津先生、臨床的なIVUS読みは舛谷先生、OCT読みは当院臨床工学士の中沢氏です。

昭和のオジサン達の、病変にも、意味の無い屁理屈にも、無茶苦茶な外野の声にも、変な政治にも負けない、良い治療を患者に提供する事に集中した根性を見て頂きたいと思ってのプランでした。



スレンダー部門のテーマは、臨床の治療とは何かを若い先生方に見て頂きたいと思っての手技でした。術者の安心のマージンを取るための意味のない太いカテーテルやデバイスは、患者に負担をかけているだけだと私は思います。ウンチクとタラレバばかりでなく、我々のできるインターベンションは何か?DESをきっちり入れて、しっかりゲインを取ることだけです。そしてシンプルでスピーディな治療。ライブ1時間で穿刺併せて2症例を見て頂きました。

そして、対極のDCAをメインイベントに!DCAの使い方を教育すると言う事ではなく、再狭窄をさせないための一つの武器としてDCAを選び、デバイスを使い倒す姿を見て欲しいと言う企画でした。まずはDCAを選ぶかどうか…選ばない理由は幾らでもつけられます。特にDCAをやったことがない(やる意味は無いと思っている)先生方はやらない理由を並べます。しかし、DCAをやる我々は、これをうまく使うことで様々なメリットがありそうだと判断した場合にはDCAを躊躇する必要はないと思います。十分なディスカッションの上に私と木下先生はDCAを選択。さんざん脅された事は起きず、最高のデキで終了ししました!しかもこれも穿刺から1時間で終了!どうですか!

今回の術者の先生方は、自分の発言に責任持ってそれぞれの戦略とテクニックを披露し、ロジックで最高の治療をデモンストレーションして下さったと思います。私の企画以上の先生方とスタッフの大活躍に、私自身も興奮できたライブでした。如何でしたでしょうか?オジサンたちのカッコいい姿を見てもらえましたでしょうか!

ライブと言う特殊な環境での治療に快くご協力頂けた患者さまにも感謝致します!

そして、企画や症例集めいろいろな段取りなど一緒に頑張った循環器の医師たち、ご協力頂いた他科の先生方、コメディカルの皆様、事務の皆様、本当にありがとうございました!

そしてこのような機会を与えてくださったCVITの皆様、CVIT2022大会長の伊苅先生、ありがとうございました❗️

0 件のコメント: