最近、病院の電話交換手が変わったのか、「○○病院から電話が入っています。どうぞ。」 と、突然言われます。
普通の電話マナーでは、「吉町先生ですか?」と、私かどうか確かめてから話し始めます。次に「今よろしいですか?」程度は聞きます。田舎のお役所仕事にも程があります。小学校で電話のかけかたって習わなかったかな?と思う程度です。
数分おきに3件続けてこの調子で交換手よりPHSへの取り次ぎをされるとちょっとむかっときます。
しかし、患者さまが困っており、それを見た医師が困って私に電話をしているのです。当然「どうぞ!」と言うのが私の仕事です。
そして、それを外来に電話します。なかなか出ません。イライラします。やっと3回目でつながりました。良かったです。
次に、担当とする医師に電話します。全くつながりません。別な医師に電話します。また、電話に出ません。みんな忙しいのでしょうね。ここまでで、相当なストレスです。
本来の電話交換手も用事を成さない、私が電話交換手の役割をしても電話がつながらない。
組織って嫌ですね。
こんな病院もうやめたいと、くだらない事が重なるとつくづく思います。
さて、そんなこと言ってるうちに患者様が搬送されてきます。しかし、「患者様が来たら電話してね」と言ってるにも関わらず、電話番の私には到着の連絡は入りません。
代わりに「3名も循環器の患者さんが救急にいるので、誰が診るのか部長が指揮して下さい」と訳のわからない電話がはいります。
パタパタ走って、救命センターへ。
3名の循環器の患者様がいるにもかかわらず、救命センターの医師たちは何もやっていません。ちょっと手伝うという概念はなく、談話していることが殆どです。いえ、重要なミーティングなのかもしれません。困っている人を助けるという、医師というよりは人間としての良心に基づいて仕事をした方がかっこいいと思いますが、そんな甘っちょろい事を考えては、公立お役所病院では5時に帰ることができません。
さて、すでに情報を自分で仕入れた当科の医師が数名動いていました。患者様や連れてきて下さったご紹介先のスタッフに迷惑をかけないように素早く動いているところはさすがです。
みんな、分担してそれぞれの患者様を診ます。
スタートすると早いです。
緊急カテです。
ここまでくると、テキパキとみんな動きます。
造影し、戦略を話し合いながら、治療方針に向かって進んでいきます。
カテ終了。
皆様お疲れ様でした。
そうそう!もちろん、私の最後の仕事は、ご紹介して下さった医療機関へ電話です。「ご紹介ありがとうございます。先ほどご紹介頂いた患者様の病状は......。また、何かございましたらご連絡、ご相談下さい。ありがとうございます!」
さて、私は何の仕事をしているのでしょうね?=答え:電話交換手(笑)。
6 件のコメント:
流石です!
困難やストレスに打ち勝って。。。
尊敬です!
見習わなければいけませんね!
気合が入ったので。。。出かけます!
clx540 さま
いえいえ、私はもうダメダメです。
気合い無し。
助けてくださーい!
お疲れさまです.
私は、へたれですので、時々は
他の施設にお世話になることがあります.
そんな時に、電話先のお知り合いの先生の声は
本当にうれしくて涙が出そうになる事があります.
(特に時間外、深夜などなど)
大変だと思いますが、私でよろしければ
沢山、沢山感謝させていただきます.
yangt3 さま
しかし、時に電話の応対が悪い紹介先は、足下を見られているような気がしませんか?嫌なモノです。
当院のバカさ加減にはあきれる次第です。
皆様にご迷惑をおかけしておりまして申し訳ないといつも思っております。
お疲れ様です。
先生のところの電話交換手さんは「スピーディーで無駄を省いて単刀直入に要件を切り出す」素晴らしく教育されているじゃないですか(笑)。
年をとってくると、くだらないことにはイライラしないように意識しているのですが、そういう自分に益々イライラしています。。
中年カテ屋さま
無駄も用件も省いてくれるいい人達です!
私も、見習いたいと思っております。
公務員は仕事をしない人がいい人ですので!
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