九州・中四国を一度にあわせた大きなインターベンションの会、ARIAが開催されました。その中で、加治屋先生、貞松先生、工藤丈明先生を中止として企画して頂いた、Slender Club Japanもセッションを開催させていただきました。
まずは、東大和病院の加藤先生のバックアップ実験のお話しから。いろいろな形状のカテーテルや、deep engageとかアンカーガイダーとかのデータです。実験としてとても興味深い内容でした。
右冠動脈だと標準的なエンゲージではどんな形状や太さでもたかがしれている数値であり、deepとかアンカーバルーン、アンカーガイダーでどのように強くしていくのか...なるほどね!という印象でした。
deep engageは、冠動脈の角度と形状に多く左右されます。アンカーバルーンも、枝の解剖と、どのようにかかったかと、どこまでアンカーしたかで大きな差が出ます。本気でアンカーが引っかかった場合には、本体のGCの太さや形状はあまり気にせずに(束ねるものとしての影響はありますが)、アンカーで引っ張り込むちからと、デリバリーするデバイスの剛性の大きく関わります。アンカーガイダーは、エクステンションの5Frよりも5Fr GCのディープの方が、表面積が大きいだけ強くなると思います。そんなことを考えながら拝見しておりましいた。
私の隣にいた舛谷先生が「バックアップの取り方教えたるわ!」とパワーポジションの話をコッソリ私に話していました。
さて、次は宮崎医師会病院の工藤丈明先生と、東大和病院の姫野先生のビデオでした。それぞれの病院の環境や体制、そして上司に対する気遣い?と指導の受け方?が手技に大きく左右するというのが、2病院の対比ができてとても面白かったです!
ARIAは大きな会であるだけではなく、中身もとても濃い会です。
合併症の話しをこんなにまとめて聴けるのはここだけかもしれないです。中でも心膜穿刺(旧 心嚢穿刺)の、CSからintentionalにperforationさせて二酸化炭素を注入する話はかなりビックリ!ちょいと自分ではできない手技ではあります。いやぁ、勉強になるなぁ。
PCIのライブでも、非情に交換が持てる若い先生の手技とライブのパフォーマンスをみるととても嬉しくなります!こんど、どこかでご挨拶したいなぁと思いました。
ARIAは3日間にわたる大きなイベントです。夜の博多もとても盛り上がりました!
皆さまありがとうございました!お疲れさまでした!

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