2021年10月16日土曜日

東京ライブ&CVIT関東甲信越

10月15日、16日と東京ライブ&CVIT関東甲信越が開催されました。

まだまだコロナ禍ということで、ハイブリッドでの開催です。
学会会場では、久しぶりに顔を合わせる先生方との何気ない会話が嬉しくて...!やはり対面は良いもんですね。

15日の東京ライブ2021では、我々はスポンサーなしの、Slender Sessionとして、「dRAの導入懸念を取り払おう」というテーマで50分頂きました。

「dRAは医師にメリットが無いのでやめました」という発表はとても寂しくて悲しくなりました。患者にメリットがあることが、医師の最大の喜びだと思っている我々は、頭に花が咲いているのでしょうか?20年ほど前に勤務していた環境を思いだして複雑な気分になりました。

当科よりは、2演題。朝一番での研修医の石原先生と、夕方最後のセッションの最後の演題(大トリ!)での笠井先生の発表でした。

研修医の石原先生も堂々とした発表でした。
ディスカッションでは、笠井先生が対応しましたが、我々大腿動脈に太いモノを挿入するということに非情に躊躇する我々と、それに違和感が無い先生達との価値観が噛み合わず残念でした。時間の都合で私が手を上げてディスカッションするのはちょいと控えました。

笠井先生の余裕のプレゼンと質疑応答。お疲れさまでした。

すこし思った事は、私達のプログレートの話もそうなんですが、屈曲蛇行に対して、堅いモノで引き延ばして強引に押し進める方法と、柔らかく滑るようにものを進めていく方法との使い分けや、手技自体の手順など、まだまだ世間に浸透していないことが多いなぁと...。

しかし、盛りだくさんの内容にタイトなスケジュールということや、一言も二言もモノ申したいその道の権威のコメンテーターの先生と、それを抑えきれない司会の先生のせめぎ合いで、あとからの演題発表の内容はスルーされる場面もありました。

学会が大きくなって、参加者も増えて、演台も多くなり、お金も必要になり、企業もスポンサーが難しくなるのでより商業的になり....運営と運用が難しい時代になったと思いました。インターベンションバブルはとうの昔に終わっているのですから、学会のやり方も見直さなければいけない時代になったと痛感した次第です。


会議では、私はくだらない正義感を振りかざして余計な意見を言ったがおかげで、自分のお仕事が増えてしまいました...とほほ。皆様のためになるように頑張ります。


WEBで御参加された皆様も、会場で直接参加された皆様も、お疲れさまでした。


なにより、大会長の足利先生、会の成功おめでとうございます。
足利先生の、多くの先生方へのお気遣いのされようは、私も含めてしっかりみんなに伝わっています。ありがとうございました!
状況も二転三転する大変な時期の学会運営、本当に大変だったと思います。お疲れさまでした!お体もお気持ちもゆっくり休まれてください!


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