2019年11月16日土曜日

PAC19

PACはACSに関連するカテーテルの研究会です。キーノートレクチャーのあと、症例ベースで話し合うという内容が2日間続きます。伊苅先生と中川先生が主催の興味深い素晴らしい会合です。
勉強になります。若い先生にもお勧めの研究会です。
私もプレゼンテーションとコメンテーターなどをやらせて頂いております。
しかし、少し気になるのは、病名に対して治療をするとか、心不全という症候群に対してその根本原因を確認しないとか、デバイスの使い方が浸透していないとか...そのようなパターンが多少あります。我々の指導が日本中に浸透していないのは反省すべきことかと思います。また、症例ベースでのディスカッションといえども、本当の患者背景や医療提供をする環境も解らないので、研究会では伝わらない内容も多くあると思います。緊急の救命を最優先する状態での治療を後で振り返ってディスカッションするのは難しいですね。しかし、その一部を共有すること、そして自分たちの治療を見直す事はとても大事だと思います。
なにより、心筋梗塞をふくめた急患に立ち向かうカテーテル医師の姿はかっこいいです!働き方改革時代にはマッチしない昭和のオジサンの思想なのかもしれませんが、生命に直結する病態に対してどこまでも頑張る仲間たちを誇りに思います!
今日の夕方までPACは続きます。新宿です。まだ、間に合う方は是非ともご参加を!

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