2018年8月8日水曜日

遠位橈骨動脈アプローチの記事

遠位橈骨動脈アプローチの記事を書きました。
「ちょいと急いで原稿をお願いしたいのです。なんとかなりませんか?」お友達から御願いされると、私は断ることはできません。
執筆期間がわずか2週間だったので、バタバタと書いたのです。今、私が解っている事でちょいと隠しているネタ以外は結構書いたつもりです。
しかし...。

この本は、カテ室の医師をカッコ良くフォーカスをあてて美しい話を書いている本です。人に歴史あり、サクセスストーリーはいいですね。
また、出演している皆様は、いい男に写真が撮られてまるで俳優さんです。
座談会も沢山あり「インターベンションの医師をヒーローに」している本でした。素敵です!

そうなんです。表紙の見出しを見て下さい。(クリックで大きくなります)
みなさま、インタビュー、座談会、レクチャー....そういう雑誌のようです。
しかも、キャッチコピーは「時代はcoronaryからcardiovascularに!」そうです。coronaryの話をするのはこの雑誌では時代遅れ!

私の記事だけ浮いているようです...。
ちょいと消してみましょう。代わりに「ヒーローインタビュー。冠動脈は時代遅れ!下請け作業はオジサンに!」と入れました。
もっと、良い本になりました!

ギリギリで原稿依頼された私は、どんな本かも知りませんでした。もちろん自分の写真もありませんし、インタビューもありません。いつものように、淡々と記事を書きました。

まぁ、私は美談もサクセスストーリーも何も無いです。カテ室に奇跡なんか起きるはずも無く、地味に技術を磨き、日々淡々と仕事をするぱっとしないオジサンです。ヒーロー記事なんかあるわけないので、別に良いのですが、....なんかこき使われた感が否めません。

時代遅れのオジサンの記事が、皆様の引き立て役になれれば幸いです。

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