2012年2月23日木曜日

Prince of Wales Hospital

小雨の降る中、香港のPrince of Wales Hospitalを訪問いたしました。今回のmissionは"Slender PCI”です。
朝から症例が山盛りです。もちろん、穿刺から全部やりました。 普通の5Fr PCIはもちろん、4Fr PCI、virtual 2Fr PCIなどなんでもやりました。


こちらの保険制度は、BMSは保険でカバーしてくれるのですが、DESは自費です。US$3,000程度です。bypass後のgraftは閉塞している、RCAの石灰化の長い病変を治療しました。前拡張で2本のバルーンがラプチャーしました。保険しか使えないからということでBMSの38mmと33mmというこちらならではの長さの物を入れるのは、ちょっと申し訳ない気がしました。せめて出来ることは思いっきり高圧をかけることだけでした。

最後の方は、LADのCTOとCXの90%とRCAの99%でした。「bypassの方が安くつくので…どうします?」と確認しました。DES 5本は入るけど良いのか再度確認したのですが、OKだということでしたので、治療開始。
LADのCTOから手をつけようとしたら、「もしも、開かない場合はどうするの?」と聞かれたので、「あきますよ」と答えました。それを聞いて、スタッフが時間を計ったようです。ワイヤーが通るまでに7分もかかったようです。(笑)28mmのDES 2本入れました。CXはDES 1本で終わりました。RCAはLADのGCを反転させて末梢の長い病変に2本入れました。予定通り5本でした。
途中 の2時間ほど休憩をいれて夕方の6時過ぎまでかかりました。
こちらでは、virtual systemやslender PCIという言葉が普通に交わされます。ちょっと嬉しいです。聞けば、齋藤滋先生が、以前こちらでvirtual 2Frで治療したそうです。しかも、CTOを!(^^;)
参りました。私はCTOは5Frでした。まだまだ、修行が足りません。

 先生方との記念写真です。
Yu先生、ありがとうございます!
Wu先生、Yan先生、お世話になりました。
Chan先生、ありがとうございました。
では、ご挨拶をして次の街へ移動です。

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