2011年11月30日水曜日

高血圧治療学術集会〜高血圧治療と薬剤選択のホンネ〜

 「高血圧治療学術集会」が開催されました。
まずは、「高血圧と血管内皮障害」のタイトルで、広島大学の東幸仁先生のご講演です。
東先生の講演は、私はとても好きです。実際に患者様を診ている方のご講演は勉強になります。本日も素晴らしいご講演でした。
そのあとは、パネルディスカッションです。
「高血圧治療と薬剤選択のホンネ」というタイトルです。
岩手県立中央病院・高橋先生、山形県立中央病院の福井先生、クリニックを代表しての、奈須下先生や関先生に壇上に上がってもらっての企画です。
「血圧を十分さげる薬であること」が今回皆様の共通点でありました。
皆様、ありがとうございました。勉強になりました、お疲れ様でした。

2011年11月29日火曜日

手稲PCIカンファレンス

青森から飛行機で45分(実質30分程度)で新千歳空港に到着です。
本日は「手稲PCIカンファレンス」で手稲渓仁会病院の廣上 貢 先生にお仕事をいただきました。ありがとうございます。

小樽の高川先生のご発表です。Slender Clubの北海道の重鎮のお一人の高川先生。素晴らしい発表でした。

お聞きにいらした先生方も熱心です。
良い感じの研究会です。
私は「低侵襲治療の最前線」のテーマでお話をさせて頂きました。
低侵襲の治療は患者のためになる!という、いつものお話です。
廣上先生からは「吉町節&吉町哲学」というご評価をいただきました。嬉しい限りです!
チャンスを作ってくださった廣上先生、スタッフの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございました!

2011年11月28日月曜日

Slenderりんご

いかがでしょう!
友人の奥様の御実家で作成して下さいました!ありがとうございます!

味も最高!=もう食べちゃった!
ごちそうさまでした!

2011年11月26日土曜日

1st callの日

今日は、循環器待機1st callです。
案の定、朝から呼ばれました。他科病棟からの呼び出しです。
青森の朝はこんな天気です。

続いて救命センターからの呼び出しです。
心電図をみて「あららら?」という感じでした。
処置をして入院としました。

また、夕方にも呼ばれました。
外をみるとこんな天気です。
診察すると「あらら?」という感じで、検査と処置後に入院を決めました。
待合室はそんなに混んでいませんでしたが、電話ではまた救急車が入ると言っていた様です。
日当直の先生、お疲れさまです。
私も少し疲れました。

そして、コンピュータでメールをチェックすると....「あららら?」おかしい。。。
メールアカウントがiCloudを抜かして全部消えている!?
niftyやGmailも併用しているのですが、何も無い?
あらあら....困りました。
設定やり直しです。でも、面倒くさいので明日にします。
そんなワケで、数日間はメールが上手く受診できない可能性もあります。お許し下さい。

2011年11月24日木曜日

心血管イベント抑制に対する血圧・脂質管理の重要性


「心血管イベント抑制に対する血圧・脂質管理の重要性」という講演会で講演をさせて頂く事ができました。
開業医の先生や薬剤師の先生に向けて、私の意見をお話しさせて頂きました。
降圧や脂質低下のスタディやエビデンスの紹介と、当科のデータなど含めまして紹介させて頂きました。そして、私の私見としての、最近流行の合剤に関してとジェネリックに関してのお話しもいたしました。

ところで皆様、ジェネリック薬って、皆様ご存じですか?
「仕分け」で「高価な先発品を使う場合は、差額の一部を患者に負担させる」「処方時は先発品と後発品の両方のリストを患者にみせることを義務とする」との検討しているらしいです。
主成分が同じ事が条件で、溶剤などは全く違っても良いんです。
同等性は±20%でいいんです。要するに、効果も20%増しも20%減も同じ薬と言えるんです。
安定性は、6ヶ月条件の悪いところに完全包装でよければ、3年間OKと言っても良いんです。
米国食品医薬品局(FDA)は『承認医薬品と治療同等性評価』(通称「オレンジブック」=ジェネリックのオフィシャル評価)があり、それを見て処方します。厚労省は、それも無いくせにジェネリックを出せと医師に要求するのは間違っていると思います!
「効き目が同じ」の説明はちょと違いますので、皆様注意しましょう!

ACE-Iを勝る効果は一つも無いのに、ACE-Iは咳が出る可能性が5%あるから、ARBを処方するというのは、もっとどうかと思う私です。
失礼ながら血圧を下げることを期待されていない降圧剤・アルドステロンブロッカーは、心臓に良いです。...と言うことは…ARBは、ACRよりも値段が2倍高く(ACE-Iのジェネリックを使用するとそれこそ10倍?!)、心臓を守る薬理作用の一部は無い薬という事です。
これが世間に取り上げられない理由はなぜなんでしょう?解っているけど書けないですね!(笑)

2011年11月22日火曜日

Wonju Christian Hospital訪問

Wonju Christian Hospitalに私・吉町文暢と東海大学の松陰崇先生の2名でお招きいただきました。
今回のmissionは"TRIのCTO"です。
病院廊下には、「今月のBEST スタッフ」が写真入りで表彰されています。これ、いいですね!
うちの病院でもやらないかなぁ....。
さて、症例は結構な難しいヤツばかりでした。

最初からad hocでのCTOでした。
二人でということで、special techniqueの"Wedding Ceremony Technique"を披露しました !
Wonjuの若い先生に、もの凄くうけていました!
過去のfailure症例を通した後の、松陰先生のドヤ顔です!
Lee先生も私も、みんな、嬉しそうです!

私も必殺8-20やwizard 3が頑張ってくれまして、5Fr TRI Slender根性も見せることができました!久しぶりのトルナスにはちょっと手が筋肉痛になっていますが....(^_^;)

我々がガシガシと時間をかけて堀まくっている間にも、もう一つのカテ室で診断カテやopen vesselのPCIがどんどんこなされていきます。コメディカルスタッフが自分の仕事だけではなく、みんな手助けして手技をとにかくスムースに流れるようにと、テキパキと動いています。
手技終了と同時に、カテラボではQCAなどの解析が行われています。素晴らしいです。 スタディの国、韓国ならではです。日本はおもいっきり負けてしまっています。悲しいです。頑張りましょうね!

終了後、スタッフの皆様との記念写真です。
お招き下さった、Yoon先生、Lee先生、スタッフの皆様本当にありがとうございました。
関係者の皆様にも感謝です!

しかし....一番キツイのはevening sessionの乾杯地獄でした!(笑)

さて、韓国のお楽しみの一つは食べ物!
부대찌개(プデチゲ=部隊チゲ)を食べました。
辛いスープのインスタントラーメンをベースに、キムチやハムやソーセージなどが入っています。
お値段も当然お安いですが、これがまた、おいしい!ラーメンの替え玉(というより単にインスタントラーメンの追加!)までして、お腹いっぱい食べてしまいました!
すでに、かなり寒い韓国です。しかし、仕事がうまくいって辛いものを食べたあとは身も心も暖かいです。
さぁ!雪の青森に帰ります!

2011年11月19日土曜日

青森EPAクリニカルセミナー

青森EPAクリニカルセミナーが開催されました。
この会は本年3月に開催予定だったのですが、震災の影響で延期になった企画です。
最初に、小倉記念病院の岩渕成志先生のご講演です。
「心血管eventの抑制に関して」のタイトルでした。

工藤内科クリニックの工藤幹彦先生が座長でした。

臨床に基づいた素晴らしい内容でした。

続いて、岡山大学循環器内科教授の伊藤浩先生のご講演です。「循環器治療戦略におけるEPAの役割」というタイトルでした。
私、青森県立中央病院 吉町が座長をさせて頂きました。

エビデンスや科学的な内容で、聴衆の先生方が「うんうん」と頷きながら聞かれていたのが印象的でした。



懇親会でもEPAコーナーがあって良い感じでした。

マスコットキャラの、モッチー(?)の大きなぬいぐるみがちょっと不気味でしたが、私と工藤先生、町田クリニックの町田光司先生の記念写真を取りました。

スタチンでは成し得ない、次の血管を守るための薬としてのEPAです。期待しております。

遠くご多忙の中青森までいらしてくださった先生方、関係者の皆様、本当に有難うございました!

2011年11月18日金曜日

テレビ診察室・収録

ATV(青森テレビ)の人気番組に「テレビ診察室」があります。
私も「閉塞性動脈硬化症」に関してお話しする機会をいただきまして、本日、その収録が行われました。
アナウンサーの千葉美香さんを前にして、非常に緊張してしまう私です。(^_^;)
千葉さんは、時間チェックしながら、私を上手くリラックスさせるように気を使って、疾患の内容や治療を聞き出します。流石です。
私は、ドキドキです。
どうにか終わってホッとした後の記念撮影です。
普段に無い緊張でした。結構、頑張りました!関係者の皆様方、本当にありがとうございました。

放送は、12月8日、15日の予定です。

実は、直前に非常に厳しい救急患者さまの治療を、心カテ組全員で汗だくでやっておりまして、お約束の時間に全然間に合わなかったのです。治療が一段落ついたので、あわてて術着のまま収録場所の外来に走っていきまして、そこで皆様に「遅れて済みません」と謝りました。皆様、ニッコリ笑って「大丈夫です。ゆっくり仕度して下さい。」とお許し頂きました。我々の科は何より患者の治療優先ではありますが、しかし、ご迷惑をおかけいたしました。本当にすみませんでした。

2011年11月17日木曜日

Aomori CardioRespiratory Kinetics


第一回Aomori CardioRespiratory Kineticsが開催されました。
この会は、呼吸と循環に関する青森の研究会として立ち上げました。
呼吸と循環は切っても切り離せないものです。心不全の原因の一つは呼吸不全で、心不全の治療の一つの方法は呼吸の改善です。情報を共有し、次へのステップになるための手段としての研究会です。
症例報告会より開始。
座長は、当院の三浦大先生。
 あおもり協立病院の熊谷真史先生の発表は急性期のASVです。
 当院からは、りゅーどー先生の慢性期のASVです。
 質問も良い感じで出ておりました。
群馬県立心臓血管センターの安達仁先生に「心不全治療オプションとしてのASV」のタイトルで特別講演をお願い致しました。臨床を見ている先生のご講演は、本当に勉強になります。
私は拙い座長をさせて頂きました。
活発な質問が途絶えませんでしたが、残念ながら時間の都合で終了。
安達先生、僻地青森までお越しいただきまして、本当にありがとうございました。

ASV、なかなか良い機械が出ていています。
急性期も慢性期も、うまく効果的に使用して、心不全の治療に役に立てたいと思っています!

2011年11月16日水曜日

循環器セミナーin青森(病診連携症例検討会)

諸事情により「循環器セミナーin青森」と名前を変えましたが、病診連携症例検討会を開催致しました。
クリニックとの先生との症例検討会、トピックスの提供、情報の共有をメインとした研究会です。
当科よりは、りゅーどー先生による「不安定狭心症の一例と最近のステントについて」 、心臓外科の永谷先生より「胸部大動脈瘤の治療方針」、私・吉町より「慢性完全閉塞に対する治療戦略」ということでお話をさせて頂きました。
 続いて、特別講演です。
岩手医科大学循環器内科分野 教授に御就任されました、森野禎浩先生にいらして頂きました。
「PCI後の2時予防の観点から〜循環器疾患と糖尿病について〜」のタイトルでご講演をいただきました。
全心血管病として考えた時のインターベンションのあり方や生活習慣病をどのようにしてコントロールしていくか、糖尿病の内服治療に関しての具体的な方針などに関してをお話頂きました。
かなり活発な御質問も沢山いただきまして、有意義な会になったと思います。
ご参加いただいた先生方、ありがとうございました。

あとは、みんなで楽しく懇親会です。
いつものお寿司屋さんで、わいわいと日本酒を飲みながら、大笑いのうちにおそい時間となってしまいました。心臓外科の小松先生、永谷先生にも遅い時間までお付き合いいただきました。楽しい時間を過ごさせいて頂きました。ありがとうございました。
森野先生も、青森・盛岡という、隣の駅に住む仲になりました!これからも交流を深めながら、楽しく、しかも有意義にやっていただければ幸いです。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。

Dr.His

今日は、アメリカ帰りのDr.His先生が、EPSをやっていました。
わけあって、モザイクにしています(笑)
さすが、Dr. Hisの名前は伊達じゃァない!
一発でHisを綺麗に出して、厳しいプロトコールでの誘発を行なっていました。素晴らしいです。

いやぁ、電気の世界は難しいですね!
私はある時期に電気からは撤収しているのでよくわかりませんが、最近の電気の世界もめまぐるしく発達しているのではないかと思います。

今日の私は、昨日のインフルエンザ予防接種の影響でだるさが最高潮でした。
午後のインタベの時間にも、若い先生の手技をみて「いいんじゃぁない」とそっけないコメントだけでした。すみませんです。

2011年11月15日火曜日

じぐなし

なにやら始まっています。
そうです。今日はインフルエンザの予防接種です。
病棟で注射をやりあうのです。
 研修医たちはお互いに...!
マスクをしているので表情がわからず、痛いのかどうかわかりません。
阿部先生は、看護師さんにチクッとされていました。
顔はしかめていらっしゃいましたが、実際に痛いのかどうかわかりません。
最後に注射をうけるのは、自称・注射するのは結構得意な人です。
モザイクがあるので、痛がっているのかどうかわかりませんが,きっと、すっきりした顔で予防接種を受けていたと思います。(笑)
この人は、予防接種の後には腕は腫れるし、翌日はくたっとして使いものにならないらしいです。困りました。

ちなみに、「じぐなし」とは、津軽弁で根性なしのことです。「意気地無し」と似ています。(正確には"じ"ではなく、"じ"と"づ"の間の音です。"ぐ"ではなく、"ぎ"で発音する人もいます。)

2011年11月11日金曜日

ポッキーの日の手技

11月11日はポッキーの日です。
売店から沢山買ってきて、皆様に食べて頂きました。
 でも、我々に相応しいのは、こちらのポッキー!
"ポッキー史上最も細い「極細」ポッキー”と、"「ほそ〜い細切り」プリッツ”です。

フレンチサイズは解りませんけれが、こんなに違うんですよ!どうですか?

ちなみに、「味は同じ!」と食べ比べていた先生がおっしゃっていました。まぁ、そりゃぁそうですね。
通りすがりの業者様も、当然の様にポッキーを食べながら歩いています。(もちろん、無理矢理のやらせです)

そう言うわけで、今日は5Fr de Rota 1.5mmでした。細いカテに細いbarで、ポッキーの日に相応しい手技であったと思います。(笑)
bail out strategyでして、routine strategyではありません。2本balloon raputureしたので、やむなくRota 23万回転でした。おかげさまでもの凄く良くstentが拡張されました。良かったです!
終了後に、Rotablatorをみて喜んでいる研修医の皆様です。
Rotaは、そんなに頻回に出るデバイスではないにしろ、必要な時には有効だとも思います。使う事にそれを実感する私達です。

2011年11月10日木曜日

研修医勉強会

朝一番で診断カテをやった後は、今日も新患&再来外来です。
木曜日は「新患係&閉塞性動脈硬化症外来&吉町再来」なのでそこそこに混みます。
急患が入るという知らせに焦りながらも、しかし、手を抜かないようにと頑張りました。

今日は、予定の検査や治療もそこそこに入っていましたし、出張やら他科へのお手伝いやらで人が居ないので、対応が難しくバタバタと大変でした。
しかし、みんなの協力でスムースに治療ができました。よかったよかった!
その後、待機的な治療も行い無事に昼ご飯を3時過ぎに食べる事ができました。病棟に移動し、患者さんへ説明をして、情報診療提供書を作成して、外科の先生と症例の相談をして....あっと言う間に夕方!
メーカーさんとの対応やご相談が待っています。
さて、夜は研修医勉強会です。
研修医の皆様が主催で、各科の医師に講義を依頼します。
私には「胸痛(ACS、肺塞栓症、心不全)」というタイトルで依頼が来ました。
私の最初のスライドは「心不全の症状って、胸痛じゃぁないだろ!」でした。(笑)
病名で考えるのではなく、基本的な病態や何がいつから起きているのかということを考える事が診断や治療につながるという話をさせて頂きました。
ちょっと範囲が広すぎて、1時間では心筋梗塞だけしか話はできなかったのですが、....まぁ、肺塞栓とか心不全は、いつか、またの機会にいたしましょう。
1年目の研修医も、医者になって半年もたつとちょっとは立派になってきます。2年目は、アニキ&おねえさんになってきます。みんな熱心で頑張っています。基本を大切に、しっかり勉強して下さい!応援しています。

2011年11月9日水曜日

楽しい友達 その2

当科のドロップマスターME菅原さんに小包が届きました。
おなじみ、某社のF本さんからです。
品名:JMBダイヤモンド記念品

なんでしょう?
JMBダイヤモンド記念品ですので、すごいモノが入っているのではないかと、期待しながら開封すると...。
えっ?
JMBダイヤモンド記念品はドロップ??

まさか、国民航空が全国ご当地ドロップの製造元?販売元?仕掛け人??
しかし、よりによって、JMBダイヤモンド記念品がドロップでなくても良いのに...。
しかもF本さん、自分のJMBダイヤモンド記念品を、中身がドロップだからって、そのままこちらに送らなくてもいいのに...。

先日、ある先生から、ANAマイレージクラブのダイヤモンド記念品はもの凄く良いモノであると聞きました。羨ましくなりました。国民航空のJMBダイヤモンド記念品との格差は大きいですね!

こんな、不思議なモノを送ってくれる楽しい友達が居るのが私の自慢です!

ドロップマスタは、F本さんに「うわぁっ!」と悲鳴をあげながら喜んでくれる、楽しくも世間がしびれるモノをお礼として送ろうと企てているようです。いつか話題にした、南部の虫形状のお菓子なんでレベルのモノではありません!(あんなモノは序の口のようです。)
楽しみにお待ち下さい!

まぁ、そんなワケで、今日は比較的時間がある一日でした。