2024年9月7日土曜日

循環器学会地方会

循環器学会関東甲信越地方会が開催されました。今回は新潟の猪又先生が大会長です。


 私は会長企画の「無症候性心筋虚血に血行再建は必要か?」というタイトルでのセッションに、阿古先生と共に座長をさせて頂きました。
会場の皆様のご意見もQRコードを使用したアンケートで伺うことができるシステムです。

1例目はLADの1枝病変。15分で手技は終わり再狭窄率は3%以下です。非典型的な症状で心カテしたら見つかった病変です。
やった方が良いとの意見に仁科先生が、やる根拠は全くない意見に重城先生がプレゼンテーションされました。どちらのご意見もなかなかユニークでオモシロイ🤣

2例目は、LADのOMIで心不全を起こし、安定したところで右冠動脈の高度狭窄が見つかった。
1例目よりは積極的PCIに賛成派も多かったのですが、仁科先生と重城先生のプレゼンとディスカッションの後は少しまた会場の皆さまのご意見は変わりました。

私もちょいと意地悪な座長になり、「PCIで合併症起きたらどうするのでしょう?」とか、「そもそも治療しないんだったらCTですら撮る必要無いのでは?」とか聞いてみました。本心ではないのでお許しください。

会場の皆様の最初の投票と、プレゼンテーション&ディスカッション後の投票の変化にこれまた興味深く見させて頂きました。

最後に、「自分だったら...どうされたい?」はそれまで積極的PCI派の先生も保存的派になっている印象でした。不思議だなぁ!

なかなか盛り上がって楽しいセッションでした。

プランされた、猪俣先生、池上先生、保屋野先生、さすがの企画力です‼️

地方会は大盛会でした。
猪又先生はじめスタッフの先生方本当にお疲れさまでした!ご参加された先生方、企業のみなさまもお疲れさまでした!

次回の地方会は、上尾中央病院の緒方先生が大会長です。頑張って下さい!何でもご協力いたしますよ!

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