2017年12月26日火曜日

緊急でもRotablator

PCIが苦手なのは、血栓と石灰化です。緊急カテには前者で悩まされる事が多いのですが、ときに後者で難渋します。
突出している石灰化病変が幾つも並んで、それらに挟まれてワイヤーの操作すら妨げるような場合、いくらバルーンで頑張っても勝ち目が少ない場合があります。しかも、そういう症例は多枝病変で、あっちもこっちも厳しい病変が...。

そんなcaseを夜にみんなで頑張りました!(写真はイメージ画像です)
東海大学は、緊急カテをするアンギオ室と普段の待機症例のアンギオ室が違うので、緊急用のカテ室でRotablaorする場合には、システムを運んできてもらう必要があります。
棗田先生の丁寧なアブレーションと、心電図変化が戻るまで待つ忍耐力で、治療はとても上手く行きました。
年末、私には東海大学での最後のPCI & 緊急カテになると思います。
いろいろRotaはじめ沢山のデバイスを快く担いできてくれたME & Nr.の皆様、有り難うございます!

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