2012年10月13日土曜日

Duke Masters Course in Transradial Intervention


一昨日、2012年のノーベル用の先生が選ばれた話題のDuke大学ですが、10月11日&12日、Duke Masters Course in Transradial Interventionが開催されました。
このコースはbasic courseではなく、Masters courseです。アメリカ中、世界中からTRIのMasterの先生方が集まってレクチャー&ディスカッション、そしてライブデモンストレーションです。
齋藤先生は中国でのミーティングのためにご帰国されたので、我々舛谷、松陰、吉町と3人での参加になりました。



朝のライブはキムニー先生の御手技で5Fr TRIです。松陰先生がコメンテーターをされました。
(写真の一番向かって左側です)



次のライブもキムニー先生の御手技。私もコメンテーターをさせて頂きました。
これも、5Fr TRIです。
(私は一番左!)


レクチャーと小グループに分かれてのディスカッションが続きます。
ランチはビュッフェ形式です。かなり美味しい!


レクチャーが続きます。
出血性合併症の話しと、loopの話が多いです。
夕方まで会場で缶詰です。



嬉しかった事があります。ある有名な先生とお話しました。
「俺は日本人の術者ですごいの知ってるよ!」
「齋藤滋先生?」
「そりゃぁ、有名で知っているけどそういう人じゃぁない」
「え?誰ですか?」
数名名前をだしましたが、日本人の名前は覚えられない忘れちゃったといいます。
「この間、すごいの見たんだよ!カナダのライブで日本から飛ばしてきたヤツ」
「えっ?その術者って、ここにいる舛谷先生だよ」
「えーっ!そうかぁ!アレはすごかったよな!写真撮ろう!」
なんか、感動しました。嬉しかったです!

夜もビュッフェスタイルで食事。
ちょっと、中庭で偉い先生方と記念写真!
夜遅くまで会は続きます。
TRI合宿です!(笑)

翌日朝もライブです。
舛谷先生がコメンテーターをされていました。ものすごく、まっとうな意見で、日本人の誇りです!
アメリカは5Fr TRIが普通の世界?と思われるようなライブでした。


さて、ギリギリまで会場にいて、空港まで移動です。
その前に、ほんのちょっとだけ観光!
自分達へのご褒美です。
Duke大学のチャペル。有名ですよね!
4分間で観光終了。写真とってオシマイです。
でも、とっても満足!
帰途につきました。

アメリカは、良くも悪くも良いものは良いと認める世界なのかも知れません。良いデータであれば何でもOKです。
アメリカでTRIはもの凄く注目されています。患者の苦痛の緩和ではなく、コストでも無く、何より安全性からなのだそうです。TRIは出血性合併症が低く、生命予後もTFIより良いというデータが出てからは当然の様にどんどん増加する一方です。
また、細い方が良いという事は、皆様がわかっているので、5Frガイドに偏見は無いようです。もちろん、まだまだよく解っていないので、limitationはどこ?とか、吸引出来ないでしょ?とか(ちゃんと、末梢保護デバイス使用しながらガイドカテを吸引カテにして吸うんだよって教えてあげました。5Fr de Percuとは言えませんでしたが...)、KBTはどうやるの?とか、…沢山聞いて下さいました。
シースレスのお話しとか、バーチャル何フレンチというお話しとかは当然のように知っています。
みなさま、細いものに興味はおありのようです!
会主催のクロコフ先生に「来年は絶対に君たち"Slim Club"のセッション持ってあげるから」って言われました。Slender Clubだって何度もいっているのに、これってアメリカンジョーク?
とても光栄です!嬉しいです!
でも、その前に我々のデータをちゃんとまとめないといけないなぁと思います。我々の必殺技がアメリカに初め世界中に取られちゃうのは悲しいので。。。

ちょっと長めに病院をあけました。留守番してくれた皆様に感謝です!飛行機乗り換えの時間も20分しかなかったので、おみやげもほとんど買えませんでした。お許しください。

今回も、TRI組の、Slender Club Japanの、そして日本のインタベ組の一人として頑張れたかなぁと思っています。
私は普通の皆様の代表だと思っています。だからこそ、頑張らないとなぁと思います。ちょっとなまったアメリカ英語が聞き取りにくく辛い思いをし、津軽弁まじりの下手な英語で困りながらしゃべります。言いたいことの30%程度しか言えないのが悲しいですけれど、それでも、汗かきながらなんとか闘っています。
病院も地域も学閥も何にも無い世界での闘いは、直接自分の得になるものでは無いのでしょうけれど、我々が正しいと思ってやってきている事を、少しでも世界中に広める事ができれば嬉しい事です。もう少し頑張ります!

さて、日本に帰って1週間ほどは時差ぼけで、ボケボケしている可能性が…普段、あんなに朝弱いのに、朝は早朝から起きて、夜はとっても早めにクタッとなってしまうかもしれません。….それって健康に良い普通の生活でしょうか?

0 件のコメント: