2012年3月11日日曜日

震災から1年


大震災から1年が立ちました。
テレビでは特集が組まれていました。野田総理は、復興、伝承、感謝の心を忘れないと誓っていました。天皇陛下も哀悼の意を述べられておりました。東京電力の社長は原発をおとずれ謝罪会見...でも、被災者には会いませんでした。
青森の街では原発反対の集会が開催されていました。もの凄い人数でした。しかし原発は存続しており、トラブル続きの六カ所・核燃料リサイクルセンターはどうも稼働に向けて動いていくようです。
人間が生きるために必要なもの、経済的に必要なもの、政治的に必要なものは何なのでしょうか?私にはよく解らない事ばかりです。

私にできることは、目の前の患者の命を救って苦痛をとる為の手段を行うくらいです。しかし、時にはあんなに頑張ったのに….かなわない事もあります。自分が小さな存在であることを実感します。
そして、ちょっとだけ医学と医療の進歩に貢献するために、自分たちの治療を見直し、日本中・世界中の仲間たちからの情報をかき集め、そこから新しいモノを生みだそうと日々あがきます。しかし、それを邪魔しようとする人達も沢山います。辛いです。....それでも、少しだけでも、前に進みたいのです。自分たちの正義を信じて頑張ります。

あらためて、亡くなられた方々にお悔やみを申し上げると共に大きな被害にあわれた皆様方には心からのお見舞いを申し上げます。

2 件のコメント:

aki さんのコメント...

先生のような方に診、治療して戴ける方はしあわせです。病を得て”しあわせ”という表現は不適切かも知れませんが。
緊張が解けたときにもほろっと表れる、いいお人柄に拍手です。

PTCA5Fr さんのコメント...

akiさま
とりあえず、目の前の事をコツコツと頑張って行きます。