2010年7月29日木曜日

Hospital Universiti Kebangsaan Malaysia

7月29日は、Hospital Universiti Kebangsaan Malaysiaを訪問いたしました。
ここは、有名な大学病院です。
日本からも大物の先生が沢山いらしている先生です。先週行われたマレーシアライブもここから中継したそうです。スタッフの皆様が「Dr.斎藤先生があっと言う間に終わってあっと帰って行った」と笑っておりました。
さて、今日もCTO三昧です。
朝一番の症例は、えー?これやるの?という症例です。しかも、日本のある偉い先生がこの症例をみて「えー?これやるの?…やってもいいんだけど、時間もかかるし帰りの飛行機の時間に間に合わなくなるからやらない」とパスされた症例と言う事です。
私は出されたものは何でも食べます。
IVUS guideで入り口をみつけて、IVUS guideでfalse trueを拾って…そんな事をました。
結構時間もかかってしまいましたが、無事終了。根性あけしました。日本人が逃げる民族ではないことを見て頂けましたでしょうか?

昼食です。
私たちのために今日は豪華昼食を用意して下さったということです。スタッフの皆様と一緒に会食です。
ジュースはこんな、不思議な色をしています。
出されたものは何でも飲みます。
味は…贅沢は敵です。水分補給をしないと午後に戦えません。
「今日は4件の予定だけど、一人は熱が出たので3件になったよ」と言われてちょっとほっとしました。

午後の症例のミーティング。
午後も、「朝一番の症例よりは簡単だろうけど」と言われて見せられましたが、正直「えー?これやるの?」という症例です。
根性あけです。
こんな所まで長〜いステントを入れます。
もちろん、OSからです。
38mmとか長いステントもあるのでちょっと嬉しいです。
ちょっと時間がかかってしまいました。

最後は起始異常の入口部に近いところのCTOです。
ガイドがはじけ飛んで上手くできません。
5Frはジャドキンスしか無いので難渋。
5Fr ALやILがあればもう少しいけたかもしれません。
仕方がないので6Fr ALに変更。これでも全然だめです、
でも、他にないのでこれで頑張りました。
どうしてもGCがfixしないので、下品な技をやりました。
お恥ずかしいので言えません。いつかご披露します。
どうにかステントをいれて終了いたしました。
良かったです。
Prof Otehやスタッフの皆様方と記念写真です。
皆様、ありがとうございました。

マレーシア武者修行の旅も終了で、帰国です。
病院から真っ直ぐ空港へ移動しました。
真夜中のフライトになります。
こちらの食事はとても美味しいのですけれど、日本のコンビニおにぎりが恋しくてたまらないもの事実です。

多くの勉強をさせていただきました。とくに今回は自分の手技の見直しをすることができました。デバイスの限界や使用方法などあらためて考えるものがありました。日本の、地元青森の治療にも行かせるように頑張ります。
今回の武者修行をコーディネートして下さった多くの皆様、現地の先生方、そして患者様に感謝です!ありがとうございました!
今、とても元気がある国だと思います。皆が明るく楽しくされているのが印象的でした。日本企業も沢山進出してきているマレーシア、また、機会があれば是非訪問したい国です。

おしまい

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