新しいメンバーも5名集まりまして、今日から一緒に頑張って行こうと思います。
皆さま、よろしくお願いいたします!
旧「細いカテはお嫌いですか?」からの発展版。
「new5Frの日々」そして「Slender Interventionの日々」です。
今回は、藤井先生の心臓と悪性腫瘍のお話し、長谷川先生よりは不整脈で見つかった重症冠動脈疾患の症例、大野先生の収縮性心膜炎の症例でした。
いずれの内容でも共通するのは、病名がついて紹介されて、そこだけを診るのではなく、患者様全体をみないとよろしく無いという内容でした。そして、多くの疾患を疑って調べると、表面にでている徴候や症状以上に、深い疾患が潜んでいます。根本的な所をしっかり調べてそこを治療しないと、本当の意味の治療にはなりません。
いつも言う「ゴホンと言えば、○×散」では、ダメなんです。コロナでも、結核でも、肺がんでも、ゴホンと言えば○×散を出すのと同じです。
大野先生は当院での勤務は半年でしたがよく頑張ってくれました!しっかりまとまっている発表でした。まぁ、時間オーバーは残念でしたが...(T_T)
ご参加された皆さま、ありがとうございました!お疲れさまでした!
3月は異動の季節です。当科からも何名か異動します。寂しくなるなぁ。。。
しかし、皆さまの新天地でのご活躍を祈念しております!
さて、会が始まって昨年と変わったのが、ディスカッションがハングルでされていることです。スライドは英語がベースなのでなんとなく解るのですが、話す言葉はデバイスやインターベンション用語で世界共通の単語以外には全く解りません。しかし突然ライブの最中に英語で「日本ではどうなっているの?ヨシマチ」と英語できかれてビックリする場面もありました。私は壇上にいたわけではないのですが、どうにか受け答えはできました。前後解らずに答えるのは厳しい〜!
日本人・SCJメンバーの出番は、私のPCIレクチャー、飛田先生のEVTレクチャー、谷口先生のEVTランチョン、SCJコラボセッションの座長高橋先生、症例発表に唐原先生と加治屋先生、ディスカッサーに宮下先生、姫野先生でした。
私は皆さまが「えっ?」という狙いで、あんなアクセス部位の紹介です。ちゃんと事前にエコーでみて確認してからやろうねというメッセージもつけました。
飛田先生のSlender的なEVTのまとめは、私も韓国の先生方も、みんなが「うんうん」うなずきながら見ていました。非常に良い内容だと思いました。あれを少し広げた感じでSCJ2025でもお願いと思っています。。
谷口先生のランチョンでは、radial EVTがテーマだったのですが、…凄い技をだしていました!私も飛田先生もビックリ技です!さすが、高橋病院…と思ってしまいました。その他の内容もとてもまとまっていて素晴らしかったです!
コラボセッションでは皆さま頑張っていました。高橋先生の名座長はもちろん、唐原先生、加治屋先生、韓国の先生の症例に、宮下先生、姫野先生がガッチリと食らいついて、良い発現をしていました。
大会長でありながら、最後まで我々をもてなしてくださったJin Bae Lee先生はじめ、多くの韓国の先生方の歓迎と友好に感謝です。ありがとうございました。4月にSCJでお会いいたしましょう!
開催された大邱(テグ)の街は韓国第三の都市らしいです。ホテルの近くには沢山の観光客がいらっしゃっていました。
KCJL 2025に参加しております。
ますは、舛谷先生のNSTEMIの症例です。dRAをさくっと穿刺しLADのsubtotalをさっと治療するというスマートは内容でした。
しかし ACSに関しては、様々なディスカッションがある事が解りました。以下、私の私見も入りますが...
・未だにクロピドグレルのローディングをするかどうか?代謝とTmax考えて、何が何でもプラスグレルと思っているのですが...・ERでのヘパリン フルで静注、もしくはハーフで静注? PCIまでの時間にもよりますが...
・術中のACT どのくらいにコントロール? 200程度では不足だと思うのです
・術後のルーチンでのヘパリン持続投与 ...不要と思っていますが?クロピドグレル時代の抗血小板剤が効いていない時間帯があった名残なのではないかと思うのです。
まだまだ、標準化されていないのも事実なのかもしれないです。
スポンサーの関係ないSCJセッションで、このような内容をディスカッションして欲しいですね。
つぎに高橋先生の新しいステント?に関してのお話し。ステントと言ってはいけないのですね、BioAdaptorの驚くべく性能に関してです。すでに、高橋先生の御施設よりケースレポートが出ておりますが、治療より時間が立ってから血管径が大きくなっている様なのです。これはステントという枠が外れてしまうことにおより、血管のストレスがなくなったからではないかと推測されるようです。興味深い内容ですね!
遅い時間までのディスカッション、皆さまお疲れさまでした!ありがとうございました!
もちろん、ライブデモンストレーションがメインの会です。舛谷先生と一緒に拝見していましたが、いろいろ勉強になります。やはりCTOには100Frが必要ですね!(笑)
脳卒中の学会です。ここでも橈骨動脈・遠位橈骨動脈アプローチが始まっています。また専用のシステムも上市されたということでますます注目が集まっています。
ニューロインターベンションの重鎮の中で、私はポツンと循環器側からのコメンテーター。ディスカッションの内容は、TRA/dRAでできることやできない事などはもちろんですが、やはりTRA反対派の意見をどのように考えるか...です。スパズムや橈骨動脈の損傷、「なにかあった時にはどうするんだ」「TFAで自分は不自由していない」とか...過去に我々がTRA vs TFAで不毛な闘いをしてきた内容と同じような内容です。
TRAを推奨する派は、患者の事情でお話しをするし、TFAを推奨する派は自分・術者の都合でお話しをするという図式はどこにいても変わらないようです。
しかし、この業界のトップの先生がTRMを否定派ではないこと、とくに診断は絶対にTRAで良いでしょうという発言、そして、これを推奨して研究している先生に一言もらおうかなぁと、会場の伊藤先生をご指名して発現してもらうなど、良い環境なのではないかと思います。
みなさま、頑張って下さい!TRA派の先生方は良いことをしていると自信を持って欲しです。
ちょいと場違いで生意気なことを発現していえる私をニッコリ笑って上手くたてて下さった坂井先生はじめ、セッションにご参加の先生方、ありがとうございます!
他の分野の学会に出席すると様々なことを学びます。また、ちょいとオモシロイことも考えたので、実現可能かどうかも考えた後に皆さまに御相談いたします!