2019年10月18日金曜日

冠動脈疾患を合併する心房細動患者の抗血栓療法を考える会

「冠動脈疾患を合併する心房細動患者の抗血栓療法を考える会」が、吉祥寺で開催されました。
宮内先生の基調講演のあと、パネルディスカッションでした。私はパネラーとして意見を以下の様に述べさせて頂きました。
『AFIRE試験は素晴らしい!しかし、すべてこれに準じて、決めるというのは30年ぶり?のNew Englandへの掲載ということで舞い上がりすぎだと思います。選択された症例をエントリーした一つのスタディで、一つの大きなカテゴリーの疾患患者の全てを決めるのはいかがなモノでしょう?大きな傾向はわかりますが、全例これに従うというのは難しいと思います。PCI事態のできが一例一例で大きく違うのを我々は実際の症例を治療して知っています。ステントが入ったから予後が一緒ではないのです。また、心房細動も、心房細動が疾患の原因なのか、疾患の結果なのかでも大きく違うはずです。「心房細動は予後が悪い」と簡単にいう先生が多いですが、「予後か悪いような心疾患は心房細動になっている」だけなのかもしれません。心房細動=抗凝固やアブレーションと言うのではなく、まずは基礎疾患を探して治療しないと、当たり前のようにそれは予後は悪くなると思います。抗血小板剤の使用期間は短くなると思いますが、もちろん慎重に!』こんな内容を話しました。

さて、清水寛先生、弘前大学の同級生です!30年ぶりくらいにあえて嬉しい!小平市医師会の副会長でありながら、公立昭和病院にもお手伝いにいっているとのことです。(同級生の田中先生のお手伝い!)
仲間の活躍をみると、私ももっともっと頑張らなければいけないなぁと思う次第です!
宮内先生、田中先生、清水先生、足利先生、市川先生、上田先生、御参加された先生方、お疲れさまでした。関係者の皆様方ありがとうございました!

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