2024年9月14日土曜日

小樽ライブ2024


すでに老舗の地方ライブになりました小樽ライブ=樽生です。シースレス魔神の高川先生率いる小樽市立病院の先生方とスタッフの皆さまが最高のライブを作ってくださいました!

齋藤先生のガチガチの冠動脈のshock waveにはじまり、松隂先生、高橋先生の御手技と続きます。

舛谷先生はLADのCTOをあっという間に通しておりました。CTOそのものの顔痔ワイヤーの通過も凄いのですが、LADの入口部の屈曲を上手くくぐり抜けてのワイヤリングの巧みさと、その後の安定したガイドカテの操作が素晴らしい!一緒に観ていた先生が大絶賛されていました。

私の症例は、LADはOTOで、回旋枝入口部はstentにjailされた90%、右のAV/PDそれぞれ90%、90%という症例です。前日より高川先生とどこをどのように治療をすべきかとディスカッションを繰り返し、最終結論は高川先生に委ねることにしました、主治医の意見が優先させるべきだと思うからです。我々の答えは、右冠動脈でした。冠動脈の性状から、実は自分ではあまりやらないSL4.0反転で開始です。石灰化もありそれなりにキツイ病変でしたが、wolverineを強引に匍匐前進で押し進めることができ、それぞれの枝を拡張しステントいれてPOTでオシマイというシンプルな戦略ができました。みなさま、ありがとうございました。

高川先生の構築した、ZOOMとiPhoneやiPadを駆使したシステムでのライブは素晴らしいクオリティでした。

古川先生が今回のライブ後にご異動されるとのこと。14年間にわたって、高川先生とともに仕事されてきました。長い間お疲れさまでした。ありがとうございました!新天地でも頑張って下さい!

夕方からの札幌は雨で結構寒かったのですが、みんなの気持ちは熱く、懇親会も盛り上がりました!

高川先生、古川先生、斉藤先生、スタッフのみなさま本当にありがとうございました!お疲れさまでした!


2024年9月7日土曜日

循環器学会地方会

循環器学会関東甲信越地方会が開催されました。今回は新潟の猪又先生が大会長です。


 私は会長企画の「無症候性心筋虚血に血行再建は必要か?」というタイトルでのセッションに、阿古先生と共に座長をさせて頂きました。
会場の皆様のご意見もQRコードを使用したアンケートで伺うことができるシステムです。

1例目はLADの1枝病変。15分で手技は終わり再狭窄率は3%以下です。非典型的な症状で心カテしたら見つかった病変です。
やった方が良いとの意見に仁科先生が、やる根拠は全くない意見に重城先生がプレゼンテーションされました。どちらのご意見もなかなかユニークでオモシロイ🤣

2例目は、LADのOMIで心不全を起こし、安定したところで右冠動脈の高度狭窄が見つかった。
1例目よりは積極的PCIに賛成派も多かったのですが、仁科先生と重城先生のプレゼンとディスカッションの後は少しまた会場の皆さまのご意見は変わりました。

私もちょいと意地悪な座長になり、「PCIで合併症起きたらどうするのでしょう?」とか、「そもそも治療しないんだったらCTですら撮る必要無いのでは?」とか聞いてみました。本心ではないのでお許しください。

会場の皆様の最初の投票と、プレゼンテーション&ディスカッション後の投票の変化にこれまた興味深く見させて頂きました。

最後に、「自分だったら...どうされたい?」はそれまで積極的PCI派の先生も保存的派になっている印象でした。不思議だなぁ!

なかなか盛り上がって楽しいセッションでした。

プランされた、猪俣先生、池上先生、保屋野先生、さすがの企画力です‼️

地方会は大盛会でした。
猪又先生はじめスタッフの先生方本当にお疲れさまでした!ご参加された先生方、企業のみなさまもお疲れさまでした!

次回の地方会は、上尾中央病院の緒方先生が大会長です。頑張って下さい!何でもご協力いたしますよ!