2018年7月5日木曜日

デバイスの供給不足

T社の物品供給問題あり、皆さまお困りの事と存じます。
https://r.nikkei.com/article/DGXLASFL05H9S_V00C18A7000000?s=3
もちろん私たちも例外ではありません。シースやガイドなど欠品してきております。
他社に類似品を御願いしても、在庫のあるモノはよいが、他社の問題で製造ラインを変えることは難しいとのこと。

「シースが無ければシースレスでいいじゃぁないか!」これが内藤先生の答えでした。virtual 4Frを使用。reverse wire techniqueで側枝選択。modified jailed balloon techniqueで側枝を守り、長いステント突っ込んでいました。さすがです!若い先生は、一度に2本側枝ワイヤーが入った手技は初めて見たと言ってました。
私は「ハートレールがないならランチャーがあるじゃないか!」でした。久しぶりに使いました。しかし、GCとしての作りの良さにはちょいと驚き!先端チップで解離を作らないようにそーぅとengagementさせた後は、久しぶりに粘るカテーテルを使ったなぁと言う感想です。ハートレールのように大動脈内で思いっきり変形させるカテーテルでは無いのですが、使い方次第ではなかなかのモノです。内径が0.058“と、ちょいと狭いですが、通常使用では全く問題はありません。いつものように硬い病変にはCBでザクザクと割れ目を入れてステントの拡張は最高でした。
この問題が解決するのかどうかは私には解りませんが、しかし長期化する可能性も含めて、医師もディラーもメーカーも対策が必要に思います。

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