2010年10月30日土曜日

第15回IWAKI INTERVENTION NETWORK研究会

第15回IWAKI INTERVENTION NETWORK研究会が開催されました。
会場は満員で補助椅子が出るほどです!
しかも、雰囲気が和気藹々&真剣です。研究会の成功は、実は演者よりも、聴衆にかかっていると思います。すごいなぁ。
 「開業クリニックでのPCIの現状」というタイトルでの高橋玲比古先生の御講演です。
高橋病院の震災前からその後の苦労、そして現在の企業努力まで詳細を勉強させて頂きました。
やはり、素晴らしい病院ですね!
私は「世界のPCIの現状報告」としてお話しをさせて頂きました。武者修行放浪記のダイジェストです。辛い思いをしているのも解って頂ければと思います。

司会および会を主催されております杉先生、山本先生、ありがとうございます。的確で鋭い突っ込みのコメンテーターの羽田先生ありがとうございました。
いわきの熱い研究会、見習わなければいけません!私も頑張ります!
....それにしてもいわきは遠いのですが、いつかは行ってみたいスパリゾートハワイアンズがここにあります!子供の頃からの私の夢です。実現できるまでは頑張ります!

2010年10月28日木曜日

ヘリコプター

轟音とともに遠くに見える点。
解りますか?

きました!ドクターヘリ!


近くまで出迎えてみました。
プロペラが完全に止まるまで、近づいてはいけないのです。金網から中には入れないのです。
 よーし!停止しました。

練習ではありません。
本物の急患です。
この後、救命センターへ移動して、みんなで治療を行いました。
 私自身は、ヘリコプターが大嫌いなので絶対に乗ることはないのですけれど、若い先生で乗りたいと思う方はいらっしゃるようです。また、若い医師を乗せてあげたいと思う指導医師もいらしゃるようです。
H市民病院より発着するこのヘリコプターは、御家族は乗らずに医師1名、看護師1名、研修医1名乗って来ました。
ここで問題点を書くと、大変な騒ぎになりそうなのでやめておきます。でも、気がついた偉い人がいらっしゃればどうにかして下さい。

そんなワケで、今日の午後はPCI3件(1件CTO)と、ヘリコプターと、緊急のカテ1件とありまして、結構ヘビーな一日でした。当院は1カテしかないのでこんな時は本当に辛いのです!
終了かなと思っていると、異物回収の症例が一件追加!

患者様がカテ室にいらっしゃるまでの待ち時間、もらい物のお菓子で空腹を満たす皆様!
ダダ茶豆センベイがおいしかったです!

あっという間に、お菓子は無くなりました。
さぁ!やりますよ!

じつは、私、異物回収などは得意だったりします。
CTで確認できていたので、オリエンテーションがだいたいついていました。
無事に回収できまして良かったです!

もう、夜8時過ぎています。ここから病棟に行きます。まだ、本日診察をしていない入院患者さんがいらっしゃいます。遅い時間にすみませんです。診察、お話し、生活指導...そして、退院サマリーと紹介状の作成をしました。わーこんな時間!
よくある、循環器医師の夜です。

医局に戻り、遅くまで待っていて下さった、各メーカーさんとお話しをします。幾つか大切な用件もありました。待っていて下さった皆様、ありがとうございました。

ここから、今日までの〆切り(印刷に関わるような本当のデッドラインらしいです!)の依頼原稿を仕上げます。偉そうに仕上げますと言っても、書き始めたのは3日前です。...3日ほどあまり寝ていません。でも、どうにか書き上げてメールで送りました。
ああ、もうこんな時間。
blogなど作る時間があれば、さっさと帰ってごはんでも食べましょう!
また明日!

2010年10月26日火曜日

TRIマニュアル

TRIマニュアルが出版されました。
沢山の先生方が執筆されております。私も数章書かせて頂いております。
なかなか良いできの本ではないかと思います。

44ページには、剣山ではなく、buddy needle punctureというテクニック書いております。気になります。
72ページには、”さあ、はじめよう”の章なのに、バルーンクラッシュという高等テクニックが書いてあります。気になります。
91ページには、こんな所まで5Fr de Rota ?!の写真です。気になります。
112ページからの、Slenderってなに?なぜそんなことをするの?には「当然である」と書いてあります。気になります。
126ページの図表は「民間調査機関調べによる」と記載あります。気になります。
なにより、最後の方の、羽田先生、遠山先生、そして齋藤先生の文章は最高です。とくに、齋藤先生の「Slender Clubの発展と将来」には、私たちの必要な事が短い文の中に書かれており、これからの姿勢を問われております。頑張ります。
是非、皆様ご購入されて下さい。

電話交換手

PHSが鳴ります。
最近、病院の電話交換手が変わったのか、「○○病院から電話が入っています。どうぞ。」 と、突然言われます。
普通の電話マナーでは、「吉町先生ですか?」と、私かどうか確かめてから話し始めます。次に「今よろしいですか?」程度は聞きます。田舎のお役所仕事にも程があります。小学校で電話のかけかたって習わなかったかな?と思う程度です。
数分おきに3件続けてこの調子で交換手よりPHSへの取り次ぎをされるとちょっとむかっときます。
しかし、患者さまが困っており、それを見た医師が困って私に電話をしているのです。当然「どうぞ!」と言うのが私の仕事です。
そして、それを外来に電話します。なかなか出ません。イライラします。やっと3回目でつながりました。良かったです。
次に、担当とする医師に電話します。全くつながりません。別な医師に電話します。また、電話に出ません。みんな忙しいのでしょうね。ここまでで、相当なストレスです。
本来の電話交換手も用事を成さない、私が電話交換手の役割をしても電話がつながらない。
組織って嫌ですね。
こんな病院もうやめたいと、くだらない事が重なるとつくづく思います。
さて、そんなこと言ってるうちに患者様が搬送されてきます。しかし、「患者様が来たら電話してね」と言ってるにも関わらず、電話番の私には到着の連絡は入りません。
代わりに「3名も循環器の患者さんが救急にいるので、誰が診るのか部長が指揮して下さい」と訳のわからない電話がはいります。
パタパタ走って、救命センターへ。
3名の循環器の患者様がいるにもかかわらず、救命センターの医師たちは何もやっていません。ちょっと手伝うという概念はなく、談話していることが殆どです。いえ、重要なミーティングなのかもしれません。困っている人を助けるという、医師というよりは人間としての良心に基づいて仕事をした方がかっこいいと思いますが、そんな甘っちょろい事を考えては、公立お役所病院では5時に帰ることができません。

さて、すでに情報を自分で仕入れた当科の医師が数名動いていました。患者様や連れてきて下さったご紹介先のスタッフに迷惑をかけないように素早く動いているところはさすがです。

みんな、分担してそれぞれの患者様を診ます。
スタートすると早いです。

緊急カテです。
ここまでくると、テキパキとみんな動きます。
造影し、戦略を話し合いながら、治療方針に向かって進んでいきます。
カテ終了。
皆様お疲れ様でした。

そうそう!もちろん、私の最後の仕事は、ご紹介して下さった医療機関へ電話です。「ご紹介ありがとうございます。先ほどご紹介頂いた患者様の病状は......。また、何かございましたらご連絡、ご相談下さい。ありがとうございます!」

さて、私は何の仕事をしているのでしょうね?=答え:電話交換手(笑)。

2010年10月24日日曜日

第20回 九州トランスラディアル研究会 大分ライブデモンストレーション

もうすぐ無くなるであろう、国民航空の ジャンボを見つけました。記念写真を撮りました。
あたらしい、羽田空港のラウンジです。
国民航空の新しい素晴らしいラウンジ、新しい素晴らしい施設、....素晴らしいです!
破綻した企業がどうやって、新規の投資ができるのかは解りませんが....。
 さて、1時間ちょっと飛行機に乗って到着したのは大分空港。
11月4日、車椅子マラソン大会があるようです。
 大雨が降り、高速道路も通行止めになっている別府まで来ました。
そうです!今年も、九州トランスラディアル研究会=九トラです!
大分ライブデモンストレーションです。

会場は熱気ムンムン!
朝一番から参加できなかったのが悔やまれます。
 竹谷先生と松陰先生の、とっても正当かつ正道なコメントは素晴らしいです。
そこに何があるかを考え、真っ直ぐな治療戦略を立てていく方針には大賛成です!
ランチョンは、中国泰達国際心血管病院のお話し!
実は、諸事情でプレゼンテーションが無いという事が判明し、会場で私が急遽作成いたしました。お世話になっている皆様に少しでもお役に立てれば....
プレゼンテーターは長島先生です。ちゃんと、「天津に天津甘栗は無い。天津に天津飯は無い」をやって頂きました。(笑)


 IVUSコメンテーターは、本江おねえさんと舛谷アニキです。おそろいのプロテクターで顔を近づけながら読むIVUSは、治療に直結する臨床的で実践的な内容です。
勉強になります。

私は、ガイドワイヤーのお話しをさせて頂きました。その構造やデーターからワイヤーの特性を考えて選択するという内容です。でも、それだけだとちょっと寂しいので、最近の必殺技の話も!ちょっと笑いをとりました!よかった!
大雨の中、帰途につきます。
でも、せっかくなので、大分名物が食べたいです!
ちょっと寄り道!
これ!
「とり天」
唐揚げではないのです。天ぷらです。

こちらの方々には普段の食べ物なのでしょうけれど、我々には珍しく、とても美味しく頂きました。

大分の滞在が7時間程度だったのですが、別府の街の雰囲気はいい感じで、また来たいなぁと思いました。帰りの車の窓より湯けむりをみて、前日入りしたかったなぁとつくづく思いました。機会があれば是非まだ訪問させてください。

今回のコースディレクター立川先生をはじめ九トラの先生方、お疲れ様でした。
ありがとうございました。


2010年10月23日土曜日

第4回 青函ペリフェラル研究会

電車にのって、青函トンネルを越え、やっとつきました函館!(ちなみに、朝5:30から緊急カテをやっておりましたので、トンネル内は殆ど爆睡でした....)

函館駅での青森組の記念写真です。
観光終了!
 さて、第4回青函ペリフェラル研究会が函館で開催されました。今回も、循環器、放射線科、形成外科などの各科の医師と、コメディカルの皆様と交えての開催です。

メディカルセッション座長の齋藤先生と工藤健先生です。
 ディスカッションも活発に行われます。
分野の違う仲間達との話し合いは得るものが多く、参加しない人達が可哀想に思えるくらいです。
みんな、お茶とドーナッツを食べながらではありますが、真剣に勉強しております。
トピックスから、通常の症例、各施設のお話しなど内容は多彩です。
コメディカルセッション、座長の当科の鈴木さん。
落ち着いた態度での仕切り方はさすがです。
リハビリの話題では、私たちは悔しい思いをしてばかりです。うーん、やりたいなぁ、リハビリ!




特別講演です。
座長の安在先生。
お忙しい中、ありがとうございます。
感謝しております。
昨日に引き続いて、土谷総合病院の佐藤先生のお話。
昨日とは違った趣のお話しで、懐の深さには驚くばかりです。
やはり、画像構築を自分でしながらインターベンションを行う姿勢には感服いたします。
お人柄の素晴らしさもにじみ出るレクチャーに、聴衆の我々は感動しておりました。なにより、患者様に対する姿勢が素晴らしい!見習うべき所、勉強させて頂くところが沢山ありすぎて、今回の企画、私にとっては、とっても嬉しい限りでございました。
好評のうちに、あっという間に時間は過ぎ去り、研究会は終了です。

佐藤先生、青森→函館と本当にありがとうございました。無理なお願いでゆっくりすることもできずに申しわけございませんでした。しかし、先生のお話、素晴らしすぎるので、これで終わったとは思わないで下さいね!(笑)また、お願いする事ばかりかとは思いますが宜しくどうぞ。
研究会に携わった多くの先生方、スタッフの皆様、関係者の皆様、本当にありがとうございます。今回の研究会は、開催のハードルが高かったにもかかわらず、無事に充実した内容で終了できたのはとても嬉しいです。
また、来年の企画立てましょう!
皆様、宜しくお願い申し上げます。

2010年10月22日金曜日

青森フットケア研究会

 青森フットケア研究会が開催されました。
100名弱の参加者で会場はあふれかえっておりました。
みんな、関心があるんですね!

 西北病院の竹本先生の御講演。
当院にいらした時よりもずっとパワーアップをしてます。
素晴らしい!
症例も多岐にわたり、皮膚科の域を超えています!

私もまだまだ頑張らねば!と思いました。


特別ゲストとして、広島・あかね会土谷総合病院より佐藤友保先生にいらして頂きました。
素晴らしい講演です!
CLIの基礎から、病態、診断、治療、そしれ佐藤先生の成績などなど...。
初期成績も素晴らしいのですが、なにより慢性期に76%のCLI解除率というのはもの凄いと思います!
石灰化を飛ばしてしまうDSA・CTもやはり素晴らしい!放射線科ならではの、診断と治療を乖離なく行えるのには脱帽です。
勉強になるなぁ!
血管形成術をやるひとで、今回の講演に参加しなかった人は後悔すべきです!

終了後に、魔法の粉「アルト」の話題になりました。鳴海病院の野田先生も絶賛です!
私も何とかして仕入れないといけません。

2010年10月21日木曜日

完全防備

今日も午前は外来です。
多くの患者様を診させて頂きました。
午後、インタベ終了後、病棟にて患者様の御家族とお話しいたしました。
患者様の所に行ったところ「絶対に忘れない先生だ! 」と患者様が笑ってくれました。「私も、忘れない患者様だし、顔も病変も忘れることはないよ!」と笑ってお話しをしました。

夜は当直です。
今日の夕食はこれ!
「和」白みそ味。
面が太く、いい感じになるまでに5分間かかります。その間に、救命センターから電話がないかと、ドキドキです。 (笑)
ちょっとコシのある麺でした。
呼ばれずに、無事に食べ終わりました。良かった、良かった!
「もうすぐ救急車が入ります」とcallあり。
階段を駆け下りて、救命センターへ入ると...皆様完全防備!
救急情報が混乱していたので、とりあえずこんな格好で待機です。
余裕の防備体制
こちらも余裕。

さぁ!患者様が搬送されてきました!
頑張りましょう!

当院救命センターは、重症から軽症の患者様まで全て診させて頂いております。内科系だけではなく、外科系の患者様もずいぶん多く受診されていました。お休みの所のお呼び出しに、快くいらして下さる先生方に、患者様共々とっても感謝しております。ありがとうございます。
まだまだ、当直は続きます。

2010年10月20日水曜日

病診連携勉強会



病診連携勉強会を時々開催しています。
本日も、大きな会ではなく数名の開業医の先生方=私の先輩方と顔を合わせながら、最近の循環器の話題などをお話しさせていただきました。たとえば、これ!いかがでしょうか? 本当に最新の治療ですよ!
こんな私が面白いと思うものを紹介したり、最新のDESの話をしたりという内容でした。TCTなどで仕入れたばかりのお話しもありますので、かなり最先端のトピックスです!!
もちろん、最後には病診連携が大切なので宜しくお願いしますという、内容なのですけれど。
私の先輩方の前でのお話しですので、ちょっと緊張しながらでした。終了後の懇親会では、ぶっちゃけ話などもできて楽しかったです。
また、先輩から色々な提案もありまして、なんとか実現できないかと思う次第です。
少人数での勉強会って良いですね!
また、宜しくお願いいたします。

2010年10月18日月曜日

白エビバーガー

話題の美味しいものがあると聞いて、来ました。

これです!
白エビバーガー!300円!
行列ができていました。
美味しかったです!
TVに取り上げられるだけのことはあります。

いえいえ、ちゃんとお仕事を市に来たのですよ!
上野先生のご招待で、射水市民病院に乱入いたしました。
最近フィリップスのCTをバンバン使用して、バンバン治療をしているということです。
画像も凄いし、スピードも凄い!冠動脈CT含めて午前中だけで30件の検査をこなしておりました。
欲しいなぁ、欲しいなぁ!(笑)
治療も2件ほどやらせて頂きました。
CTOです。
5Fr radialで、オランダの人の技を使いながら治療をいたしました。さすがに、皆様より爆笑?がでました。
もちろん、綺麗に仕上がりました。
よかった、よかった!
スタッフの皆様との記念写真です。
楽しい、素晴らしいチームです。
カテ室の中も無駄が少なく、すっきりしておりまして、フィリップスの最新鋭の機種が入っており、しかもチューニングも素晴らしく、とても治療しやすかったです。
みなさま、ありがとうございました。
夕方は講演会です。
Slender PCIのお話しを少しさせて頂きました。
熱心な看護師さんが終わってから、細いカテの実際の効果などをご質問に来られました。
とても嬉しかったです!
こちらでも、新しい看護研究が生まれそうです。どんどん、このような波が広がるといいなぁ〜!

上野先生はじめ、射水市民病院の先生方、スタッフの皆様方、関係者の皆様方、本当にありがとうございました。
富山は初めてだったのですが、とても良い思い出ができました。さぁ、お土産買って帰りましょう!

2010年10月16日土曜日

また、5時間...

昨日の悪天候が嘘のように、今日の仙台は秋晴れです。
暑い程の日差しです。

今日は、看護師向けの講演会の為に仙台にいます。
また、延々と5時間のレクチャーです。
みなさま、無茶苦茶熱心かつマジメで困ってしまうほどです。細かくメモを取っている方もいらっしゃるし、テキスト(と言っても、私のプレゼンのコピーなのです)にラインマーカーで線を引っ張りまくっている方もいらっしゃいますし....。中には知っている人もいて、ちょっとやりにくかったのですが、それでも頑張りました。私なりにあちこちのカテ室に乱入し、あちこちの病院・病棟をみて、考えたこと、感じたことを含めてお話しをさせて頂きました。
私の話が全てではありません。レクチャーの内容通りに私の施設で実際に全て実践できているわけではありません。その辺をご理解して下さった上で、講義が皆様の考えるヒントになってくだされば嬉しいです。
コメディカルは、もう受け身では行けない時代になってしまいました。チームとしてみんなで動くためには、自分たちの意志で動き、自分たちの権利を主張し、自分たちの義務と責任を負う事が必要です。
今は人材不足といわれて、失礼ながらお仕事をしないスタッフも・言われたことしかやらないスタッフも平気で給料をもらっています。もう10年もたたないうちに、いくら田舎の公立病院でもそういうふうにはいかない時代が来るのでしょうね。頑張って下さい!
我々の中で最近はやっている言葉があります。ある有名病院の院長先生の格言です。
「きみ、明日から厨房で働いてくれんか?!」実際にあった話です。恐いですねー!このように言われないよう、頑張りましょう!
もちろん、私も皆様に見捨てられないように、厨房係やお掃除係に回されないように頑張りたいと思います。

2010年10月15日金曜日

Cypher Work Shop in AOMORI:カテ室ライブ

今日は朝からカテ室mini LIVEです。
朝早くから、みなさまお疲れ様です!

まずは、当院の坂本王子先生の細いカテの診断カテから。

 私と松陰先生が交代でインターベンションの術者をいたしました。勉強をしに来て下さった先生方が、くじ引き順で助手に入って頂きました。
症例は私のCTOからです。もちろんradial 5Frです。
まぁ、通って良かったです。
私はその後、"5Fr de Percu"や”ばーさん”などのデモンストレーションをいたしました。

 皆様、とっても熱心に見学・ディスカッションをされていました。若い先生とは言え、すでに十分な経験がある先生方です。ちょっとお話しをすると、Slenderな世界をよーくご理解下さいましたのは、嬉しいです。
また、私たちにも沢山のことを教えて下さいました。やはり他との交流はいいですね!
 とっても細かいところまでご質問いただいて、私たちもタジタジです。
人に伝えることの難しさと、人に伝えることの楽しさを同時に経験させて頂きました。
わざわざ勉強にいらして下さった皆様の熱い視線は、当院の若い先生方にも伝わったでしょうか?ワイヤーの曲げ方、カテの動かし方とポジション、ワイヤーの操作方法などなど、多くの事をご質問頂いたときに、また、一生懸命メモ書きをしたり図を書いたりしていた先生を見た時に、当科の若い先生方はまだまだ手技の見方や熱心さに対して未熟であるように思われ、そこが、私自身の教育としての反省点となりました。
「見よう見まね」という言葉があります。見ただけでは手技はできませんが、見ていない事はできないし、まねもできません。ただ、何となく眺めている時間を過ごしても、具体的に何をしているかを見ていないと、次のステップには進めません。頑張って欲しいものです。


昼食前に集合写真です。
外来から抜けられなくて集合できなかった會田先生が不在なのは少々寂しいですが、みんなにその旨をお伝えして、縁の下の力持ちが頑張ってくれている事も解って頂きました。
ランチョンは、坂本先生の「ミニレクチャー」ならぬ、「みぎレクチャー」です。
RCAに絞って、解剖学的な観点からガイドカテの選択やかけかたを説明しておりました。
三浦先生や丹野部長はその隙に診断カテをポンポンとこなしておりました。
松陰先生の御手技です。
あんな腕頭の屈曲もこんなCTOも全くもろともせずに、繊細で丁寧にかつサクサクとこなされて、お見事でございました。
ありがとうございます。

結局、診断カテ3件、PCI5件と午後4時前にはすべて終了いたしました。
終了後の三浦先生の挨拶です。
自分が勉強になったという言葉に私は嬉しくなりました。
やはり、自分たちから情報を発信するということは、自分たちの情報を整理して客観的に見直すよい機会だと思うのです。
そこを解ってくれている仲間に感謝です。
坂本先生の挨拶です。
三浦先生と同様の意見と、無事に終わったことへの安堵を話していました。

他の先生は、病棟や外来でこの場でご挨拶できなかったことをお許し下さい。
 松陰先生のご挨拶です。
いつものように非常に謙虚に、しかし、ちょっとだけSlenderに皆様興味を持って欲しいと言うメッセージでした。
 私も最後にご挨拶。
ただただ、いらして下さった先生方、支えて下さった医師・コメディカルのスタッフ、関係者の皆様に大感謝です。
そして、ご協力頂いた患者様に対しても、治療が最高の出来で終わった事を嬉しく思いました。
私自身もずいぶん多くの事を勉強させて頂きました。本当にありがとうございました。

青森も涼しくなりました。お気をつけてお帰り下さい!
また、あちこちの学会やライブなどでお会いできることを楽しみにしております!