2010年9月29日水曜日

強風注意

今日は外勤の日です。

駅から見た写真です。
中央右側 の茶色い建物が「ねぶた記念館」です。
まだまだ完成ではありませんが、巨額の税金が投資されます。きっと素晴らしいモノができるでしょう。


高校生にまみれながら田舎で移動です。





エコーやってホルター解析して、精密検査を勧めて、病気の説明をして...あっという間に終了です。

駅に移動したところ
あれ?

 運休?
大湊線は強風のために時々運休するのですが、まさかこんなに天気が良い日に...さすがに特急券は不要になるようです。
40分ほどあいたのでちょっと散歩してみました

いい天気です。

100円ジュースも沢山あります。
こんな風景です。
 野辺地病院の全景。








ゆっくり歩いてから駅に帰ってきて待合室にて缶コーヒーを飲みました。
のどかでいい雰囲気です。
さぁ!特急がきましたよ!
戻っていつもの業務が待っています!







夜は病診連携会です。
特別講演は會田先生のSASのお話です。








熱心に聞いている若い先生とスタッフ









今日も一日がおわりました。
皆様、お疲れ様でした。
私も少々疲れました。

2010年9月28日火曜日

帰ってきた日

青森に到着したのは午後8時過ぎでした。
ちょっと休憩したのですが...「緊急カテです」の呼び出しに午前0時30分にはカテ室にいました。
坂本、りゅーどーコンビが頑張っております。
良い判断で終了です。
お疲れ様でした。






朝になりました。
普通に検査が始まります。

お土産を持って行きました。
キャラメルマスターの名にふさわしいように、いかにも「アメリカのキャラメル」という感じの毒々しい色がついたお菓子です。
空港で普通に売っていましたが、日本人が食べたいと感じるような色合いではないのは間違えありません。
でも、一応喜んで頂いたように思います。
 會田先生のインタベです。
 坂本先生のインタベです。
インタベをした場所以外の狭窄の 判断に、FFRを使用しておりました。







あっ!こ、これは?
密かに購入していたようです。
私が不在の1週間の間に...
やはり、ドロップマスターなのですね!
キャラメルよりも、ドロップがいいのですね!
とくに、右の様なドロップが...。
ああ。



カテが終了後に研修医先生方のプレゼンによる症例検討会です。
やはり、まだまだ勉強して頂かなければいけません。
もう少し、疾患の本質を理解して下さい。
「心不全だから利尿剤」ではダメなのです。
頑張って下さい。
応援しております。




書類の作成と整理、御訪問への対応、プレゼン作成などなどですっかり遅くなります。
こうして、青森の夜は更けていくのです。
いつの間にか秋になってしまった青森です。
秋の夜長...ですが、今日はもう眠くて辛いです。
おやすみなさい。


2010年9月27日月曜日

TCT 2010 その三

今日は最終日。

歩行者も少ないです。
天気は最高!
また、日中は暑くなりそうです。

 ホテルから会場までの道のりも、米国の休日の朝という風景が見られます。






ファカルティラウンジです。コーヒーを飲みました。


メインホールです。
やはり参加者が少ないです。
ちょっと寂しいです。












challenging case theaterです。
 access site complicationのお話しをされていました。
”世界の合併症大集合!”です!
閉塞なんて当たり前!(笑えない?)

radialの解離から動脈瘤〜閉塞となり3日目にアンプテーション、5日目にsepsisで残念な事になんて、すごいものも!
じつは…日本の先生のご発表でした。
radial perforationにカバードステント入れたりしているものなんかも見る事ができました。

コメンテーターが、いい話にはずいぶんコメントが長く、ひどいヤツには「おつかれさん」程度のコメントなのが印象的です。 合併症の中にちょっとしたヒントをいただきました!
ニヤリ ( ̄▽ ̄) 何かは秘密!

coronary theaterでライブを見ました。
中国からの中継です。

ナショナリズムの強い私は、平気でネットに「対日勝利」と書くような国は嫌いです。
右がCTOでLMTが1,0,1の症例。「右はもうあけちゃったよー」と、笑い、「今日はLMTです」と。CXにワイヤーが入ら無くってちょっと難渋して、IABPを先にいれて、IVUS引いて…これ、実はライブではなく放映前にやってしまっています。このサマリーに延々と時間を費やします。

Eagle Eye Platinumを使っています。
私も早く使いたいです。マーカーつきです。
こんなの、私は大好きです。
日本より先に中国で使用されると、なんだか悔しいです。
 シンガポールで私のIVUSをよんでくれなかった気むずかしいオジサンがあつく語ります。
ちなみに、日本では人に指をさしてお話しするのは、たとえカメラで目線であっても礼儀正しい大人がすることではありません。





Crushする瞬間だけがライブ。あとは、事前に終わった事だけをずーぅとしゃべり続けます。ビデオライブじゃぁないんだから…と、思うのは私だけでしょうか?
つぎはCXにワイヤーが入らない。難渋します。
そうしたら、透視画面は出さずに、別な画面をだしてごまかしております。
さすがです!
結局、CXワイヤーが入らないままにLAD側のIVUSをひこうとしたところで時間切れ。
中国らしいライブ?でした。



つぎはベルギーANTERPENからのライブ。
グルグル回しながらのangiographyに、こちらの目が回ります。
こちらもLMTです。0,1,1です。やはり8Fr入っています。
虚血の証明に、ディスカッションが盛り上がります。手技よりもまずはしつこくこの辺を徹底しているところは流石です。

AXXESSステントって知ってますか?分岐部用でBiolimus A9が縫ってます。4.8Frデリバリーシステムだそうです。裸の王様専用です。(嘘です)
マーカーがついているテーパリングステントです。
手技を進行することなくディスカッションが長くつづきます。



残念な画ながら、私の方が時間切れ!
ライブを最後まで見る事ができずに、自分の出番に備えて会場を移動しました。

そうそう、今年のランチレポートです。
こんなふうに積まれているんです。
中身が見えないのが、また恐怖感をあおります。
 中身はこんな感じです。
これに、ポテトチップスがつきます。
コークかダイエットコークも飲めます。
お味は....えー、数年前よりは良いですよ!
だって、飲み込める程度ですから(笑)





私の出番は、Retrograde approach sessionです。
(困ったなぁ。症例が無くって困りました。)
さぁ、開始です。

司会は、昨日表彰された日本の誇りの鈴木先生と、日野原先生。
順番や段取りなど、全く解らないままに開始です。
発表者は上田先生、中村正人先生、中村茂先生、私・吉町です。
TCTからは、「余計なモノはいらない。3〜5症例のDICOM CDだけを持ってこい」わざわざ直前にメールが届いたのですが、上田先生も正人先生も茂先生も、みんなちゃんと症例の説明や解説、結語など作っているプレゼンテーションです。正直にmovieばかりを貼り付けたのは私だけ!
まぁ、今さらどうにもならないので、そのまま発表です。
 口頭で症例説明とか、細かいところを話しました。
radial 5Fr & brachial virtual 5.5Fr = 7.5fr sheathlessという症例です。
日野原先生から「いつもradial 6FrでCTOをあけるのですか?」と聞かれたので「いえ、いつもradial 5Frです」と答えました。ちょっとびっくりされておりました。



終わった後の集合写真です。
最終日までいらした多くの日本人の先生方もご一緒です。嬉しいです。













こうして、TCT 2010は終了しました。プログラム全部終わりです。

TCTという大舞台でお仕事を頂けたことに、チャンスを下さった先生方や関係者の皆様に感謝をいたします。
本当にありがとうございます。
また、行動を共にして下さっている私の仲間たちにはどのように気持ちを表して良いかわからないほど感謝しております。いつも、いつもありがとうございます。皆様がいて下さるから、今日の私がここで発表できました。一人では何ともならない小さな力しかない私ですが、みんなの代表としてこんな機会を頂きました。次につなげられるように、つながるように、日々頑張りたいと思っております。宜しくお願いいたします。

さぁ!来年のTCTは、サンフランシスコです!みんなで集合したいですね!仲間達大勢で、美味しいカリフォルニアワインを飲みましょうね!
宜しくお願いいたします!

【おしまい!】

2010年9月26日日曜日

TCT 2010 その二

朝からTAVIの連発です。やはり主流になりつつある手技なのでしょう。
日本の若い先生方、是非修得していって下さい!
いくつかコツがありそうですが、きっとできない手技ではないように思います。 マーチンレオン先生は24Frから22FrになったとSlender化を説いておりました。

冠動脈はOCTをIVUSと同容に使用したりしていました。
まぁ、lumenのみを見るという事であれば、お手軽にできさえすればOCTでも用事が足りるということでしょうか。
止血も大切です。こちらのお肉が多い方への止血は本当にシリアスな問題なのです。

心臓をなおすとEDも治る?そんな発表もありました。最後の動画スライドは、インターベンションの効果をしめすモノでありましたが、…あまりにすごくて会場から笑いが出るほどでした。ちょっと下品なので、ここには写真もコメントも書けませんが…。

近未来のインターベンションも見ることが出来ました。高血圧のインターベンションです。
頸動脈に電圧をかけたり、腎動脈を除神経したりするのです。
結構な効果があるようです。
これが主流になるかどうかは解りません。しかし、非常に興味がある内容です。....実は、かなりひかれております、これ!
詳しく知っているメーカーさんなどございましたら是非、教えて下さいね!


企業ブースにも行ってみました。
楽しいオモチャが沢山あります。
「あー、これもう商品化されているの?!くそーっ!」というのもあり、悩んだりもします。
最先端のテクノロジーを見る事と、楽しいアイディア商品を見る事が一緒にできるこの空間です。


 昨日、レポートしたバルーンへのワイヤー通し器も現物がありました。
実際にやってみました。
こりゃ凄いよ!絶対に欲しいなぁ!
バカにしている人もいるかもしれませんが、一度触ったら絶対に欲しい欲しいとなること間違え無しです!





そうそう、伊苅先生のレクチャーもありました。
沢山の外人さんが熱心に聞いていました。
Ikariカテ、恐るべし!世界征服計画を着々と進めていますね!(笑)






Geoffry O.Hartzler Master Clinical Operator Awardとして、鈴木先生、加藤先生、玉井先生(の奥様とお嬢様)の表彰式がメインアリーナでありました。


おめでとうございます!
同じ日本人として、とても名誉なことで、感動いたしました。嬉しいです。




先生方の御手技の写真、楽しんでいる写真なども大写しで公開されました。
古い写真も沢山あり、楽しく見させて頂きました。



あれ?この奥の真ん中で覗いているひとって、私たちのよく知っているTRIの親分?
絶対にそうだよね!






TRIセッション&ライブもありました。
私たちが10年間かけてやってきたことを米国が駆け足で昇ってくるのが解りました。しかし、日本人が開拓してきたなんてことはひと言もなく、以下にも米国オリジナルであるがごとくモノを進めていくところは頭に来ます。うかうかしては居られません。我々も頑張らなくては!



午後からは、ライブコメンテーターとしてのお仕事を頂きました。
落合先生の御手技と、モーゼス先生の御手技でした。
いずれも、さくっと終わりましてきれいにステントが入っておりました。




CTOはまだまだ皆様の手技や戦略がいろいろありすぎてディスカッションも多い分野ですね。
世界標準ができるのかどうか?
今後が楽しみです。






あぁ、今日も沢山の勉強をしました。
英語漬けです。疲れます。
時差ぼけは相変わらずです。
そろそろ、日本食が恋しくなってきます。

【つづく】

2010年9月25日土曜日

TCT 2010 その一

時差ぼけの日本人の朝は早いです。
ワシントンは日の出が時間としては遅いので、みな暗い内から行動が始まります。


 朝日を浴びる会場のコンベンションセンターです。
ところでネームカードですが....




所属が書いていないんです。







iPhone用のTCT2010のプログラムアプリケーションがあります。無料でダウンローでできます。(重いパンフレットを持たずにTCTへ参加可能です!)
それには....
なんと!「東海大学」になっている!
光栄ですが、でも、違います!(笑)
プログラムには....
 あーよかった。
ちゃんと青森県立中央病院になっています。
まぁ、小さな事はよいのですけど。

ここがメインアリーナです。
















朝早くから世界中のcardiologistが集合です。ライブ、大きなスタディの発表、最新の話題、突拍子もないデバイス、数々の表彰式....などなど。見ているだけで、今後のこの業界の動き、何を目指しているのか、我々がすべきことは何か....などなど解ります。


世界中のおもしろデバイスも盛りだくさんです!たとえば、これです!



詳しくはhttp://www.youtube.com/watch?v=21xNwvOEIFUをご参照下さい!
また、「オモチャ大好きなんだからぁ」と言われそうですが...。
その他にもOS stentingをするデバイスとか、ちょっと工夫するだけでいいかもしれないものがチラチラでておりました。

ランチだけは、ちょっと贅沢をしてスタバでコーヒーとちょっとしたモノを買って食べました。申し訳ないのですが、TCT支給のランチボックスの味は結構凄いモノがありまして....。ちょっと自分の贅沢をしてしまいました。
しかし、りゅーどー先生は3日間連続でTCTのランチを食べていました。若いって素晴らしいです。

午後のセッションも会場で勉強です。午後の2時くらいが一番睡魔が襲う時間帯です。コーヒーを飲みに出たり、メインアリーナからコロナリーシアターに移動したりして、眠気をごまかします。
隣で見ているT大学のM先生が、ライブに対して辛口コメントやジョークをつぶやきます。それはそれで楽しいライブ研修です。
CTOは殆どありません。び漫性、石灰化、分岐部などちょっと複雑な病変に対してのインターベンションが多かったです。TCTの関心はそちらに動いているように思います。言い方をかえると、まだまだ現時点では、普通の複雑病変にも問題点は多く残っていて、それを確実に治療する方法をしっかり作る事が大切なように思います。
その他冠動脈モノとしては、エバロリムス・ステントの2年後の結果や(個人的には、比較対象に問題があるとは思うのですが....)、EPCキャプチャー&内皮抑制薬剤とかの結果が出されていました。
勉強なるなぁ!
あとは、TAVIが大流行!PARTNER試験など結果発表されていました。ライブも多く見かけました。インターベンションでのM弁置換デバイスも紹介されていました。なんか凄いです。時代は、冠動脈だけではダメで、structual interventionになっていくんですね!若い先生に是非頑張って頂きたい分野です。

こうして、ワシントンの一日は過ぎました。














メーカーさんがアテンドをしている私立の先生方は、ここからメーカーさん主催のセッションの見学が始まります。大変そうです。
我々公務員組と自由行動組は、それぞれで夕食会です。気楽で楽しくてその方が良いです!(笑)
しかし、時差ぼけのために楽しい時間は短く、睡魔に飲み込まれる自分はタクシーの中で完全に落ちてしまいまして、T病院・院長先生に「つきましたよー」と起こしていただいてから、よろよろとホテルの部屋に移動して、ベッドの上で意識消失しておりました。
また、数時間の睡眠で目が覚めますが...
【つづく】