2019年6月22日土曜日

可児ライブ

 初夏の恒例、第8回可児ライブが6月21日、22日と開催されました。
21日はEVTライブ。土井尻先生、松井先生の若手のホープの御手技は見事でした!
山本先生もベテランとして味のある良い治療でした。
お疲れさまでした。
 22日はPCIライブ。
齋藤先生、私・吉町、舛谷先生、松隂先生、唐原先生と治療をいたしました。
齋藤先生の見事が御手技に加え、ここでも土井尻先生のEVT知識のご意見が活かされ、治療が良い感じで進みました。
 私は、「触れが悪いよ」とだけの情報であった橈骨動脈のエコーを皆様に見て頂くところから始まりました。
橈骨動脈は高位で分岐しており、遠位は1mm程度しかありません。中枢側の分岐より末梢の片方は過去の手技で閉塞しているようです。エコーを見ずに適当にやるとカテーテルが入らないか、手技はv2なので入るのですがとても痛がるか、そして慢性期の閉塞は必発だと思われます。なんとなくやって、「あら?つまっている。でも症状がないから良いか」を避けるためにはやはりエコーなどの情報は必要だと思います。
さて、V2での治療です。カテーテルの挿入は高川先生の技「高川ローリングサンダースペシャル」でスムースに入っていきます。次はマルパ様になったフニャフニャのGCを最初からεでengagementさせて、ワイヤリング、deep engagement、ballooning、IVUS、そしてstentingと順調に治療が進みました。患者さまにも喜んで頂けました。
ランチョンの岸先生の御講演はとても楽しく、また役に立つ内用でした。

午後からの手技もそれぞれの術者の持ち味あふれた内用でした。
ライブは時間の延長なしで終わりました。
お近くの大きなライブと日程がかぶってしまい、片道2時間程の行程を往復する先生や、残念ながらこちらにいらっしゃる事ができない先生も....。

ディレクターの進先生、東可児病院のコメディカルの皆様、ご参加された皆様、関係者の皆様、ありがとうございました!

2019年6月18日火曜日

ICIC-A

 東海大学医学部(伊勢原)にて、ICIC-Aに参加いたしました。
外国からの先生方が沢山いらっしゃる会合です。今回も、アジア、オーストラリア、インドからと多彩な顔ぶれでした。
私は 石灰化の強い99%病変に対して、Virtual 3Fr systemでDiamondBackというご指定の治療をいたしました。
 Diamond Backはまだまだ国内だけではなく海外でもあまり使用されていないようで、ゲストの先生方はとても興味があったようです。それだけはなく、高圧をガンガンかけて割っていく私のやり方には多くのご質問を頂きました。ありがとうございました.
ランチョンでも、Slender PCIの一部をご紹介いたしまして、喜んで頂けたのではないかと思います。あの技とかこの技とか、私のプレゼンを写真撮っていました!ビギナーの先生も超シニアの先生もいらっしゃいましたが、皆様、喜んで頂けましたでしょうか?
伊勢原の若い先生方との交流も楽しいです。サポートもありがとうございます。
ご参加された先生方、伊苅先生、東海大学の仲間たち、関係者の皆様、本当にありがとうございました。

2019年6月14日金曜日

抗凝固の研究会

八王子で凝固療法の研究会が開催されました。
私はIntroductionとしてレクチャーです。時代は変わります。エビデンスと称された、病名に対して何となく薬を処方して一定のoutcomeが得られる...と勘違いしていた時代がそろそろオシマイ。脂質も、糖尿病も、PCIも...それぞれ一人一人をしっかりと分けて考え、この患者に何をすれば最高に効果的な治療か、何をすればデメリットが大きいのでやらない方がよいぼか...把握しながら治療を施して当たり前という時代になりました。そんなレクチャーの導入をさせて頂きました。
名古屋ハートセンターの鈴木先生、武蔵野日赤の足利先生とマニアックな講演が続きます。私にとっても、なかなか楽しい研究会でした。
司会をして頂いた南多摩病院の中嶋先生、同じく司会の東京医大八王子の田中先生、ご参加された先生方、関係者の皆様、ありがとうございました!

2019年6月13日木曜日

青森高校 ドリーム講座

青森高校 ドリーム講座で講演する機会を頂きました。これは日本中の大学の先生を青森高校に招聘して、大学での講義を学生たちに体験してもらうという企画です。名誉な事でとても嬉しいです!
私も学生むけのお話しとチョイとだけ実習、そして、「考えて欲しい」ということで医療経済や倫理観や価値観をグループでディスカッションしてもらいました。
レクチャーではとっておきのCGで解説してみました。いかがだったでしょうか?実習では、他の人の言葉とか、なんとなく付いている病名で治療をするのではなく、実際に何がおきているのか自分で確かめて、診断や治療をするのだと伝えました。
「考えて欲しい」での高校生の意見はなかなかクールで、暑苦しい世代のおじさんとのジェネレーションギャップを感じてしまいました。(T_T)
最後にメッセージとしては、「新しい世代には新しい倫理観や価値観があるはずなので、それらを大切にする医者になって下さい」と伝えました。
質問も沢山頂きました。授業が終わって解散になってからも個人的に質問してくる方もいらっしゃいました。高校生も自分たちの中でいろいろ考え悩み頑張っているのだなぁと思った次第です。
後輩達、頑張ってください!我々の仲間になってくれるのを待っています!
みなさま、お疲れさまでした!お声をかけてくださった高校の先生方、御協力頂いた皆様、本当にありがとうございました!

2019年6月12日水曜日

アニキからの「なかよし」

私の師匠、通称「アニキ〜!」に"Slender Pacing Device Project"の本を送りました。私が編著の本なのでアニキにも御覧になって頂きたく一冊購入して献本した次第です。
お礼?メッセージ?として、アニキから「なかよし」が送られてきました。これは、青森県南部・八戸市の特産品です。チーズをイカで挟んでいる一口サイズのおつまみです。地元では有名です。食べ始めると止まらないという怖い食べ物です。塩分も高く、カロリーも高く、喉も潤したくなり...危険かもしれません。ありがとうございます!美味しく頂きます!
私を"心カテ・サイボーグ"に改造したのはアニキですし、"学会マシーン"と呼ばれるようにしたのもアニキです。また、費用をかけない学会・研究会運営、妙な治療の道具開発や、みんなが「うわっ!」と言う秘技...そんな私の日々の糧の基本も全部アニキから教えてもらった事の応用です。お陰様で平穏な日々を過ごせずに、この歳になっても色々、ウロウロ、あくせくと仕事をしております。(笑)これからもご指導のほど宜しくお願いいたします。「なかよし」でお願いします!

2019年6月7日金曜日

ADATARA LIVE DEMONSTRATION 2019

 ADATARA LIVE DEMONSTRATIONは東北の老舗のライブです。
DCAやCTOがたくさんみれます。勉強になります。
また、病変の考え方やCTの読み方、ワイヤーの考え方使い方なども、たくさん勉強させて頂きました。ありがとうございました!
 私も座長やプレゼンテーションの審査員、そしてdRAセッションのコメンテーターと仕事をさせて頂きました。
発表者の先生がプレゼンテーション時間になっても現れないのです。タイトルに「slender」と入っているモノは私が責任を取らなければいけないかと思い、準備も何も無かったのですが私がやらせて頂きました。突然のピンチヒッターでしたが、何とか内用は伝えられたと思います。
しかし残念ながらAWARDは取れませんでした。(笑)
dRAセッションもなかなか盛り上がっていい感じです。若い先生方のプレゼンはとてもよかったです!
まだまだ分からない事ばかりなのですが、しかし少しずつ進歩しています。みんなでしっかりやっていきましょう!


2019年6月4日火曜日

Heart Net

Heart Netは当院・東海大学医学部付属八王子病院の循環器科・心臓外科とクリニックの先生方との病診連携の会です。
今回の講演は、当科の濱先生と牛島先生が心臓リハビリテーションに関してのプレゼンテーションをいたしました。
当院でやるリハビリも大切ですが、心臓リハビリテーションの病診連携をもう少し上手く発展させられたら、もっとリハビリとして良い効果がでると感じました。八王子近辺で循環器科でご開業されている先生方は、循環器だけではなく内科全般にとっても長けていらっしゃる先生が多いので、スムースにいけそうな気がします。ちょいと良い案も考えたのでどうにか実現に向けて行動してみます。
ご参加された先生方、ありがとうございました!

2019年6月3日月曜日

「Slender Pacing Device Project」の本

「Slender Pacing Device Project」の本が完成しました!
発売日は2019年6月5日です。
血管屋さんの我々は、とても多くのPacing Deviceを扱っています。しかし、その実態は、テクニックも行程も自分のアニキ分から一子相伝で受け継いだものだけです。他の先生方、他の病院の手技は見たことも無いのがほとんどです。エビデンス?なんてあまり考えずに受け継いだ作業をしているだけ。そして自分がこだわりと思っている手技は、実はタダのオマジナイであり、意味が無いどころかマイナスに働いている可能性すらあります。
我々Slender Clubはインターベンションに於いては仲間たちの手技をお互いに披露しあい、勉強しあってきました。隣で何をやっているのかがよく解るのが我々の良い所です。情報が筒抜けだから、隠すモノもほとんど無いから、どんどんみんなで前に進んでこれたと思っています。
そんなSCJだからこそ、仲間たちのPacing Deviceについて考える機会を作り、なんどかミニミニ研究会を開催してきました。そして約一年でそれが一冊の本になったのです。
自分で言うのも何ですが、内用は結構面白いと思います。医師もコメディカルも楽しめる本だと思うのです。SCJ Live & Annual Meeting 2019では参加者の医師とコメディカルの皆様に配らせて頂きました。好評です!
この本を読んで「ふーん。自分たちもちょっと...!」と考え、実効してて下さればとても嬉しいですし、患者の為にも病院の為にも自分の為にもなります。是非、どうぞ!

すでにamazonでは予約できます。amazon→本→Slenderと検索すると、相変わらずちょいとジャンルの違う本も検索されてしまうのがお恥ずかしい限りでございます。(笑)必ず「Slender Pacing Device Project」とフルスペルで検索願います。
今ならSCJ事務局よりも購入可能です。小さなオマケ付き!売り切れたらごめんなさい。

2019年6月2日日曜日

Slender Club Japan Live Demonstration & Annual Meeting 2019 in Amagasaki

 Slender Club Japan Live Demonstration & Annual Meeting 2019 in Amagasakiga皆様、ご参加ありがとうございました!
SCJ Live & Annual meeting 2019が尼崎にて開催されました。
今回のcourse director は、はくほう会セントラル病院の舛谷先生でした。ペリフェラルは川﨑大三先生がディレクターでした。本当にお疲れさまでした!

PCIもEVもライブは大盛況!ありがとうございました!

齋藤先生の、早起きして見てよかったなぁと 思える、華麗な手技!
 私も、頑張りました!
会場の外人先生達から「吉町は、αとかγとかで細いカテーテルでバックアップを取るからすごいよなぁ」と言われたときには嬉しかったです!
さらに、「丁寧なワイヤリングで..」とお褒めくださったお言葉にドキドキしながら手技をしていました。
ありがとうございます!
 高橋先生の、logic & scxienceを確立しようという姿勢の御手技には脱帽です。
パンクチャーからしびれました!
ありがとうございました!


 EVTもライブは大盛況!ありがとうございました!
 キムニー先生の御講演!
やはり、この人は天才です。
なぜならが、キムニー先生の発表は、絵本のようなプレゼンだったのです。会場のみんなはどっかーんと笑ってしまう、凄い内容で、関西のお笑いを勉強したのかと思えるほど!(笑)
本当に天才ですね、キムニー先生は!
他の発表で、自らのプライオリティを出張する発表者が、クスクスと嘲笑されていました。
それほどまでに、キムニー先生のプレゼンはすごい!出版しないかと相談したくなりましす!


6月2日、最終日夕方の、市民公開講座修了後の記念写真です。
多くの方々に∪祭り頂きましたことを感謝申し上げます。

SCJ 2019での冠動脈の発表はかなりdRAに偏った内容だったかもしれませんが、しかし世界での最新の知見が得られる凄い内容だっと思います。
EVTも意見を交えながらの、まさにライブ!ディスカッションが盛り上がっていました。大三先生、ありがとうございました!
海外からの先生方(タイトルはFacultyですが、ほぼ全員自主参加です!交通費も自腹なので、国内Facultyよりも扱いが悪いかもしれません?!)も、皆様大喜びで、ご満足頂けたのではないかと思います。お疲れさまでした!ありがとうございました!
Slender Club Japan Live Demonstration & Annual Meetinは、朝から夜中まで3日間の合宿状態の会合です。アテンドのメーカーさんに「ちょいとさぼって美味しい昼ご飯を街で食べて頂けると良いのでは?」、とお話し頂きました。まtら、学会運営をする立場としてはランチョンの弁当が足りなくならないので助かるのですが(笑)。ずーっと参加者みんなが熱く討論する中に居られるのは幸せだなぁとおもう仲間たちの集団ですので、これは仕方が無いのかも?!
運営において多くの不具合があり、ご迷惑をおかけいたしましいた事をお詫びいたします。配布したプログラムだけでも時間やメンバーのミス、記載の不備などなどあり、申しわけございませんでした。何卒お許しください。その他も、さまざまな不手際がありましたことを、SCJ会長として私がお詫びいたします。本当に申しわけございませんでした。

しかし、今回のライブも大成功でした!舛谷先生、大三先生、スタッフのみなさま、お疲れさまでした、関係者の皆様方、ありがとうございました!

来年は、2020年4月10〜12日、神戸です。
皆様、宜しくお願いいたします!