2014年11月6日木曜日

Road Show in China

チャンスをいただいて、中国の3病院を訪問させて頂きました。

 一日目、朝5時台に移動し太原市へ、
飛行機の中でみた風景です。氷河?か何かで削り取られたような不思議な地形です。

山西省心血管病院を訪問いたしました。


熱烈歓迎を受け、七例の治療をさせていただきました。
難しい症例ばかりで、へとへとでしたが、皆様の熱心なお気持ちに答えるべく頑張りました!

北京への最終便(夜の23:30発)に乗って移動です。

夜中1時過ぎの北京の王府井のど真ん中で夕食(夜食?)でした。
この風景、王府井とは思えないでしょう?
高級ブランド店の裏です。

 2日目は北京安貞医院を訪問いたしました。
ここは北京で有数の病院で、現在どんどん伸びている病院です。
「心血管専門委員ではない、総合病院としてはNo.1だ!」とおっしゃっておりました。


おなじくroad showをされている、よく知っている先生と、偶然同じ病院であいました!


 松陰先生の御手技です。




私も一所懸命治療させていただきました。
ここでも、夜中まで頑張りました!
 3日目はまた6時に移動しまして、ハルピンへ移動です。

ハルピン第二病院を訪問いたしました。
大学付属病院ですので、学生や研修医もたくさんいらっしゃいます。

まずはレクチャーから始まります。
リクエストが CTOだったのですが、若い先生方が多かったので、Slender Clubのお話しの方が受けたかもしれません....ちょいと残念?
さて、カテ室へ移動しました。
このカテ室の数!凄いです!

ここは10チームの循環器科があり、OCTだけでも年間400件みているそうです。
IVUSも自由にできるよということでした。中国としては驚きです。
re try症例を、夜の9時まで治療させていただきました。

皆様との記念写真です。
夜のハルピンはすでに零下ですが、熱い鍋料理で歓迎して下さいました。
ありがとうございました!


今回訪問させていただいた病院はいずれもPCIが4,000〜8,000万件クラスの病院です。
先生方の自信をもっており凄い方々ばかりでした。
私もまだまだ修行が足りないと思うこともおおく、沢山の勉強もさせて頂きました。

中国の先生方は皆様ものすごい症例数をこなしております。ある先生はPCIが一人で年間800例、ある先生は一人で年間1200例とおっしゃっております。まだまだ伸びているそうです。もちろん、PCI経済=売り上げとしても、当然日本より多いのです。
デバイスは日本に比べて確かに無いのですが、みなさま情報はもっています。なんでも知っています。
保険制度は相変わらずいろいろですが、それでも10年前に比べたら随分改善されていると思います。
学会もどんどんアメリカなどで発表するとおっしゃっておりました。留学もアメリカにいくという若い先生もいらっしゃいました。
病院の中の仕事、外に向けて発信する仕事、勉強...どの分野でも凄い先生ばかりとあう事ができました。
この数とアグレッシブな大陸魂と、そして上昇していく経済と、かならずや共有できていく情報と....中国はまだまだ前に進んで行くと思います。
日本はいつまでもPCIの先進国ではありません。日本人である事は誇りに思うべきですが、しかし、それだけではダメな時代になっています。みなさま、危機感感じましょう!私も頑張ります!
日本人としては、治療の適応や方針、手技の丁寧さなどはまだ勝てる分野です。この辺を大事にして頑張って行きたいと思っております。

"Road Show"というのは、旅芸人が大きなストリートに沿って移動し、拠点の街で芸をおこなうことから、このように言われるらしいです。

今回の熱烈歓迎の看板に、英語で、WORK SHOPではなく”Road Show”と書かれていました。まさに旅芸人の私でございます。

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