2012年8月2日木曜日

嬉しい事

ちょっと前の話です。
看護師さんより「○○号室のXXさん、吉町先生を呼んでますよ。」「え?誰?」「なんでも、今の名字では無く、"△△のかあさん"って言えば解るって!?」
すぐに解りました!
私が学生時代にお世話になった方です!△△には名字が入ります。あるお店の"おかみさん"の意味の”かあさん”です。
いそいで面会!
第一声目が、「いやー、吉町さん、偉くなって!」
「いや、全然偉くないよ」
「だって、30年も前からみると、本当に立派になって!」
よく、おなかをすかせて、おにぎりと味噌汁ご馳走になっていました。メシ食っていない貧乏学生のイメージだったんでしょうね。確かに、そこから見ると偉くなっています。(笑)
「"△△のかあさん"もお元気そうで何より!」(...と、言いながら入院しているんですけど。(>_<))
「しかし、吉町さんは若いねー。30年前とかわらないよ。」
....あれ?立派になったんじゃぁないの?...貫禄無いからなぁ..(^_^;)
「いやぁ、俺も年とりましたよ。"△△のかあさん"もかわらないよね〜!」
「私もいろいろ大変だったけど、今ではすっかり元気だし。吉町先生のおかげだよ。(ここで、"さん"→"先生"になりました。)あの頃の、吉町さんのお友達ってみんなどうしてる?もしよかったら、みんな集めてね。ご馳走するよ!」
「ありがとうございます。嬉しいなー。」
(公務員なので、ご馳走になるワケにはいかないのですけど....)
「吉町さん、私の携帯で写真撮って良い?携帯に写真入れておいて、みんなに自慢するんだ!」
「えー!喜んで!」
一緒に写真を撮りました。私のカメラでも撮りました。

プライバシーの問題があるので"△△のかあさん"の人生はblog掲載できませんが、随分苦労したようです。でも、今は落ち着いた生活をしているということでした。良かったです!

若い頃の私達はマンガに出てくるような田舎の国立大学の学生でした。おこづかいもなく、きたない服をきて、いつもおなかをすかせてました....でも、多くの皆様のお世話になって、楽しい時間を過ごさせて頂きました。
その中の一人の恩人に、こうして会えるのはとても嬉しい事です。

辛い事ばかりの世の中ですが、しかし、こうして少しだけ嬉しい事があれば、お医者さんを続けているのも良いなぁと思う次第です。

青森はねぶた祭りが始まりました!

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