2025年6月28日土曜日
急変時シムレーション
2025年6月24日火曜日
地域で考える抗血栓療法 〜AF-PCI〜
地域で考える抗血栓療法 〜AF-PCI〜が八王子で開催、WEB配信されました。
講演1は、当院の笠井智司先生が「当院に於けるAF-PCIの対応」ということでガイドラインとともに具体的 な症例も含めてお話しされました。小松医院の院長・日名子尚子先生に座長の労を賜りました。
講演2は、滋賀医科大学教授の中川義久先生が「虚血性心疾患における抗血栓療法をめぐるトピックス」というタイトルでお話しを頂きました。まずは、循環器の医師が足りないというところから、そして不整脈ガイドラインのアップデート、クロピドグレルやプラスグレルに関する内容、とくに遺伝子多型と薬剤量に関する話、そしてSTOP DAPT2, 3のお話しなど、多岐にわたるお話しでした。私は座長を務めさせて頂きました。
出血と凝固の振り子がどっちに振れるかでその時の論文や社会の動向が変わるという内容は非情におもしろかったです。これ、聞かなかった人少し損をしている気がします。(笑)
日名子先生、笠井先生、遠くからいらして下さった中川先生、本当にありがとうございました!お疲れさまでした!
2025年6月20日金曜日
TAMA Interventional Cardiology Workshop
今回のゲストは、旭川からわざわざいらして頂いた鈴木孝英先生です。旭川/北海道はもちろん、国内でも、海外でもご活躍の先生です。立川までわざわざありがとうございます。
海外に出る前には、ラウンジでカレー食べるという仲間です!
今回のお話しは、御自身の内科治療というよりは、チームでの内科治療のお話しです。良い治療の為には、ちゃんとした標準治療の基準を出して、全員で達成しなければいけないというメッセージでした。あとは、薬だしたら、その効果を確かめようねという内容です。さすがです!
症例は、多摩北部医療センターの渡邊先生の「特発性冠動脈解離」と、杏林大学の三浦先生の「NIRS-IVUS guided DCA」でした。若い先生方の活躍は素晴らしいですね!
WEBとのハイブリッドだと、現地参加が少なく、会場はちょいと寂しかったです。でも、コメンテーターの先生や、鈴木先生にも症例のコメントをいただいて良い感じでのディスカッションだったと思います。
ご参加された先生、関係者の皆様どうもありがとうございました!
2025年6月17日火曜日
第42回 東海八王子カクテルセミナー
新しいデバイスの発想、資金集め、会社作り、組織作り、実際のデバイスの開発、設計、FDA の認可など大変なステップを経て、いよいよ本格的な治験にはいるところまでのお話しを頂きました。
でも、何より長谷部先生の医学、工学の力と、そして人との関わり方が素敵なところが、この研究成果をここまで持って来たのではないかと思いました。長谷部先生の人たる魅力が詰まった御講演でした。
どうもありがとうございました。
症例は、三澤先生と神宮先生が発表しました。三澤先生の症例は、「え?」という展開があるのが臨床の場であることを再認識する症例でした。神宮先生症例は、彼の一言が、患者様を助けた凄い症例だったのです。何気ない事かもしれませんが、日々の臨床は我々も日々勉強になる事ばかりです。
ご参加いただいた皆さまに、世界の最先端の研究と成果、日常現場の大変だった症例と両極端の世界を一時間で見て頂けたかと思います。
ご参加された先生方、どうもありがとうございました!お疲れさまでした。
次回のカクテルセミナーは、2025年7月29日を予定しております。よろしくお願いいたします。
2025年6月14日土曜日
1st meeting European Vascular Access Club
第1回 European Vascular Access Clubに参加いたしました。この会は、インターベンションのアクセス部位に対して、とことん話し合うという会です。そして各アプローチに対してのコンセンサスを創り、より安全で正しいアプローチ部位による治療を目指す会です。
エビデンスやスタディをベースにディスカッションしていきましすが、それもまだまだ一定のものはありません。たとえ、キムニー先生が「dRAはcRAとともに、RAの一つとしてエビデンスレベルIAになった」と紹介しても、それが全てにはなりません。様々なご意見が出てきます。
私はプレゼンで、「アクセス部位とその中枢側の情報をエコーで事前に確認することをお勧めする。金もかからないし、1分か2分しかかからないよ」と言っても、「エビデンスで95%安全といっているのに、なんでそんな事が必要なんだ?」と質問されます。エコーガイドの穿刺と別に考えてほしい、エコーでちらりと見て悪い事ないじゃぁないかといっても、そのスタディはないので..と反論される。こまったなぁ。力不足で...まだまだ修行が足りなすぎで申し訳ないです。
その他、ビックリすることも多いです。我々の考えがまだまだ小さい事を見せつけられました!
ニューロインターベンションの先生から、「ええっ!」というアプローチ部位を教えてもらったりとか、地域が変われば考え方や方法が変わる内容とか、盛りだくさん!
いやぁ、この分野も奥が深い!
dRA/ cRAの大家であるアメニアン先生が、TFAの話をされて、もの凄く深い話しであったののにもかなり驚きました!
世界では各地でdRA/TRAの違いが、日本だけサーベイもないのは情けなかったです。世界では治療の結果や予後を国で管理し、学会主催でサーベイしてあたりまえとの認識なのです。新しい事がされれば、それがなんであれ調査されるのが当然なのです。…しかし、CVITのNCDではその項目は増やしてもらえない=学術のエライ先生の感心がないという理由だけなのか、アクセス部位の追加は無視される程度の内容なのかは解りませんが…まぁ仕方が無いと泣き寝入りするだけでした。項目増えるとお金がかかるからと断られるのは、増えた項目はお金になるから、アクセス部位はお金にならないからという理由なのでしょうね。
冷え冷えのい会場で延々と熱く凄い勢いの英語のディスカッションが続くのは、さすがにちょいとだけ疲れました。でも、次に我々がやるべき事のヒントも沢山もらえました。
主催・企画した先生方、参加された世界の先生方、お疲れさまでした!ありがとうございました。
明日のあさ、4時過ぎにホテルでます。乗り継ぎ含めて帰国まで30時間近くかかります。頑張って帰ります!
2025年6月7日土曜日
多摩虚血
まずは多摩医療センターの大きさや豪華さにビックリです!いやぁ東京都のお財布の大きさに感動です!
当科からも三澤先生が発表しました。ACSはこわいなぁという大変だった症例です。
非常に興味深い症例が続きます。中にはビックリするような、どこかの雑誌のimaging部門にぜひ投稿して欲しい衝撃的な一枚とかもあります。
他科と関連している症例では、いろいろな考え方ややり方の違いがありますが、唯一の正解というのがあるわけではないのが症例の面白さだと思います。
症例ベースだと、隣に座った当科の若い先生に基本を教えながら、どこでつまずいたのかを解説できるのもこの形式の研究会の良いところだと思います。
約4時間の研究会もあっという間でした。
終わったあとは院内での懇親会でした。
磯貝先生はじめ多摩医療センターの先生方、ご参加された皆さまおつかれさまでした‼️ありがとうございました‼️
2025年6月6日金曜日
ADATARA LIVE Demonstration 2025
ADATARA LIVEは28年間続いた東北を代表する老舗のライブです。私もほとんど全会に参加させて頂きました。
青森時代はもちろん、東海大学に異動してからも、様々な形で参加させてもらっています。郡山詣を一年に1回か2回するのは非常に楽しみであり、DCAやCTOを勉強させて頂きました。
しかし、時代とともにその内容や役目が変わり、今年で発展的終焉となりました。
木島先生の特別講演や、最後のご挨拶には少しうるっときてしまいました。
木島先生、添田さん、星総合病院の皆さま、会を支えてきた皆さま、本当におつかれさまでした。ありがとうございました😊
ADATARA LIVEは今年で終わり、仙台ネットワークライブと合併して、みちのくライブになるようです。大きな南東北のライブデモンストレーションは、さらに我々に沢山の事を教えて下さると期待しています。
2025年6月5日木曜日
ADATARA LIVE 2025 Slenderセッション
クターです。山本先生は最後のADATARA slenderセッションにたくさんのお友だちを呼びたいという事と、若手に未来を託すセッションにしたいという思いでプログラムを作成したとの事です。
EVT、PCI、imaging、そして総括的なセッションにわけ、飛田先生、河村先生、上月先生、加藤隆一先生と皆様の元気な発表を見せて頂きました。
私は最後のセッションの座長をさせて頂きました。
途中で木島先生が覗きにいらして下さって、ニッコリ笑って目を合わせて頂いたのが嬉しかったです!
slenderな治療の定義はひとそれぞれあって良いと思うのですが、最初から「自分にはできない」と決めつけるのは良くないと思います。もちろんトリッキーな技もたくさんありますが、我々のやっている事は誰もができる事だと思っています。
これからを担う若手の皆さま、すでにベテランとなっている皆さま、まだまだ新しい仕事はたくさんあります!これからもよろしくお願いします。
山本先生、企画からマネージメントまで本当におつかれさまでした‼️
ありがとうございました‼️
2025年5月31日土曜日
KAMAKURA Calcification Live 2025
湘南鎌倉総合病院より、石灰化病変にフォーカスあてたライブがWEBで開催されました。
齋藤先生、田中先生、宍戸先生の3名が術者で、OCTやIVUSに基づきながら、ロータやダイヤモンドバックそしてショックウエイブを使用しての治療でした。
私は第4部の座長をさせて頂きました。田中先生の前下行枝の長い病変で石灰は捻れるようなロケーションで2つくらい出っ張った部位があります。一つは噴火型でもう一つはお椀型。さぁ、どんな作戦で行くのか⁈1.75mmロータ&IVLという作戦が見事にドンピシャで最高の結果だと思います。素晴らしい!
ご指導にいらした中村先生と柴田先生に、DESを入れない戦略について伺ったところ、やはり小さめロータ後のロングインフレーションで患者さんが耐えられるかどうかと言う戦略をとるとの事。勉強になります。
石灰化はDEBで終わるという戦略がより良いのかというディスカッションもさせて頂きました。「高齢者なので、ステントいれましょうか?もう二度とPCIしないとおもうので」というディスカッションにはちょいと疑問でした。「DESを使うと再狭窄時のオプションが無くなる。」という、再狭窄前提の戦略が流行っている理由と思いますが、そもそも3mm以上の血管に対するDEBの再狭窄率はDESより高く、それ以下の細い血管では非劣性です。これはオーバーオールなので、石灰化病変に関しては解りません。DEBのクスリは石灰化部位には効果が疑問であり、健常部や石灰の少ない部位に効く...という事は単にパーフュージョンバルーンでロングインフレーションしても同じなのかもしれません。誰かがDEBとただのロングインフレーションのスタディでも組んでくれないかなぁと思いますが、やはり盲目的にDEBを使う今の時代がこれを許さないかもしれないです。PCIもsecound patencyという概念があればまた違うと思いますし、おそらくそのうちそんなスタディや論文も出てくるのかもしれないです。
朝からずーっと視聴させて頂きました。鎌倉スタイルが強く出たライブは見応えのある凄いものでした。さすがです❗️齋藤先生始め、湘南鎌倉総合病院の先生方、スタッフの皆さま方、本当におつかれさまでした!ありがとうございました!
つい先日、一つのスタディの結果により、デバルキング後にIVLを使っても保険適応されるというお達しが出たばかりです。多分、みんなバンバン使うでしょうね!一回ロータかけたからと言って石灰化スコアが下がる事は少ないと思います。海外の先生方からしたら当然の治療で、ロータで石灰に穴をあけて、そこにIVLいれて石灰砕くという戦略がやっと使えるのです。医療費は高く付きますが、より効果的な治療ということになりそうです。
2025年5月27日火曜日
第41回 カクテルセミナー
レクチャーは奥津先生より、「心臓CT最前線」のタイトルのお話しでした。CTが不得意な私にとっては非常に勉強になる内容でした。CTをこれからどう使っていけるか、期待してしまう内容でした。まだまだ造影剤や被ばくといった問題点もありますが、少しずつ解決していける内容かと思います。
症例は、河村先生の心サルコイドーシスの症例と、三澤先生の甲状腺機能亢進症による心不全の症例でした。いずれも原疾患をしっかり鑑別して治療していくことが大事な症例でした。
ご参加された皆さま、ありがとうございました!
次回、私の都合にて、6月17日(火)の予定です。皆さまお誘い合わせの上ご参加頂けますようお願い申し上げます。
2025年5月24日土曜日
Euro PCR2025
Euro PCR2025に参加いたしました。ヨーロッパで一番大きなカテーテルインターベンションの年次集会です。
ライブは、「教育的」にこだわっているので、症例としては難しいものはありません。欧州も、魔神のような術者を求める時代ではなく、みんながちゃんとできることを求める時代になってきたようです。まずは、症例紹介。つぎに、問題点をピックアップして、ステージ上でのディスカッション。そして、電子ホワイトボードに書き込んで、一般論の説明。ここで初めて、カテ室につなぎます。治療が進んだところで、またステージ上で、ホワイトボードで図示して説明をしたり、数分前のシネやIVUSを巻き戻して説明したりと、本当に教育的です。
私は、「ACSでの大きな血栓をどうする?」セッションで、いつもの5Fr de parachuteを披露させて頂きました。素晴らしいと評価してくれる先生もいましたが、もちろん、7Frとか8Fr使った方が合併症が起きたときに対応できるんだとイヤな事をいう座長もいらっしゃいました。まぁ、無視ですが。(笑)
発表終わった後、見ず知らずの先生から「あまりオモシロイので途中からだけどビデオとったんだ。よかったらair dropでビデオあげるよ」と言われてとても嬉しかったです!
ちなみに、ビデオをみると、やっぱり私の英語は津軽弁イングリッシュで...わいはどんだんずって話しているように聞こえて、まるでフランス語なまりの英語のようだとか!
もう一つは、メカニカルサポートをどう使用するかというセッションです。ECMOとIABPを突っ込んでえいやっとやるしかない症例をプレゼンさせて頂きました。もちろん、座長からは「それ、何フレンチのカテーテル?」と聞かれたので、にっこり笑って5Frと答えました!
小さなホールや小部屋も沢山あり、そこでは「うわー」っという症例も時々見ることができます。これがオモシロイのでPCRはやめられない!私のプレゼンも、この「うわー」の一つである事を願っています。人気のあるセッションは部屋に入れないほどの混雑ぶりでした。
小さな会場では、会場を巻き込んでディスカッションする方法もおもしろかったです。20cm暗いのサイコロ型のクッション付きのマイクをオーディエンスに投げるんです。つかんだ人はなにかしゃべらないといけないキマリになっています。日本でもこれやろうよと、日本の仲間たちが言っていました。マイクを投げるなんて...ともったいないと思う根性が卑しいのかなぁ・・
ハンズオンやシムレーターを使ったセッションも多くやっていました。これもまた人気のセションになっているのですね!
企業展示は、かなり派手です。まったくこの業界が景気悪いなんて思えません!(日本はすぐにそんな言い訳するのでダメですね!)しかし、現実はインドや中国の企業と思われるブースが沢山ありました。
では、帰ります。
留守をしてくれたみんな、ありがとうございました!
学会参加して、いろいろパワーアップしましたので、そこから恩返しを致します。
2025年5月17日土曜日
第59回 山形冠疾患治療検討会
前半はスパズム関連の症例が並びました。どれも、これも大変な症例であり、気の利いたコメントが難しく、…「いやぁ、大変でしたね」というのがメインになってしまいました。申し訳ありません。
βブロッカーの内服もしていないのにボスミンの効きが悪い造影剤アレルギー疑いとか、怖い症例もありました。臨床現場の先生方の、毎日毎日大変な思いをしなががら働いていることに深く共感する次第です。(βブロッカーは入っていなくてもグルカゴンを’使用してみるとか、造影剤以外のアレルギーや局所麻酔中毒との鑑別も必要かと思いました)
後半は、私がゲストということもあり遠位橈骨動脈の演題が並びました。
もちろん、合併症はゼロにはならないのですが、命に関われる合併症は無いというのがdRAの良い所の一つです。それと引き換えに万能ではないのが弱点です。食わず嫌いの術者も多いと思いますが、慣れると普通のaccessの一つと解って頂けると思います。
ゲストの私は、全ての症例にコメントをいれなければいけないという大変なお仕事もある会です。外科治療の合併症で大変な症例へのコメントなど、なかなか微妙です。。。
ゲストとしての私のお役割りは講演です、約1時間のお時間をいただきました。
まず、ありやったことがない、八王子の紹介をしてみました。次に、いまさらながらのSCJの簡単な紹介からdRAのお話し。誰でも穿刺できるdRAを目指してエコーのお話し。次にdRAでもslenderカテーテルでも、複雑病変も治療できますが、とくにslender systeでの有効な石灰化の治療をお話しさせて頂きました。
いかがでしたでしょうか?
涼しい山形ですが、皆さまに熱意を感じて汗ばむような会でした。地方で一人一人の患者さまを細かく診て、一例一例を大事に一所懸命治療されている先生方はやはり素敵ですね!「エビデンスがあるから」「ガイドラインがあるから」と、病名で判断して誰にでも同じ治療しか提供できない医者とは正反対の姿勢は、本当に素晴らしいです。
会の代表者の福井先生はじめ、お集まりいただいた山形の先生方、関係者の皆様本当にありがとうございました!
2025年5月16日金曜日
循環器疾患最新診療Seminar
循環器疾患最新診療Seminarを開催致しました。
まずは河村先生の講演です。
動脈硬化の一次予防、二次予防に関する脂質コントロールに関する考えや、PCI後の抗凝固や抗血小板剤の考え方など、病診連携にフォーカスしてお話しされました。
次に奥津先生の講演です。私は座長をさせて頂きました。
CTのエビデンスの紹介と長期のデータをメインに、正しい介入を行えば心血管イベントは少なくなるであろうとお話しされました。
奥津先生の八王子地域のお披露目会の意味も含めた現地及びWEBのハイブリッド開催の会でした。
ご参加頂いた皆様、座長の労を頂いた小野先生、関係者の皆さまありがとうございました❗️
おつかれさまでした❗️
2025年5月10日土曜日
第65回 CVIT関東甲信越地方会
第65回CVIT関東甲信越地方会が開催されました。
今回の大会長は茨城県立中央病院の武安 法之先生です。朝一番の会長要望演題に、タスクシフト/シェアを込めるところが仲間を大事にしているのがよく解り、とても素敵です!
朝からいろいろな症例の報告が多くあるのが地方会です。とても勉強になる内容もたくさんあり、歳をとっても学ぶものは多いです! やはり学会は参加すべきですね!
しかし、なかなか微妙な症例とか、根本的にちょいと方向が違うものとかありますが、...関東は紳士淑女が多いのか、慇懃無礼な対応が多いのか解りませんが、非情に丁寧な上品な言葉でお茶を濁すような座長やコメンテーターが多いです。「さすがにダメだろう!」と叫ぶ人はいません(笑)田舎者の私は不思議な光景に慣れること無く10年以上経った次第です。
学会の問題点の一つ運営資金です。東京ライブ委員会や運営委員会でも問題になっていました。ものの値段が高くなり、人件費も会場費も高くなり、しかし、日本の医療業界は経済的に少しずつテーパリングしています。学会に共催や支援してくれる企業が少なくなっています。
海外の学会は、非情に派手で豪華に相変わらずやっています。これは、参加費が高額なのもあると思いますが、それ以上に参加者や運営者の気持ちが沈んでいないことだとおもっています。我々も、つまらない言い訳しないでガンガン行くべきだと思います。もちろん、一生懸命第一線で働く医者の給料も海外より安すぎるとは思いますが。。。
安定して必要な医療費は削減され、もの凄く特殊な治療などには驚くべき高額医療が保険でまかなわれるのが日本です。自費診療や混合診療にすればよいと思うモノも沢山ありますが...まぁ、いろいろ問題はありますよね。しかし、そのあおりをくらって、学会が小さくなり参加する人が少なくなり、勉強するものがすくなくなり...ガイドラインだけを読むお医者さんが多くなりそうなのは、医療の発展を妨げるものだと思います。
会場(大手町サンケイプラザ)が演題の数に対して手狭になっているのも問題なようです。前回の秋のこの学会では、地方会なのに発表ができなかった演題もあったということで...。これは寂しい。これが多くなると、地方会に参加しようという若者が減ります。部屋を工夫して使うか、やり方を変えるか、時間を延長して使うか、会場を変えるか、...工夫が必要なようです。次々回の大会長の藤本先生は「どうにかする!」と宣言しておりましたので、楽しみですね!
学会にくると、久しぶりにお会いする方にも会えて嬉しいです。なかでも、某企業の方が海外での仕事の良い話も持ってきてくれたのでちょいとハッピー!
大会長の武安先生、大盛会・大成功おめでとうございます!ご参加された皆さま、お疲れさまでした!ありがとうございました!
2025年4月18日金曜日
ACSの未来を考える
内藤先生のオープニングリマークス後に、私がACSの治療戦略という内容で講演させて頂きました。県立中央病院の櫛引先生に座長の労を賜りました。
実際に治療している皆さまにも、ACSの治療を見たこと無い皆さまにも解って頂く為に、症例をビデオで提示させて頂きました。もちろん、20年以上たっても現役で使用するあの技含めてです!また、内科治療に関してもいろいろお話しさせて頂きました。
最後に工藤健先生にクロージングリマークスを頂いて終了になりました。
久しぶりの青森での講演会で、しばらくお会いできていなかった皆さまにもお会いできて楽しい時間を過ごさせて頂きました。
お集まり頂いた皆さま、関係者の皆様、本当にありがとうございました!お疲れさまでした!
2025年4月13日日曜日
Slender Club Japan Live Demonstration & Annual Meeting 2025 in TOKYO
Slender Club Japan Live Demonstration & Annual Meeting 2025 in TOKYOが、4月11日から13日、八王子市で開催されました。駅の近く、「東京たま未来メッセ」という都営の会場です。
一日目は、飛田先生が主催するEVTライブがメインです。大きな会場に飛田先生はじめ若手の先生方の巧みな手技が披露されました。戦略をしっかりとたてて、その通りに動いていく治療は素晴らしいですね!裏側ではPCIのビデオライブです。これもまた、素晴らしい内容でした。最後のセッションでは、今回のテーマの「低侵襲カテーテル治療のコンセンサス」というテーマでのシンポジウムです。私がコンセプトをお話しし、舛谷先生が細いカテーテルのコンセンサス、そしてキムニー先生が過去の歴史からコンセンサスをお話しし、それに対するデイスカッションという内容でした。
二日目は、盛りだくさんの企画です!メイン会場はPCIライブです。齋藤先生、松隂先生、高橋先生、舛谷先生、そして私・吉町が石灰化やLMT含む分岐部を治療させていただきました。私の症例は、ちょいとイヤな方向にある偏心性の強烈な石灰化病変でした。不安をあおらせる情報をCTでは言われていましたが、OASが良い感じであたり、しかも、「CTでしか解らない危険性」も何も起きずにすんなり手技が終了できました。ありがとうございました。
EVTのビデオライブ、レクチャー、ロータハンズオンセッション、トラブルシューティングハンズオンセッション、CTハンズオンセッション、メディカルスタッフセッションなど思いっきり詰め込みました。
三日目、PCIのビデオライブとEVTのビデオライブ、CTセッションがありました。どちらにも最後の時間まで皆さまいらしていただきまして、本当にありがとうございました。
最後に、市民公開講座です。雨降る中でしたが、70名ほどの皆さまにご参加いただきました。時間も少し押してしまいまして、申しわけございませんでした。
いかがでしたでしょうか?
予算が少なく、旅費は自腹でお願いしました。宿も小さな宿で申し訳ないです。運営的に人も少なく、公共の施設という制限もありました。参加者の皆さまに後片付けなどご協力頂きまして、本当にありがとうございました!
まぁ、なかなか会合の運営は大変だったのですが、でも、皆さまに楽しんで頂けたのではないかと自負いたします。
来年も、4月の第2週目の予定でここで開催予定です。(実は、会場の都合で第4週目になる可能性もまだゼロではないのです。東京都の審査に合格しないと許可が得られないのですが、通達がくるのが4月21日の予定です。)
ご参加頂いた皆さま、ご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました! お疲れさまでした!
2025年4月1日火曜日
2025年3月30日日曜日
第89回 日本循環器学会総会
2025年3月28日金曜日
2025年3月25日火曜日
第39回カクテルセミナー
今回は、藤井先生の心臓と悪性腫瘍のお話し、長谷川先生よりは不整脈で見つかった重症冠動脈疾患の症例、大野先生の収縮性心膜炎の症例でした。
いずれの内容でも共通するのは、病名がついて紹介されて、そこだけを診るのではなく、患者様全体をみないとよろしく無いという内容でした。そして、多くの疾患を疑って調べると、表面にでている徴候や症状以上に、深い疾患が潜んでいます。根本的な所をしっかり調べてそこを治療しないと、本当の意味の治療にはなりません。
いつも言う「ゴホンと言えば、○×散」では、ダメなんです。コロナでも、結核でも、肺がんでも、ゴホンと言えば○×散を出すのと同じです。
大野先生は当院での勤務は半年でしたがよく頑張ってくれました!しっかりまとまっている発表でした。まぁ、時間オーバーは残念でしたが...(T_T)
ご参加された皆さま、ありがとうございました!お疲れさまでした!
3月は異動の季節です。当科からも何名か異動します。寂しくなるなぁ。。。
しかし、皆さまの新天地でのご活躍を祈念しております!
2025年3月22日土曜日
第18回 K-TRI (Korean Transcatheter Intervention Route Investigation)
第18回K-TRIに参加いたしました。過去にはtrans radial interventionの研究会であったのですが、今は冠動脈だけではなく、アクセス部位を研究する会になっています。PCIもEVTもSHDも何でもありです。
さて、会が始まって昨年と変わったのが、ディスカッションがハングルでされていることです。スライドは英語がベースなのでなんとなく解るのですが、話す言葉はデバイスやインターベンション用語で世界共通の単語以外には全く解りません。しかし突然ライブの最中に英語で「日本ではどうなっているの?ヨシマチ」と英語できかれてビックリする場面もありました。私は壇上にいたわけではないのですが、どうにか受け答えはできました。前後解らずに答えるのは厳しい〜!
日本人・SCJメンバーの出番は、私のPCIレクチャー、飛田先生のEVTレクチャー、谷口先生のEVTランチョン、SCJコラボセッションの座長高橋先生、症例発表に唐原先生と加治屋先生、ディスカッサーに宮下先生、姫野先生でした。
私は皆さまが「えっ?」という狙いで、あんなアクセス部位の紹介です。ちゃんと事前にエコーでみて確認してからやろうねというメッセージもつけました。
飛田先生のSlender的なEVTのまとめは、私も韓国の先生方も、みんなが「うんうん」うなずきながら見ていました。非常に良い内容だと思いました。あれを少し広げた感じでSCJ2025でもお願いと思っています。。
谷口先生のランチョンでは、radial EVTがテーマだったのですが、…凄い技をだしていました!私も飛田先生もビックリ技です!さすが、高橋病院…と思ってしまいました。その他の内容もとてもまとまっていて素晴らしかったです!
コラボセッションでは皆さま頑張っていました。高橋先生の名座長はもちろん、唐原先生、加治屋先生、韓国の先生の症例に、宮下先生、姫野先生がガッチリと食らいついて、良い発現をしていました。
大会長でありながら、最後まで我々をもてなしてくださったJin Bae Lee先生はじめ、多くの韓国の先生方の歓迎と友好に感謝です。ありがとうございました。4月にSCJでお会いいたしましょう!
開催された大邱(テグ)の街は韓国第三の都市らしいです。ホテルの近くには沢山の観光客がいらっしゃっていました。
2025年3月14日金曜日
KCJL 2025
KCJL 2025に参加しております。
SCJ@KCJL2025を開催させて頂きました。今回は「症例に学ぶ」というテーマです。
ますは、舛谷先生のNSTEMIの症例です。dRAをさくっと穿刺しLADのsubtotalをさっと治療するというスマートは内容でした。
しかし ACSに関しては、様々なディスカッションがある事が解りました。以下、私の私見も入りますが...
・未だにクロピドグレルのローディングをするかどうか?代謝とTmax考えて、何が何でもプラスグレルと思っているのですが...・ERでのヘパリン フルで静注、もしくはハーフで静注? PCIまでの時間にもよりますが...
・術中のACT どのくらいにコントロール? 200程度では不足だと思うのです
・術後のルーチンでのヘパリン持続投与 ...不要と思っていますが?クロピドグレル時代の抗血小板剤が効いていない時間帯があった名残なのではないかと思うのです。
まだまだ、標準化されていないのも事実なのかもしれないです。
スポンサーの関係ないSCJセッションで、このような内容をディスカッションして欲しいですね。
つぎに高橋先生の新しいステント?に関してのお話し。ステントと言ってはいけないのですね、BioAdaptorの驚くべく性能に関してです。すでに、高橋先生の御施設よりケースレポートが出ておりますが、治療より時間が立ってから血管径が大きくなっている様なのです。これはステントという枠が外れてしまうことにおより、血管のストレスがなくなったからではないかと推測されるようです。興味深い内容ですね!
遅い時間までのディスカッション、皆さまお疲れさまでした!ありがとうございました!
もちろん、ライブデモンストレーションがメインの会です。舛谷先生と一緒に拝見していましたが、いろいろ勉強になります。やはりCTOには100Frが必要ですね!(笑)
2025年3月6日木曜日
STROKE 2025
脳卒中の学会です。ここでも橈骨動脈・遠位橈骨動脈アプローチが始まっています。また専用のシステムも上市されたということでますます注目が集まっています。
ニューロインターベンションの重鎮の中で、私はポツンと循環器側からのコメンテーター。ディスカッションの内容は、TRA/dRAでできることやできない事などはもちろんですが、やはりTRA反対派の意見をどのように考えるか...です。スパズムや橈骨動脈の損傷、「なにかあった時にはどうするんだ」「TFAで自分は不自由していない」とか...過去に我々がTRA vs TFAで不毛な闘いをしてきた内容と同じような内容です。
TRAを推奨する派は、患者の事情でお話しをするし、TFAを推奨する派は自分・術者の都合でお話しをするという図式はどこにいても変わらないようです。
しかし、この業界のトップの先生がTRMを否定派ではないこと、とくに診断は絶対にTRAで良いでしょうという発言、そして、これを推奨して研究している先生に一言もらおうかなぁと、会場の伊藤先生をご指名して発現してもらうなど、良い環境なのではないかと思います。
みなさま、頑張って下さい!TRA派の先生方は良いことをしていると自信を持って欲しです。
ちょいと場違いで生意気なことを発現していえる私をニッコリ笑って上手くたてて下さった坂井先生はじめ、セッションにご参加の先生方、ありがとうございます!
他の分野の学会に出席すると様々なことを学びます。また、ちょいとオモシロイことも考えたので、実現可能かどうかも考えた後に皆さまに御相談いたします!
2025年3月1日土曜日
第6回 経橈骨動脈脳血管内治療研究会(TRN研究会2025)
聖マリアンナ医科大学脳神経外科 伊藤英道先生が大会長を務められた、第6回 経橈骨動脈脳血管内治療研究会(TRN研究会2025)に講演をご依頼いただきまして、参加をしてきました。
熱気ムンムンの300名以上の先生方が集まる会場でした。radialに関して、スパズムがどうとか、デバイスコンパチビリティがどうとか、解離をおこしたとか...我々が若かった時代を思い出させる、なんかすごく良い感じの会合です。非情に若い先生が多く、ディスカッションも熱いです。唯一我々と違うのは...マジメな雰囲気?(笑)
では、元祖TRIの代表として、今日はとっておきのネタ「細いカテーテルはお嫌いですか?」のタイトルでお話しをさせて頂きました!昨日に引き続き、約250枚程度のスライドを、マンガのようにブンブンとばしていく、いつものスタイルです。当然、お笑いネタ満載です!まぁ、TRIはTFI組に差別されたというか迫害を受けたという歴史だったと思いますが、Slenderは直接攻撃を受けたという歴史でしょうか?しかし、それを気にせずに(気にならずに?)、きっと自分たちは良いことをしていると信じて続けていますというメッセージを込めました。いかがでしたでしょうか?
超マジメな雰囲気を一気にぶち壊すトンデモナイ循環器のオッサンがきたと思われたらイヤだなぁ...。
しかし、その後のご発表やディスカッションを聞いていても「先ほど、吉町先生が○○のように話していましたが...」とマジメな要点はみんな解ってもらえたようです。よかった、よかった。
伊藤先生、研究会の大成功おめでとうございます!素敵な会ですね!ご参加された皆さま、関係者の皆様どうもありがとうございました!お疲れさまでした!
今、循環器の我々がTRAの先駆者だと勘違いしていると思いますが、数年後にはTRNが先に走っている可能性もあります。その根拠は、cTRAをすっ飛ばしてdRAに感心が高まっているところ、みなさま素直に様々なモノを受けいれるところ、若い先生が一丸となって新しいモノを追求しようとする姿にスポンサーは一所懸命投資しているところなど...さまざまあります。
我々も頑張らないと...!
2025年2月28日金曜日
西条市糖尿病Small Meeting
まずは、金子伸吾先生が市内の先生方に、患者様に何を提供すべきかという事を判断しながらパスを利用した病診連携のご提案の御講演でした。このような地域での大事な事だと思います。
私は、金子由梨先生に司会の労を賜りまして、循環器内科の時間の流れ方と患者様や慢性期を見ていくクリニックの先生方との時間の流れ方の違いを説明し、我々せっかちな循環器内科をうまく利用して、患者を診てほしいというお話しをいたしました。
金子由梨先生に「私達は短時間で様々な結果を出す循環器内科の先生を支えながら日常診療に取り組みます」という説明をされたので、申し訳ないのですが反論させていただきました。「患者様の生きている長い時間帯や、慢性期の患者様を診る生活習慣病をメインにしている先生や患者全人格を長く診ているクリニックの先生方の仕事を、カテーテル屋さんは超短時間のスポットで助けることは得意なのです。我々はあくまでも主役ではなくサポートする側です。」インターベンションをする我々は、外科的な考え方なのかもしれないですね...。
金子伸吾先生のこれからのお仕事が今以上にやりやすくなるようにと願いをこめた講演でした。
講演は40分ですが、約250枚のスライド....と、おもったら直前の金子先生ご夫妻より、私が青森の田舎者だということと、ネブタの写真も講演内容に入れてほしいとリクエストあり...頑張って仕込みました!
いかがでしたでしょうか?
金子由梨先生先生、金子伸吾先生先生ご夫妻に支えられたこの地域の医療が素晴らしいものになりますように!
みなさま、ありがとうございました!
2025年2月8日土曜日
第275回 循環器学会関東甲信越地方会
緒方先生が大会長を務める第275回 循環器学会関東甲信越地方会が開催されました。
我々が協力できることは演題を出すことだと思いまして、笠井先生と牛島先生からそれぞれ演題を発表させて頂きました。
2025年2月7日金曜日
Future of PCI @昭和大学
昭和大学にてFuture of PCIというWEB研究会が開催されました。
2025年2月6日木曜日
地域で考える抗血栓療法WEB Seminar
まず最初に、八王子循環器クリニックの小野完二先生に座長の労を頂きまして、当科の河村先生が「当院における抗血栓療法患者への対応」という内容での講演をしました。各エビデンスを丁寧に紹介しながら、しかし患者をよく見ることが大事であることをお話ししていました
次に、大島医院の大島一太先生に座長の労を頂きまして、私が「出血ハイリスク患者のPCI後の出血マネージメント」というタイトルでお話しをさせて頂きました。いつものように、論文の結果だけをみてそれを鵜呑みのするのでは無く、その論文の途中の内容を細かく読むことで見えてくるものも沢山あるということや、エビデンスやガイドラインという内容も、一人一人の患者さまに合うモノなのかどうかはよく考えなければいけないという話をさせて頂きました。やはり大事なのは、患者様をよく診ることだと思っています。あとは、クスリも一人一人にあわせる必要もあります。「ゴホンと言えば●×酸」のような処方や治療が流行っている今日この頃ですが、それはよろしく無いと思っています。。。。そんなことを40分間話させて頂きましいた。途中のスライドがWEB回線の不具合か、ZOOMの不具合かで、うまく変わらなかったことをお詫びいたします。
いかがでしたでしょうか?
小野先生、大島先生、ご視聴いただいた皆さま、ありがとうございました!
2025年2月2日日曜日
PCIフェローコース
京都大学にてPCIフェローコースが開催されました。若い先生方へのPCIの基礎を学ぶコースです。
今年も沢山の先生方が参加されていましたが、とくに若い先生で3年目から4年目という先生が多かった印象です。
私は「PCIテクニック」と「PCIトラブルシューティング」の2つのセッションでお話しをしました。テクニックは、誰もが解るべくエコーの持ち方から始まる基本的な話から、3-4年目の先生は「???」という必殺技まで!トラブルシューティングは、まずはトラブルにならないような心構えを話しているうちに時間が押してしまいました。すみませんでした、最後まで話せませんでした。
懇親会では、若い先生方に私が「なぜ、循環器、しかもカテーテル治療を目指すの?」「自分より若い先生や学生を勧誘するにはどうすれば良いの?」などの質問をしてみました。多くの先生方は、志が高いのでちょいとビックリです。私は若い先生に同じ質問を聞かれて「...消去法で流されるままにこの道にいます」と正直に答えました。
2日間の座学、若い先生方も、講師の先生方もお疲れさまでした。
京都大学となりの吉田神社は、節分祭・発祥の神社なのだそうです。鬼が大きな声をあげて練り歩いていました。
福は〜内!鬼は〜外!
2025年1月28日火曜日
第37回カクテルセミナー
2025年最初のカクテルセミナーです。
最初に、長松先生より「脂質管理の現状
」のレクチャー。歴史とエビデンスだけではなく、患者様にどのように接するのが良いのかまでをじっくりとお話しされていました。
最後に唐澤先生の「大動脈弁狭窄症」で 大動脈弁口面積と圧較差のミスマッチが起きる症例の発表です。DOB負荷を行って確認するクラテリアなど含めてのプレゼンでした。
今日も勉強になりました!
次回は2月25日(火)19時からです。
是非皆さまご参加下さい!
2025年1月18日土曜日
Singapore LIVE 2025
ライブは例年より入場者が多かった印象があります。 アジアにのライブにあるように、メディカルスタッフの参加も非常に多い印象です。ただ、発現のセッションは少ないように思いました。
会場には食べ物、飲み物がたっぷりあって素敵です!例年はキンキンに冷えている印象があるアジアの会場ですが、今年はそんなに会場が寒くなかった印象もあります。実際に2時間くらいずーっと会場にいてもスーツで耐えられる寒さでした。
朝の狭い部屋でのACSのセッションも、開始から満員で立ち見がでていました。医師だけでは無くメディカルスタッフの皆さまも沢山いらっしゃいました。やはり、感心のあるセッションなのですね!
CTOライブでは、日本先生が見事な御手技をなさっておりました。落合先生も、五十嵐先生も、いいseptal channel探して、スイスイっとワイヤーを通過させるところなど、会場でも大喝采でした。
石灰化やImagingガイドのPCIが大きなテーマでした。先端からショックが出る、末梢用のIVLも写真が出ていました。
日本以外のアジアの諸国でもimagingもかなり増えてきたように思います。ただ、これは保険がカバーしているという意味では無く、お金がある患者がわざわざ支払ってまでもやっているという話も聞きます。つまり、そのくらい価値があると認められているのかと思いました。
海外の学会やライブはどこもとても活気があって、PCI業界もまだまだイケイケの感じです。日本だけですね、この業界がしょぼくれている印象があるのは。我々世代のオッサン医師が、自分が目新しいモノについていけなくなっただけで「もうPCIは成熟した」とか言うのが一番の罪だと感じます。(ちなみに、私は全く成熟したとは思っていませんが..)
海外のオッサンも若い先生方も、新しいモノに貪欲ですし、新しい発見を大喜びする人たちが沢山います。まだまだ、進歩していく業界です!
日本は、技術的に優れているとか、imagingで先端を走っているとか、TRA大国とか...これらは、もうガラパゴス日本の幻想です!日本がんばれ!負けるな日本!
Singaporeでは、Singaporeの先生方がもちろん、アジアの先生方と沢山お会いしてご挨拶できました。嬉しいですね!SCJにもいらして下さいね!
留守番してくださった皆さま、ご協力して頂いた皆さま、本当にありがとうございました!
2025年1月6日月曜日
2025年の仕事始め
お正月休みには、緊急のカテーテル治療の他にも沢山の心不全や他疾患などの治療で入院が多く入っていました。皆さまお疲れさまでした。
今日は平和に過ごせるのかなぁと思っていると...やはりそうはいかないですよね(笑)
先ほどまで、笠井先生による緊急のPCIをやっていました。いろいろな背景があり臨床的に難しい患者さまです。病変もかなりギリギリの状態でありました。シースレスシステムに入れ替えて、ささっと簡略で的確な治療を行い治療は終了。さすが!
みなさま、お疲れさまでした!
では、明日からも頑張りましょう!