2023年10月31日火曜日

第22回 東海八王子カクテルセミナー

22回を迎えましたカクテルセミナーでは、石灰化病変の治療を笠井先生が話して下さいました。いろんなデバイスが出てきて、数年前よりも治療のバリエーションが広がったと思います。それをどう使うかは我々次第!頑張ります!

症例は、最初は長松先生。
ドキっとしたら何でもNOACという商業的なガイドラインもありますが、..そうではなく、まずは基礎疾患を問診や小さなコメントから拾い出して探し出し、治療をするという基本的な事を説明できた良い症例だったと思います。
次の藤井先生の症例も、しっかり問診と検査を行い生活指導しながら外来で診ていくといういい流れでした。

病名に薬を出して満足するとか、ガイドラインに書いているからというだけで治療を進める若い医者が多い中、良い症例発表が続いて嬉しい次第です。
皆さまおつかれさまでした。

次回は11月28日(火)19時からの開催です。どなたでもご視聴できます。お時間ございましたらご参加ください!

ミーティング ID 880 4243 1081
パスコード 515151

....そろそろ、リアル会合を開きたいなぁ。🍸🍺

2023年10月28日土曜日

Student Doctorへ手技をどこまでやってもらうか?

最近の医学生は4年生で実技と学科試験をクリアしたあとで、Student Doctorとして病院実習に回って臨床を勉強します。そこで、どこまで手技をやってもらうか...。手技・実技はStudent Doctor含めた若い先生方には魅力的で、なんでも「やってみたい」と思うはず。また、「やらせてくれる科は良い科」と思う反面、「暇で早く帰れる科は良い科」と思うらしいです。(もちろん、カリキュラム的に「早く帰る」のはダメでして、あくまでも自習時間という事になりますが。)この二つを兼ね備えるのはなかなか難しいですが、しかし、Student Doctorのみんなが熱心であれば、我々は問題ない範囲でどんどん手技をしてもらっています。

一番左(主術者)のポジションに立って、彼は何をしているでしょうか?!
もちろん、室谷先生・河村先生が、自分で手を動かすよりもドキドキしなから指導しています。(笑)

まぁ、なんとなく実習にきている初期研修医にもでもやらせられない手技かもしれませんが、しっかり教えるとStudent Doctorでも大丈夫!どんどん経験して欲しいです。

もちろん、基本的な事をクリアしてもらわないと手技には進んでもらえません。最近の教育では「理解していなくても、まずは触って覚えろ!」というのが流行なのか主流の様ですが、私はそれはやっていません。逆に、基本的な事をクリアできれば、どんどん前に進んでもらいます。
患者さまとちゃんと接する事、お話しを聞くこと、説明ができる事、病気を理解する事、手技を理解する事、そして手技はいつものようにデバイスをちゃんと持つこと、「何cmすすめて・引いて、何度の角度で回して」という数値を理解して実践できること...などです。

今の手技は科学的になっています。数をやれば何となくできるよという意味の無いラーニングカーブを経験する必要はなく、根拠と数値とデバイスを理解すれば、どんどん上達できるはずです。

と、いうことで10月にはいって4週間頑張ったStudent Doctorの皆さまには、ご褒美としてちょいと手技をしてもらいました。皆さまお疲れさまでした!良かったら、進路も循環器科を選んでくださいね!

2023年10月21日土曜日

SCJ @ CCT 2023

CCT 2023が開催され、その中でSCJ @ CCTを開催させて頂きました。今回はなんと、日本語!(笑)

最初は高橋先生のビデオライブです。
シースレス、FFR angio、shock wave、OCTガイドのPCIと盛りだくさんの内容でした。さすがです!


次は私のビデオライブ。


LAD石灰化ガチガチのCTOですが、両側dRA,5Frです。GAIA next 4でとトラッキングしてXTRにダウングレード。そのあと、様々なトラップがありましたが、ちゃんと順行性に完遂しました。
地味な症例ですが、けっこうtips & Tricks満載だと思います。いかがでしたでしょうか?


最後までいらした先生がたとみんなで記念写真を撮りました。
ご参加ありがとうございました!


その後は、International Joint Session/ Middle East Sessionに参加。Tammam先生の大活躍セッションでした!


アジア・インドの先生が非情に多くいらしている印象のあるCCTでした。日本人は少なめだと思います。
ライブは1会場だけで、少し会合の規模を縮小しておりました。海外からのライブトランスミッションもありました。
増田先生が「昔、我々が海外にライブを見に行って、日本からライブをとばして、嬉しかった時代があったでしょ?あれを今、アジア・インドの皆さまが日本に対してやっているんだよ」とおっしゃっていました。
日本の先生方が、IVUSが必要とか、これは難しいのでレトロを組まないといけないとか、いろいろディスカッションしているうちに、あっという間にアンテで通してステント入れまくる海外の先生の技術を目の当たりにして、我々も治療そのものを考えなおす必要があるように思いました。いつまでも、「日本人のテクニックは上手い!」と思ってはいけないようです。

では、神戸から帰ります。
皆さまお疲れさまでした!

2023年10月14日土曜日

第62回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会

第62回日本心血管インターベンション治療学会関東甲信越地方会の大会長をさせて頂きました。

こちらも経費削減と、全員に口演でのご発表をしていただきたいと思いまして、よくあるイベント系、会長講演などは無しです。

会長講演にかわり、スポンサーさまのセッションで私は30分ほど若い先生方へのメッセージ「君たちはどう生きるか?」というタイトルでお話しをさせて頂きました。「時間をしっかり意識して、良い医療を提供してください!」というお話しでした。
上妻先生、伊苅先生、横井先生というCVITを代表する先生方にも企業枠でのお話しということで大変申しわけございませんでした。でも、皆さまのお話、やはりオモシロイです!さすがです。

会長要望演題は「次世代に伝える最高のインターベンション」です。こちらも10演題いただきました。私も1演題出させて頂きました。

座長もコメンテーターも、運営委員の若い先生から順番に指名させて頂きました。かなり大きな改革であり、ベテランの先生方には失礼かとも思いましたがお許しください。しかし、みなさま、しっかりとされていましたよ!

経費削減の為、「セッション終了まであと3分です」「セッション終了です」「次のセッションを開始します。座長の先生、コメンテーターの先生御登壇ください」などのアナウンスも私の声を録音したものを使用。徹底してるでしょう!

YIAに研究で4演題、症例で23演題も頂きました。また、初期研修医の先生の発表も3演題ありました。これが嬉しいですね!

一般演題はなかなか興味深いものばかりで、最後の最後まで勉強させて頂きました。

最後に表彰式とご挨拶をいたしました。遅い時間まで多くの先生方にご参加頂きました。

東京ライブと地方会で1011名の参加者を頂きました。ありがとうございます!1000名越えるのを目標にしていたので、達成できて嬉しいです。

学会のテーマは「TOKYO is Burning !!」でした!
インターベンションに関わる仲間たちの熱い想いで沢山助けて頂きました。
どうにか成功に終わったと思います。みなさま、本当にありがとうございました!


2023年10月13日金曜日

東京ライブ2023:TOKYO is Burning !!

東京ライブ 2023開催いたしました。

前々日にトンデモナイ事務的なトラブルがありました。まさか、こんな形の炎上かとは夢にも思わず!TOKYO is Burning !!という一日半を過ごしました。水曜日の夜には、今回中止かと思いました....。
しかし、関東甲信越のインターベンションの仲間たちのお力添えにてどうにか開催できました!本当に感謝です!ありがとうございます。ご心配いただいて、会場にいらして下さった先生方にも、もの凄く感謝しております。
「困った時に助けてくれる、駆け付けてくれる、自分の仲間達ってかっこいいなぁ!」と惚れ惚れしました。本当に嬉しくなりました!ご協力に感謝いたします!

会場のお役目は、なるべく若い先生方にチャンスをということでご活躍いただいた次第です。お疲れさまでした。ライブのコメンテーターも初めてという先生もいらっしゃった様ですが、ご立派にお勤めされておりました。

治療も4件、無事に良い感じで終了いたしました。
私の症例、final OCTをお見せできずに申しわけございません。厳しい石灰化もあの後さらに高圧をかけてしっかりと広がりましたし、LMTもちゃんと処理できました。応援ありがとうございます!

当院にいらしていたメディカルスタッフの皆さま、樋熊先生、車谷先生、お疲れさまでした。ありがとうございました。

明日は、CVIT関東甲信越地方会です。大手町でお会いいたしましょう!


2023年10月7日土曜日

東海大学医学部循環器内科 同門会

夕方からは、東海大学医学部循環器内科 同門会が東京・新宿で開催されました。


伊苅先生からの、ご挨拶と様々な御報告で会はスタートです。

楽しく歓談の後、今年は5人の将来有望な若者が入局予定です。一人一人自己紹介されてました。
私も昨年の昇進のご挨拶と、最後の〆をさせて頂きました。

4年ぶりの同門会で、皆さまにお会いできるのがお久しぶりで嬉しかったです!

残念ながら一部の先生はお忙しいようで、...いつも騒がしい連中が少なかったです...しかし、それでも新宿の夜は更けていったのでした。

POPAI 2023

PCI Optimization by Physiology And Imaging 2023 = POPAI 2023に参加させて頂きました。WEBでの開催で、私はライブのコメンテーターをさせて頂きました。術者は松尾先生、座長は岩淵先生と、岡田先生ともの凄いアニキたちばかりです!


病変は石灰化の強いdiffuse lesionです。
まずは、CTの読影です。CT読影を勉強するために海外留学している若い先生たちが、かなり細かい所まで読んでいただき、戦略をご説明いただきました。凄いですね!

さて、IVUS後に改めてみんなで戦略をディスカッションです。スポンサーのものデバルクを使うであろうという予測はありましたが(笑)、逆にそれに適した症例のご選択ということで、とても良い事だと思います!
さて、2mmで削った後はどうするか?無理する必要は無いという意見と、強引にかち割ってみるか?という意見と分かれました。
また、中枢側の、本来IVUSではデバルクが不必要に思えた部分が少しあやしい...ここをどうするか?
今回は、そーっと何もおきない事を祈りながら経過観察。他の枝の治療時にあらためて造影やimagingで確認という事になりました。

松尾先生が「今回のセッションは武闘派が多いので...」なんて言うモノですから、まるで私が武闘派のように...!いやいや、私よりもあの先生とか、この先生のほうが、武闘派でしょ!(笑)私は舞踏派で、優雅に踊るように手技をしたい派閥です!

その後も、ライブはフィジオロジーもimagingも交えた内容で、夕方まで続きました。勉強させて頂きました!

松尾先生、大久保先生、運営されている皆さま方、ご参加された皆さま方、ありがとうございました!とても勉強になりました!


2023年10月3日火曜日

東京ライブ症例検討会

10月13日(金)に予定している東京ライブの症例検討会をWEBで開催いたしました。

4症例で、普段からお目にかかるような病変ですが、それぞれちょいとだけクセがあるようなヤツです。

多くの先生方のご意見やコメントをいただきました。ありがとうございます。

来週、河村先生、笠井先生、車谷先生、吉町と4名、一所懸命頑張ります!
みなさま、よろしくお願いいたします!