2025年12月12日金曜日

いわきライブ


いわきライブが開催されました。WEBと病院会場でのハイブリッドです。高川先生、松隂先生、私・吉町、安藤先生、石原先生、角辻先生が術者でした。

私の症例は回旋枝の石灰化病変。アンギオでもロータがとても良い適応に思える症例です。できればIVUSでjust proximalを確認して、大きめのバーで削って、ステント置きたい病変でした。しかし、OCT DiamondBackシバリという厳しい命令でした。
5Fr SL 4.0を使用。LMT・CXの分岐角は大きく90°くらいでshort LMです。γループは使用しにくいパターン。
ワイヤーは通過しましたが、OCT通過しない…という理由でRota 1.5mm使用。その後のOCTでは、やはりもう少しデバルクしたい石灰化です。Diamond Back使用。lowの押しからスタート。引きではあまり削れている感じがなく、押し引きを3回。やはりもう少し、ロータの2mmに匹敵するデバルクをしたいと考え、highで押し、引きを2回しました。押しの時には削れている感触あり!OCTでも、効果を確認できたので、2,5mm Wolverineで高圧拡張後に、Xience 2.5x15mmを末梢にあわせてdeployし、少しひいて22atm。OCTでは、imagingコメンテーターの山田先生に「ダメじゃぁ無いけど…」と言われたので、3.0mm HPで高圧拡張。最後のOCTでは「とても良い出来ですね!」とお褒めの言葉を頂きまして終了しました。ありがとうございました。

同じSCJの仲間たちですが、他の先生の手技をみるのはとても興味深いです!また、ライブならではのコメントも皆さま独特で、勉強になります。自分だったらこうするというのはおそらく変わらない年齢にはなりましたが、それでも引き出しが増えるのはよいことだと思い、電車の時間・ギリギリまで会場で見学させていただきました。

主催の山本先生、市議会に出るとネクタイでご挨拶いただいた杉先生はじめいわきの皆さま、ご参加された皆さま、関係者の皆様、ありがとうございました。

お疲れさまでした!

 

2025年12月9日火曜日

TAMA Interventional Cardiology Workshop

恒例の、WEBでの研究会TAMA Interventional Cardiology Workshopが開催されました。
前半はゲストの先生によるレクチャー。後半は症例ディスカッションという内容です。
私は監修という立場なのですが、…申しわけございません。ちょいと予定のカテが長引いていまして、カテ指導をしながら研究会に参加という申し訳ない事をしていました。失礼をお許しください。

レクチャーは東邦大学の飯島先生。ダンディでカッコいいのは姿だけではなく、内容も!しっかり勉強させていただきました。座長は、当院の藤井先生。ネクタイ姿でキリリとセッションを納めていました。立派です!

後半の症例は…えーとカテ室の治療が佳境に入っていましたので一部聞き取りにくい場所もあったのですが、なかなか考えさせられる演題でして…。座長の磯貝先生がうまくまとめようと頑張っておりました。お疲れさまでした!

研究会の最後にはちょいと挨拶をさせて頂きました、

WEB研究会が終わるのとほぼ同時に、カテ室でも神宮先生の手技が終わりました。遅い時間まで、皆さまお疲れさまでした!働き方改革バンザイ!(お手上げのバンザイです)



2025年11月29日土曜日

第56回多摩地区虚血性心疾患研究会

 長い歴史のある、年2回開催の多摩虚血です。今回は市立青梅総合医療センターで栗原 顕先生が大会長でした。

症例ベースの研究会です。多摩地域の各施設より多くの症例が発表されました。
とても興味深い内容も多く、各施設の考え方や手技がよく解ります。ちょいとビックリするような内容もありました。
あの発表をみて、みんなが結構好きで使うようですが、私はほとんど使わないあのデバイス...ますます使いたくないなぁと思ってしまいました。
ご意見番の先生の綺麗なたしなめ方も勉強になります。...私はいつもストレートパンチで申しわけございません。
研究会終わって懇親会までの合間に、病院見学ツアーをさせていただいたのも嬉しかったです!綺麗な映画に出てくるような病棟とか、もの凄く広いハイブリッドカテ室とか、羨ましい限りです。

なにより多くの先生方と、懇親会も含めて仲良く親密にお話ができるというのはオンサイトの研究会の一番よいところだと思います。

栗原先生、ご準備や企画などお疲れさまでした!豪華な懇親会も素晴らしかったです!素敵な時間を過ごさせていただきました!
ご参加された先生方、関係者の皆さま方、お疲れさまでした!ありがとうございました!

2025年11月23日日曜日

SCJ @ ARIA2026

 


九州・中四国を一度にあわせた大きなインターベンションの会、ARIAが開催されました。その中で、加治屋先生、貞松先生、工藤丈明先生を中止として企画して頂いた、Slender Club Japanもセッションを開催させていただきました。

まずは、東大和病院の加藤先生のバックアップ実験のお話しから。いろいろな形状のカテーテルや、deep engageとかアンカーガイダーとかのデータです。実験としてとても興味深い内容でした。
右冠動脈だと標準的なエンゲージではどんな形状や太さでもたかがしれている数値であり、deepとかアンカーバルーン、アンカーガイダーでどのように強くしていくのか...なるほどね!という印象でした。
deep engageは、冠動脈の角度と形状に多く左右されます。アンカーバルーンも、枝の解剖と、どのようにかかったかと、どこまでアンカーしたかで大きな差が出ます。本気でアンカーが引っかかった場合には、本体のGCの太さや形状はあまり気にせずに(束ねるものとしての影響はありますが)、アンカーで引っ張り込むちからと、デリバリーするデバイスの剛性の大きく関わります。アンカーガイダーは、エクステンションの5Frよりも5Fr GCのディープの方が、表面積が大きいだけ強くなると思います。そんなことを考えながら拝見しておりましいた。
私の隣にいた舛谷先生が「バックアップの取り方教えたるわ!」とパワーポジションの話をコッソリ私に話していました。

さて、次は宮崎医師会病院の工藤丈明先生と、東大和病院の姫野先生のビデオでした。それぞれの病院の環境や体制、そして上司に対する気遣い?と指導の受け方?が手技に大きく左右するというのが、2病院の対比ができてとても面白かったです!

ARIAは大きな会であるだけではなく、中身もとても濃い会です。
合併症の話しをこんなにまとめて聴けるのはここだけかもしれないです。中でも心膜穿刺(旧 心嚢穿刺)の、CSからintentionalにperforationさせて二酸化炭素を注入する話はかなりビックリ!ちょいと自分ではできない手技ではあります。いやぁ、勉強になるなぁ。
PCIのライブでも、非情に交換が持てる若い先生の手技とライブのパフォーマンスをみるととても嬉しくなります!こんど、どこかでご挨拶したいなぁと思いました。

ARIAは3日間にわたる大きなイベントです。夜の博多もとても盛り上がりました!
皆さまありがとうございました!お疲れさまでした!


2025年11月16日日曜日

SCJ秋の大収穫祭2025

 WEBと八王子の東海ホールのハイブリッドにて。slender club Japan 秋の大収穫祭 2025が開催されました。

4つのPCIビデオライブ、EVTビデオライブだけではなく、臨床工学士のためのメディカルスタッフビデオライブ、放射線技師のためのメディカルスタッフビデオライブ、医学論文を書こう、医療安全を考えるなど盛りだくさんのセッションを開催致しました。


今回のコースディレクターは、当科の河村先生と笠井先生。お二人がやりたいセッションをプログラムしてもらいました。

私はビデオライブの術者と、裏方の音響と映像係をやらせて頂きました。

ビデオライブでは、病理的な話や実際どうすりなど普通のライブではディスカッションできないような深い話で盛り上がりました

音響と映像は難しい!単に使い方が悪いだけかも知れませんが、スタジオ録音用のミキサーはちょいと欲しい機能が足りずに不自由な印象でした。また映像用のケーブルが不具合が出て途中でPCの切り替えがうまくできない事態が起きました。まぁ、マイナートラブルだけでどうにかなったので、何とか2日間乗り切れました❗️

ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!おつかれさまでした❗️

2025年11月9日日曜日

CIAT 2025


 CIAT2025に参加しました。

朝一番は、DCBの座長です。DCBに関するCIATのコンセンサスドキュメントができていました。凄いです!経験とエビデンスに基づき、CIATの有識者80%が同意するとコンセンサスとしたということで、様々なオマジナイを排除した内容です。素晴らしい!

レクチャーも、太い冠動脈にどうするか、末梢側の冠動脈にどうするか、分岐部にどうするか…など大切な内容がが続きます。「大事なバックグラウンドは年齢だ」といというご意見もありました。いずれにしても、十分イメージングを確認してバルーンだけで終われるのかどうかを判断することが大事だと思います。

午後からはLearning from Japanese experts: practice vs evidence というセッションで座長と発表をさせていただきました。

私はIVLのお話し。タイではまだラウンチされていないようで、会場からは私のスライドの写真を撮っている先生方が目立ちました。保険で何本使えるかとか、実際にロータとの組み合わせはどうかとか、質問をいただきました。中野先生は分岐部のお話し。これを病理学的にプレゼンできるのはさすが!分岐部クラブの重鎮である木下先生のご意見もいただきまして、よいディスカッションができたと思います。高橋佐枝子先生からはCVITレジストリーによる論文の話。藤井先生の論文も紹介していただくなどよいプレゼンでした。

私は1日しか参加できなかったCIATです。せっかくお声がけいただいたのに、すみません。また、中野先生、藤井先生のご活躍を最終日だけしか応援できずに申しわけございませんでした。

タイの先生方はアグレッシブでありますが、皆さま紳士淑女で素晴らしいです!これからもよろしくお願いいたします。

ご招待いただきました、Tanyarat先生はじめ多くの先生方にもご挨拶することができまして、嬉しかったです!マレーシアでお会いした先生方にも、CIATでご挨拶できたりと良い機会を頂きました。

Tanyarat先生はじめタイの先生方、関係者の皆様ありがとうございました!


2025年11月8日土曜日

第22回仙台ネットワークライブ the final



第22回仙台ネットワークライブが開催されております。

11月7日は仙台市立病院からのライブでした。ちょいとカテ室に乱入してライブを見させて頂きました。

11月8日は石巻に移動して、ライブ術者をさせて頂きました。dRAの欠点の、カテの長さが少し足りないから始まり、ガイドがもう少し大きければ...という微妙な状態で開始。腎機能がそれほど良くないので、造影剤をケチりながらの手技でありました。ワイヤーが通りそうで通らない。様々なワイヤーを試しましたが、通過しない。アンテでしっかり造影してよーく見ると..あ、ワイヤーにうーんと小さな曲げが必要!と理解しました、wizard 78なら難なく通過できるのになぁと思いながら、XTRの先っちょをかなり小さくきつく曲げて病変通過!gland slamに変更して...ELCAを使用して欲しいというスポンサー様おとびコースディレクターの山中先生のご希望あり、いつも以上に悩みます。ワイヤーが変なところ縫っていないか、ワイヤーバイアスが大丈夫か...などなど。何度かいろいろみてOKと思い、ELCAの使用!ここは山中先生にELCAの操作を御願いして、私は助手に。綺麗に通過できたので、その後angio scarptがスイスイ通り大きく拡張できました。IVUSでみて、添田さんの御指導にてLAD justか、大きなHLに少し顔を出す程度の場所でステントを留置すべきとのこと。3.0x33mmを一本入れてPOTで仕上げ。IVUSではLAD justに綺麗にはいってHLにもほとんど顔を出さずに留置できました!末梢も穿孔なく終了。山中先生、会場の座長・コメンテーターの先生方、カテ室の山本先生はじめ多くの先生方、応援ありがとうございます!

隣のカテ室では加藤隆一先生がRotaの御手技をされていました。お疲れさまでした!

若い先生方との交流ももてました!これから世界を担う先生方、頑張って下さい!応援します!

山中先生、三引先生、岩淵先生、片平先生はじめ仙台ネットワークラブの運営に携わる先生方、ご参加されている多くの先生方に感謝いたします。お疲れさまでした。

約25年間続いた仙台ネットワークライブは今回でおしまいです。しかし、本当のオシマイではありません!ADATARAライブと合体して、東北を代表するあらたなライブデモンストレーションとなる予定です!来年の2026年6月11日〜13日「みちのくライブ」に期待いたしましょう!

この後もまだまだライブは続いていますが、次の仕事のために移動させて頂きます。