2025年11月29日土曜日
第56回多摩地区虚血性心疾患研究会
2025年11月23日日曜日
SCJ @ ARIA2026
九州・中四国を一度にあわせた大きなインターベンションの会、ARIAが開催されました。その中で、加治屋先生、貞松先生、工藤丈明先生を中止として企画して頂いた、Slender Club Japanもセッションを開催させていただきました。
2025年11月16日日曜日
SCJ秋の大収穫祭2025
WEBと八王子の東海ホールのハイブリッドにて。slender club Japan 秋の大収穫祭 2025が開催されました。
4つのPCIビデオライブ、EVTビデオライブだけではなく、臨床工学士のためのメディカルスタッフビデオライブ、放射線技師のためのメディカルスタッフビデオライブ、医学論文を書こう、医療安全を考えるなど盛りだくさんのセッションを開催致しました。
今回のコースディレクターは、当科の河村先生と笠井先生。お二人がやりたいセッションをプログラムしてもらいました。
私はビデオライブの術者と、裏方の音響と映像係をやらせて頂きました。
ビデオライブでは、病理的な話や実際どうすりなど普通のライブではディスカッションできないような深い話で盛り上がりました
音響と映像は難しい!単に使い方が悪いだけかも知れませんが、スタジオ録音用のミキサーはちょいと欲しい機能が足りずに不自由な印象でした。また映像用のケーブルが不具合が出て途中でPCの切り替えがうまくできない事態が起きました。まぁ、マイナートラブルだけでどうにかなったので、何とか2日間乗り切れました❗️
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!おつかれさまでした❗️
2025年11月9日日曜日
CIAT 2025
CIAT2025に参加しました。
朝一番は、DCBの座長です。DCBに関するCIATのコンセンサスドキュメントができていました。凄いです!経験とエビデンスに基づき、CIATの有識者80%が同意するとコンセンサスとしたということで、様々なオマジナイを排除した内容です。素晴らしい!
レクチャーも、太い冠動脈にどうするか、末梢側の冠動脈にどうするか、分岐部にどうするか…など大切な内容がが続きます。「大事なバックグラウンドは年齢だ」といというご意見もありました。いずれにしても、十分イメージングを確認してバルーンだけで終われるのかどうかを判断することが大事だと思います。
午後からはLearning from Japanese experts: practice vs evidence というセッションで座長と発表をさせていただきました。
私はIVLのお話し。タイではまだラウンチされていないようで、会場からは私のスライドの写真を撮っている先生方が目立ちました。保険で何本使えるかとか、実際にロータとの組み合わせはどうかとか、質問をいただきました。中野先生は分岐部のお話し。これを病理学的にプレゼンできるのはさすが!分岐部クラブの重鎮である木下先生のご意見もいただきまして、よいディスカッションができたと思います。高橋佐枝子先生からはCVITレジストリーによる論文の話。藤井先生の論文も紹介していただくなどよいプレゼンでした。
私は1日しか参加できなかったCIATです。せっかくお声がけいただいたのに、すみません。また、中野先生、藤井先生のご活躍を最終日だけしか応援できずに申しわけございませんでした。
タイの先生方はアグレッシブでありますが、皆さま紳士淑女で素晴らしいです!これからもよろしくお願いいたします。
ご招待いただきました、Tanyarat先生はじめ多くの先生方にもご挨拶することができまして、嬉しかったです!マレーシアでお会いした先生方にも、CIATでご挨拶できたりと良い機会を頂きました。
Tanyarat先生はじめタイの先生方、関係者の皆様ありがとうございました!
2025年11月8日土曜日
第22回仙台ネットワークライブ the final
第22回仙台ネットワークライブが開催されております。
11月7日は仙台市立病院からのライブでした。ちょいとカテ室に乱入してライブを見させて頂きました。
11月8日は石巻に移動して、ライブ術者をさせて頂きました。dRAの欠点の、カテの長さが少し足りないから始まり、ガイドがもう少し大きければ...という微妙な状態で開始。腎機能がそれほど良くないので、造影剤をケチりながらの手技でありました。ワイヤーが通りそうで通らない。様々なワイヤーを試しましたが、通過しない。アンテでしっかり造影してよーく見ると..あ、ワイヤーにうーんと小さな曲げが必要!と理解しました、wizard 78なら難なく通過できるのになぁと思いながら、XTRの先っちょをかなり小さくきつく曲げて病変通過!gland slamに変更して...ELCAを使用して欲しいというスポンサー様おとびコースディレクターの山中先生のご希望あり、いつも以上に悩みます。ワイヤーが変なところ縫っていないか、ワイヤーバイアスが大丈夫か...などなど。何度かいろいろみてOKと思い、ELCAの使用!ここは山中先生にELCAの操作を御願いして、私は助手に。綺麗に通過できたので、その後angio scarptがスイスイ通り大きく拡張できました。IVUSでみて、添田さんの御指導にてLAD justか、大きなHLに少し顔を出す程度の場所でステントを留置すべきとのこと。3.0x33mmを一本入れてPOTで仕上げ。IVUSではLAD justに綺麗にはいってHLにもほとんど顔を出さずに留置できました!末梢も穿孔なく終了。山中先生、会場の座長・コメンテーターの先生方、カテ室の山本先生はじめ多くの先生方、応援ありがとうございます!
隣のカテ室では加藤隆一先生がRotaの御手技をされていました。お疲れさまでした!
若い先生方との交流ももてました!これから世界を担う先生方、頑張って下さい!応援します!
山中先生、三引先生、岩淵先生、片平先生はじめ仙台ネットワークラブの運営に携わる先生方、ご参加されている多くの先生方に感謝いたします。お疲れさまでした。
約25年間続いた仙台ネットワークライブは今回でおしまいです。しかし、本当のオシマイではありません!ADATARAライブと合体して、東北を代表するあらたなライブデモンストレーションとなる予定です!来年の2026年6月11日〜13日「みちのくライブ」に期待いたしましょう!
この後もまだまだライブは続いていますが、次の仕事のために移動させて頂きます。
2025年11月7日金曜日
伊勢志摩ライブ
WEBで座長をさせて頂きました。羽原先生がオペレーターで、松野先生が助手という贅沢な症例。RCAのCTOです。レトロの道が難しい症例でアンテでどうにか行かなければいけない治療です。丁寧にワイヤリングをして見事に成功です。
諸事情にてセッションは1時間で交代という少しせわしない感じもありましたが、それでも時間を延長して最後の最後まで治療にお付き合いさせて頂きました。
レクチャーセッションで、ある先生が「CTOは5グレイいかなければ...」とおっしゃっていたのが印象的で不思議でした(T_T)
ありがとうございました!
2025年11月1日土曜日
第10回小樽ライブ
11月1日 第10回小樽ライブが開催されました。
高川先生およびスタッフの皆さま方での手作り感満載の運用でアットホームでありながらも、ZOOMやAI技術を駆使しての放映はビデオ作りは驚くばかりでした。
ライブは齋藤滋先生からスタート。ワイヤーは通ったけど石灰が邪魔でなにもできない病変です。「rt dRAでダメならlt dRAの方ガイドが良い形で入る!」とスイッチしたのはさすがです!しかし、それでも通過しない。double wire、各種マイクロカテ、ガイダーロックもダメ。ロタワイヤー単独では病変通過後の屈曲を越えられません。(あれをロタワイヤー単独で通すのもビックリですが!)「バイパーワイヤーならなんとかなるんじゃない?」という意見で、齋藤先生がトライしたところ…通過!ダイヤモンドバックも非常に苦戦しましたが、見事に通過しました!なんだかんだで3時間半かかった治療でしたが、結果は素晴らしい出来映えでした!終わった後の齋藤先生の医師50周年記念のセレモニーでも、「今日のPCIは自分だけではできなかった、みんながサポートして良い結果が得られた。自分の人生を表しているようなPCIだった」と感動のスピーチ!本当にお疲れさまでした。
舛谷先生は、余裕でさくっと終了。えー?あっちの病変は?というと、FFRでちゃんとdeffer!さすがです。1時間かからずに終了。
松隂先生の症例も大変でした。右鎖骨下が石灰化および屈曲蛇行で…ワイヤーが本幹以外に迷入するだけで、せっかく橈骨より7Fr入れたようですが、断念。左RAで再開。チャンネルを通過せずに硬いワイヤーで穿通。しかし、閉塞を越した末梢をすこしtrueではないところを縫いながらワイヤは進み、その先でtrueに合流。その後は閉塞部位を越えてもバルーンが通過困難。頑張って通過させ、IVUSで確認すると、この部位にヘマトーマあり。長いステントを強引に持ち込んで綺麗な仕上がりで終了です。2時間程の御手技でした。
高橋先生の出番は5時すぎなってから開始!OCTで長い病変を淡々と観察して、1時間程での御手技で終了です。
私/吉町は始めたのは18時過ぎ。もちろん、放映は終了しています。少し前側から起始している右冠動脈の慢性完全閉塞。閉塞部位は右冠動脈の肩の部分からほんの少しだけ曲がった場所で、abrupt typeです。閉塞調は30mm程度で途中に小さな島も見えます。CTではそれほど石灰化はないと思いました。側副血行路はLAD septalから確実の通せるような良いものがありますが、しかしその中枢側には高度狭窄。もしもレトロにするなら、LADをあけてからレトロになりますので、今回はどうにかアンテで通したいところです。
右にALS1.0、左にSL4.0を使用したのですが、右もスカスカ、左もスカスカ状態で、パワーポジションが取れません。Finecross & SION→Wizard 78では全く手も足もでません、。ツルツル閉塞部位をこねるだけでした。先ほどの齋藤先生の右と左を変えるのを応用して、ガイドカテを左にALS、右にSL4.0と交換したところ、少し安定。子カテもしようしながら、finecross & Gaia next4でやっと病変にアタマを突っ込みました。finecrossは病変部にもぐり込まず、少しGaia 4で病変部をほりましたが、操作性がわるく思うように動かせません。ねらうは小弯側の前側(ワイヤーが一番行きにくい場所)としました。大弯側の後ろ側は硬いワイヤーならいつでもいけるかと思ったからです。Gaia4の操作がわるいので変な方向にいくまえにWizard 78に変更。しかし、ワイヤー操作がまったくできない。Gaia 4に変更して少し末梢にすすめたところ、島の小弯側で前側に到達しました。軌道修正使用としてもできないので、XTRにワイヤーを変更。Gaia4で作った道を幾つかたどりながら、やっと島までたどり着きました。ここで約1時間。しかし、そこからも通過できない。マイクロを島まで持って行こうとしても閉塞部入り口から入らない。やむなくそこから頑張ってXTRを操作して、なんとか閉塞部位末梢にたどり着きました。しかし..finecross通過しません。外からの意見でcaravelに変更しましたがちょいとアタマを突っ込んだだけでダメ。小径バルーンも全く刃が立たない。やはり私にはfinecroosしかないとおもい、再度finecrossでトルクをかけて頑張ったところ、なんとか閉塞部を通過できました!マイクロをgrandslamに変更し、再度細いバルーンで拡張。次にバルーンをステップアップ。IVUSを見たところ、CTではよく解らなかった閉塞部入口部の石灰化にワイヤがトラップされているような図でした。病変は非常に長く、segment3末梢まで続きますが。今回はsegment1〜2で終わりたいと気持ちが少しへたっていました。スコアリングバルーンで拡張しました。48mmのステントを挿入しましたが、末梢に解離ができたために、38mmのステントを追加。綺麗なできあがりで終了いたしました。最後に高川先生の症例。開始は20時です。腎機能がわるいので、超ミニコンでの御手技。IVUSを駆使して思い切ったバルーニングとステンティングはお見事でした!
約12時間のライブデモンストレーション。まさに、小樽ライブらしい内容での第10回のライブでした。高川先生はずっとプロテクターをつけて立ちっぱなし!排尿も一回しかいかなかったとか。もの凄い脱水になっているのではないかと心配です。本当にお疲れさまでした!
会費8000円払った18時からの懇親会には当然間に合わず(手技の開始が18時ですから)ですが、非情に充実したライブであったと思います。さすが小樽ライブ!また来年も御願いします!




