2025年6月28日土曜日

急変時シムレーション

当院のカテ室では、年に1度か2度、急変時シムレーションをします。
PC中に突然VFになって、止まらない!という状態になったら…
医師、看護師、技師などが、本当におきたときと同様な事をします。心電図も血圧もすべてモニターにでます。
DCかけて、心マして、必要な薬を時間みて投薬して、挿管して、PCPCいれて...という流れです。

終了後に、客観的にみた人たちからのディスカッション。

その後に反省をふまえて2回目のシムレーション。
1回目よりも、かなり上手い事いきました!

Dr.「エクモはまだ準備できないのか?」
ME「あと、1分だけ待って下さい!」
ドラマみたいでカッコ良かった!(笑)

皆さま、お疲れさまでした!

2025年6月24日火曜日

地域で考える抗血栓療法 〜AF-PCI〜


地域で考える抗血栓療法 〜AF-PCI〜が八王子で開催、WEB配信されました。

講演1は、当院の笠井智司先生が「当院に於けるAF-PCIの対応」ということでガイドラインとともに具体的 な症例も含めてお話しされました。小松医院の院長・日名子尚子先生に座長の労を賜りました。

講演2は、滋賀医科大学教授の中川義久先生が「虚血性心疾患における抗血栓療法をめぐるトピックス」というタイトルでお話しを頂きました。まずは、循環器の医師が足りないというところから、そして不整脈ガイドラインのアップデート、クロピドグレルやプラスグレルに関する内容、とくに遺伝子多型と薬剤量に関する話、そしてSTOP DAPT2, 3のお話しなど、多岐にわたるお話しでした。私は座長を務めさせて頂きました。

出血と凝固の振り子がどっちに振れるかでその時の論文や社会の動向が変わるという内容は非情におもしろかったです。これ、聞かなかった人少し損をしている気がします。(笑)

日名子先生、笠井先生、遠くからいらして下さった中川先生、本当にありがとうございました!お疲れさまでした!

2025年6月20日金曜日

TAMA Interventional Cardiology Workshop

TAMA Interventional Cardiology Workshop が開催されました。

今回のゲストは、旭川からわざわざいらして頂いた鈴木孝英先生です。旭川/北海道はもちろん、国内でも、海外でもご活躍の先生です。立川までわざわざありがとうございます。

海外に出る前には、ラウンジでカレー食べるという仲間です!

今回のお話しは、御自身の内科治療というよりは、チームでの内科治療のお話しです。良い治療の為には、ちゃんとした標準治療の基準を出して、全員で達成しなければいけないというメッセージでした。あとは、薬だしたら、その効果を確かめようねという内容です。さすがです!

症例は、多摩北部医療センターの渡邊先生の「特発性冠動脈解離」と、杏林大学の三浦先生の「NIRS-IVUS guided DCA」でした。若い先生方の活躍は素晴らしいですね!

WEBとのハイブリッドだと、現地参加が少なく、会場はちょいと寂しかったです。でも、コメンテーターの先生や、鈴木先生にも症例のコメントをいただいて良い感じでのディスカッションだったと思います。

ご参加された先生、関係者の皆様どうもありがとうございました!

2025年6月17日火曜日

第42回 東海八王子カクテルセミナー

今回のカクテルセミナーのメインレクチャーは、当院放射線科の長谷部先生による「世界初 膝下以下ハイブリッドなのコーティングステントの開発と治験」のお話しでした。

新しいデバイスの発想、資金集め、会社作り、組織作り、実際のデバイスの開発、設計、FDA の認可など大変なステップを経て、いよいよ本格的な治験にはいるところまでのお話しを頂きました。

でも、何より長谷部先生の医学、工学の力と、そして人との関わり方が素敵なところが、この研究成果をここまで持って来たのではないかと思いました。長谷部先生の人たる魅力が詰まった御講演でした。

どうもありがとうございました。

症例は、三澤先生と神宮先生が発表しました。三澤先生の症例は、「え?」という展開があるのが臨床の場であることを再認識する症例でした。神宮先生症例は、彼の一言が、患者様を助けた凄い症例だったのです。何気ない事かもしれませんが、日々の臨床は我々も日々勉強になる事ばかりです。

ご参加いただいた皆さまに、世界の最先端の研究と成果、日常現場の大変だった症例と両極端の世界を一時間で見て頂けたかと思います。

ご参加された先生方、どうもありがとうございました!お疲れさまでした。

次回のカクテルセミナーは、2025年7月29日を予定しております。よろしくお願いいたします。

2025年6月14日土曜日

1st meeting European Vascular Access Club


第1回 European Vascular Access Clubに参加いたしました。この会は、インターベンションのアクセス部位に対して、とことん話し合うという会です。そして各アプローチに対してのコンセンサスを創り、より安全で正しいアプローチ部位による治療を目指す会です。

エビデンスやスタディをベースにディスカッションしていきましすが、それもまだまだ一定のものはありません。たとえ、キムニー先生が「dRAはcRAとともに、RAの一つとしてエビデンスレベルIAになった」と紹介しても、それが全てにはなりません。様々なご意見が出てきます。

私はプレゼンで、「アクセス部位とその中枢側の情報をエコーで事前に確認することをお勧めする。金もかからないし、1分か2分しかかからないよ」と言っても、「エビデンスで95%安全といっているのに、なんでそんな事が必要なんだ?」と質問されます。エコーガイドの穿刺と別に考えてほしい、エコーでちらりと見て悪い事ないじゃぁないかといっても、そのスタディはないので..と反論される。こまったなぁ。力不足で...まだまだ修行が足りなすぎで申し訳ないです。

その他、ビックリすることも多いです。我々の考えがまだまだ小さい事を見せつけられました!

ニューロインターベンションの先生から、「ええっ!」というアプローチ部位を教えてもらったりとか、地域が変われば考え方や方法が変わる内容とか、盛りだくさん!

いやぁ、この分野も奥が深い!

dRA/ cRAの大家であるアメニアン先生が、TFAの話をされて、もの凄く深い話しであったののにもかなり驚きました!

世界では各地でdRA/TRAの違いが、日本だけサーベイもないのは情けなかったです。世界では治療の結果や予後を国で管理し、学会主催でサーベイしてあたりまえとの認識なのです。新しい事がされれば、それがなんであれ調査されるのが当然なのです。…しかし、CVITのNCDではその項目は増やしてもらえない=学術のエライ先生の感心がないという理由だけなのか、アクセス部位の追加は無視される程度の内容なのかは解りませんが…まぁ仕方が無いと泣き寝入りするだけでした。項目増えるとお金がかかるからと断られるのは、増えた項目はお金になるから、アクセス部位はお金にならないからという理由なのでしょうね。

冷え冷えのい会場で延々と熱く凄い勢いの英語のディスカッションが続くのは、さすがにちょいとだけ疲れました。でも、次に我々がやるべき事のヒントも沢山もらえました。

主催・企画した先生方、参加された世界の先生方、お疲れさまでした!ありがとうございました。

明日のあさ、4時過ぎにホテルでます。乗り継ぎ含めて帰国まで30時間近くかかります。頑張って帰ります!

2025年6月7日土曜日

多摩虚血

半年に一度の多摩虚血が開催されました。多摩地区の症例ベースの研究会です。今回は多摩医療センターの磯貝先生が当番幹事です。企画運営おつかれさまです‼️

まずは多摩医療センターの大きさや豪華さにビックリです!いやぁ東京都のお財布の大きさに感動です!

当科からも三澤先生が発表しました。ACSはこわいなぁという大変だった症例です。

非常に興味深い症例が続きます。中にはビックリするような、どこかの雑誌のimaging部門にぜひ投稿して欲しい衝撃的な一枚とかもあります。

他科と関連している症例では、いろいろな考え方ややり方の違いがありますが、唯一の正解というのがあるわけではないのが症例の面白さだと思います。

症例ベースだと、隣に座った当科の若い先生に基本を教えながら、どこでつまずいたのかを解説できるのもこの形式の研究会の良いところだと思います。

約4時間の研究会もあっという間でした。

終わったあとは院内での懇親会でした。

磯貝先生はじめ多摩医療センターの先生方、ご参加された皆さまおつかれさまでした‼️ありがとうございました‼️

2025年6月6日金曜日

ADATARA LIVE Demonstration 2025


ADATARA LIVEは28年間続いた東北を代表する老舗のライブです。私もほとんど全会に参加させて頂きました。

青森時代はもちろん、東海大学に異動してからも、様々な形で参加させてもらっています。郡山詣を一年に1回か2回するのは非常に楽しみであり、DCAやCTOを勉強させて頂きました。

しかし、時代とともにその内容や役目が変わり、今年で発展的終焉となりました。

木島先生の特別講演や、最後のご挨拶には少しうるっときてしまいました。

木島先生、添田さん、星総合病院の皆さま、会を支えてきた皆さま、本当におつかれさまでした。ありがとうございました😊

ADATARA LIVEは今年で終わり、仙台ネットワークライブと合併して、みちのくライブになるようです。大きな南東北のライブデモンストレーションは、さらに我々に沢山の事を教えて下さると期待しています。