なかなかオモシロイ結果でした。
なんとなく普段から考えていること、なんとなく臨床で経験的にやっていること、根拠も無くどこかのエライ人の意見を鵜呑みにしてやっていること....そんな事は一発の実験で吹き飛びます!
今日の実験内容に関しましては、近日学会で発表予定です。お楽しみに!
旧「細いカテはお嫌いですか?」からの発展版。
「new5Frの日々」そして「Slender Interventionの日々」です。
そんな中での、著作権問題!
こちらを御覧下さい。
http://grandjump.shueisha.co.jp/news/210421owabi.html
実際の漫画はすでに見ることはできないようですが..実際にはあまりにひどかったです。誰が見てもILで、しかもその絵がメドトロニックのホームページと全く同じ。
テレビでも人気ドラマであったということですが、これではどうかと思います。
絵とアイディアって漫画家さんの一番大事な部分では無いかと思っていましたが....どうなんでしょう?こんなに適当で許されるのかな?
出版社も流石にどうでしょう?責任なさ過ぎ!
漫画文化全体が卑しめられるような気もして、そうなると日本人の文化全体が情けなくなり...なんか嫌な気持ちです。
講師として私がdistal radial accessに関してお話しをさせて頂きました。循環器内科の先生方だけではなく、放射線科の先生方の御参加もあったようです。ありがとうございました。
「ラウンジ」というタイトルにはそぐわない形式で申しわけございません。次回からの反省点にさせてください。
また、メリットメディカル社が企画されると思います。皆様お時間ございましたら次回以降も御参加下さい。
カテーテル検査のベテランの先生が新しい手技を始めるときのラーニングカーブはどのくらいか?とよく聞かれます。簡単に言うと「何例で上手くなりますか?」という意味です。それは、もちろん様々ですとしか言いようがありません。テクニックの個人差よりは、よく解って始めるかどうかで決まると私は思っています。
たとえば、エコーガイド穿刺。現場で初めて上肢のエコーをやって、血管が見えたからブスッとなんとなく穿刺する。他人の手技をじっくり観察した事もなく、おそらくエコー自体に慣れていないのに....上手く行くはずが無いと思います。それなのに「エコーガイドはダメだね。やってみたけど上手く出来ない。あんなのいらないよ」なんて言うのを聞きます。ちょいと悲しくなります。
まず、エコーをやってみることだと思います。自分の手を観察しましょう。次に、同僚の手を観察させてもらいましょう。研修医や学生時代に、はじめて患者さんの採血をする前に、お友達でお互いに採血練習をしあったように。エコーは痛くないので練習し放題です。そこから患者さんにエコーをあてましょう。コストを取る必要はないです。そして、慣れてきたら次にエコーガイド穿刺です。もちろん、エコーガイド穿刺の基本的な技を学んでおきましょう。WEBに情報は沢山あります。
そこからが本当のラーニングカーブが始まるのだと思います。理解して手技をすると当然できる事が多いはずですし、早く上達します。
具体的には、血管の連続性と適応、血管径、穿刺に適している場所の選択、シフトやスライドをして観察、エコープローブの固定、プローブと皮膚の穿刺部位の距離、針の角度、深さ、進める速さ...などなど理解してから穿刺した方が、早く巧くなるに決まっています。
まぁ、そんなことを考えるほどに私もオジサンになってきました。。。
なかなか興味深い内容もあり沢山質問したい場面や、「えー?本当?」と言いたくなるようなモノもありましたが、コメンテーターのオジサンとしてはあまり暴れずに我慢しました。
このテーマとしては少し時間が短かったでしょうか?まだまだ言い足りない先生方も沢山いらしたように思います。
事前録画されているはずのプレゼンテーション動画が、回線速度か配信方法かの問題であまり良くなかったのが残念です。。。
本当は集合して、会が終わった後にでも「あーだこーだ」と喋ってもっと深くこの内容は話し合うべきなのでしょうけれど...コロナが許さないので悔しいです。
セッションを作ってくださったKCJL関係者の皆様、御参加された先生方、ありがとうございました。お疲れさまでした。
CLIは待てない病態です。CLIと診断したらなるべく早く血行再建しないと、下肢を大きく失う事になったり、敗血症の原因になったりします。「なるべく早く」は、心筋梗塞ほどでは無いですが、今日か明日には血流を再開させる必要があるという意味だと私は思っています。
その後のリハビリや内科的な治療や必要があれば外科的な治療もとても大切です。みんなで頑張りましょう!
(写真は昨日の症例ではありません。河村先生が頑張ってEVTをやっている写真です)
宮崎市郡医師会病院の栗山先生に御講演を頂きました。同院ではかなり積極的に小血管用ステントをご使用されているようで、その臨床経験も踏まえてお話しをいただきました。
勉強になりました!ありがとうございました。
市販前調査での小血管用ステントの成績はなかなか良いデータであり、日本人がイメージングと適応をしっかり守って使用すると良い成績であろうと考えられるデータです。
一方、薬剤溶出性バルーンもそもそも小血管用として市販されました。これは、丁度薬剤溶出性ステントの功罪が問題になった頃であり、その罪悪感をしっている術者は積極使用しているように思います。...ちょいと時代の波にうまく乗った感もあります。
もちろん、臨床成績もなかなかのものです。小血管に関わらず、ステント再狭窄に対して打つ手が少なかった我々には、嬉しいデバイスであります。
小血管にsmall DESとDEBのどちらがよいか...というディスカッションもありますが、それは病変によると思うのです。ステントが向いている病変、不向きの病変というのが解ってきたのが実際だと思いますので、基礎疾患、病変のアンギオとimagingもしくはCT、患者さまの年齢、生活習慣や薬のコンプライアンスなど全てを包括して術者や主治医が、small DESなのかDEBなのか、もしくはPCIなのかCABGか薬物療法なのかを良く考えて、提供するものが正解なのだと思います。
DESを使ったPCIはかなり色々な事が可能になった反面、その欠点も見えていると思います。長期予後をしっかり考えた治療を提供したいと思っています。
一例目は伊苅先生にtandem lesionの治療をお願いしました。病変をどのように治療すべきか非常に悩ましいケースです。コメンテーターの先生方とのディスカッションで最善の治療が提供できたのでは無いかと思います。
次は伊苅先生のレクチャーです。
今我々に必要とする医療の話がメインでした。流石CVIT理事長!そして、ILのお話しと続きました。
二例目は私・吉町は左右の病変を一期的に治療をいたしました。
IVUSでの判断、ILの特性はもとより、ガイドカテーテルとは何か、バルーンの押し方などPCIの根本的な所もディスカッションできて良かったと思います。もちろん、治療も最適な治療ができたと自負しております。
完全手作りのWEB Liveでしたので、なかなか音の問題が上手くできませんでした。
外への音も良くなかったです。音が割れたり、飛んだり...。こちら側の出力のせいもありますが、ZOOMのせいでもあるようです。難しい。
内部でもワイヤレスモニターも上手く聞こえない。これは安いイヤホンを大量に仕入れたためなようで。。トホホ。
しかし、画像や音声係の裏方を務めてくれている長松先生、岩崎さんはじめ当院のスタッフの活躍は素晴らしいです!
終了後の記念写真は、血管造影室責任者の放射線科長谷部教授にも御参加いただきました。
皆様、お疲れさまでした!ありがとうございました!