2023年8月29日火曜日

第20回 東海大学八王子病院カクテルセミナー

すでに20回を迎えました、東海カクテルセミナーです。

今日は、橋本考明先生より「新しい形の除細動器〜皮下植え込み型・着用型など〜」のレクチャーでした。沢山の図を交えて、適応や症例など解りやすい内容でした。ありがとうございました。


河村先生からは「心臓限局性サルコイドーシス」の症例です。診断も苦慮しますが、経過を追っていくのも難しい疾患です。

橋本佳穂先生は「感染性心内膜炎」の症例でした。抜歯後の菌血症よりの感染性心内膜炎には注意です!

今日も皆さまのご視聴・ご参加ありがとございました。

次回は9月26日(火)19時からです。

当科の看護師よりのレクチャーですので、メディカルスタッフの皆さまもどうぞご参加下さい!

2023年8月12日土曜日

MYLIVE

マレーシアで開催されているMYLIVEに参加していました。正式名称は、19th MALAISIAN CARDIOVASCULAR INTERVENTIONAL SYMPOSIUMです

会場はクアラルンプール中心から少し離れたエリアらしいです。学会手配のクルマで連れて行かれて指定のホテルに入るので、詳しくはわかりませんが...少なくと街の中心からは随分離れている場所です。

マレーシア国内のcardiologistとメディカルスタッフが、ライブだけではなくさ様々なものを勉強する会です。
非常に活気があり15年くらい前の日本の活気を見ているようです。良い環境だと思います。ゲストには、アジアはもちろん欧米の著名な先生もいらしていました。


さて私のプレゼンテーションで頂いたお題は「Choosing between the antegrade vs retrograde approach in CTO PCI」です。
私の発表は「レトロはいろんなチャンネルを通過させることは可能になったけど、でもアンテを優先にいつも考えるべきだ」と話させて頂きました。
レトロは可能だけど、絶対にアンテの方がよい症例とか、レトロで粘り閉塞末梢ギリギリまで根性でワイヤーもってきたけど、アンテに切り替えた瞬間2分でワイヤーが通ったヤツとか…症例ベースに発表しました。
でも、…他のほとんどの先生はレトロ優先組でして…空気が読めない日本人医師だったかな?(笑)さらに、治療前に事前に多くはCTで情報あるし、日本人のCTO成功率って95%程度だし…といったら、よく解らない因縁つけられて、ちょいと困りました。

コメンテーターをしていたいた松野先生にも助けて頂きまして、なんとか場は落ち着きました。ありがとうございます。


鹿島先生のロータも良い感じで終わっていました。さすがです!お疲れさまでした!

このライブ、面白いのは10時から11時までブレックファーストセッションとして、朝ごはんがでます。12:45からランチョン。その他紅茶もコーヒーも飲み放題でお菓子もおやつも盛りだくさん!お腹いっぱいの会合でした。

どこかのエライ人の共通点かと思いますが、有るセッションで自分の意見しかみとめず違う事を言うとそれに攻撃を始める先生もいました。はっきり言ってみにくいなぁと思うのですが…(笑)あーはなりたくないもんだと、つくづく思いました。

日本の冷めた感じとは違い、医師もメディカルスタッフも熱心で熱く語る良い会合の自分の発表以外には遊びに行くどこかの学会とは全然違う!皆さま会場にずーっといます。最終日の最後のセッションまで満席・立ち見です。すごいなぁ。
マレーシアに負けない熱意をもった日本を再構したいなぁと思いつつ、夜中の便で帰ります。

留守して頂いたみなさま、ありがとうございました。
おみやげはもちろんドリアンチョコ!(笑)お楽しみに!

2023年8月10日木曜日

University Malaya Medical Centre


MYLIVEのライブ中継のために、University Malaya Medical Centreで治療をさせて頂きました。

事前に画像情報はなく、「LMT」とだけ聞いていました。症例は病院に入るまで見ていません。スクラブに着替えて「症例見る?」と聞かれたのでもちろんYES。見る前にスタッフに、「LMT bodyの狭窄だけだから、easyだよ」と言われニッコリ...したのは1秒でした。


ガリガリ石灰あり、CXのOSは99%で、LADとCXの分岐角度はほぼ180度ですし。しかもその末梢のLADとDの分岐も90%とキツイし、絶対に2ステントのパターンで、CXにステント持っていくのにキツイやつです。

患者さんはもうカテ室に入って寝ているとのこと。あら!すでにfemoral から7Frシースが入り、6Frの診断カテでアンギオが終わっているじゃないですか!まぁ、それなら慣れない7Frでと治療を始めました。(笑)

術者と助手はマイクを着けますが、会場からの音声はスピーカーから音が流れます。向こうのマイクの音だけなので、ハウリングはありません。いいシステムかもしれないです。

IVUSがボルケーノでは無くフィリップスのオートプルバックシステム(Eagle Eyeでないヤツです)、ワイヤーはインテック、ステントはテルモという縛りありです。
あまりやらないTステント。、本幹には長いステントで一本。POT、KBT、POT、IVUS、LADを後拡張、D拾い....とかなり大変な作業になりました。
いつものように、超高圧をかけたら少しビックリしていましたが、スタッフは皆さま非常に手慣れていて、治療はスムースにいきました。最後はいい感じで仕上がり、CXのOSも思いっきりlumenが取れているとIVUSコメンテーターのTan先生に喜ばれました。

ライブという事もあり、時々ディスカッション待ちも含め、2時間ほどかかってしまいました。長時間すみませんです。

終わった後、患者様と片言英語でちょいとお話しをして、上手く言ったから良かったね!と言ったらニッコリ笑ってくれました。

マレーシアは何回目か忘れましたけど、みなさま人柄がよく良い感じで治療が進むのが嬉しいですね。


最後に記念写真を撮って、学会会場へと戻りました。

みなさま、ありがとうございました。


2023年8月6日日曜日

CVIT 2023


CVIT 2023が暑い福岡で開催されました。Pay Payドームでの開催で、屋内ですが屋外でやっている感じの不思議感覚です。

私も3つのプレゼンと、座長とコメンテーターと...といろいろお役割りを頂きました。ありがとうございます。


ライブデモンストレーションもありました。齋藤先生の御手技で私は座長でした。齋藤先生、タフケースお疲れさまでした!

KSICーCVIT合同企画では教育が大きなテーマだったのですが、そこで海外のエライ先生に「you are real teacher」と言われたのはちょいとうれしかったです。
当科のみんなもあちこちで発表があったのですが、私も含めてほぼみんな同じ時間帯での発表でして...応援に行けずに済みませんです。


会場はお祭り騒ぎではありません。本当のお祭りです!
最終日は福岡市民の皆さまのために、巨大滑り台や様々な遊び場を提供し、大きな心臓バルーンを打ち上げ、芸能人を沢山よんで、今回の為に作詞作曲された脈拍音頭をみんなで踊るという凄いものです。
政治家が海外研修で有名建築物の前で写真を撮るだけで大騒ぎになる昨今ですが...公務員の皆さまがこのお祭りに行った写真をどこかにあげても決して責めないでください!
参加費もどんどん高くなってきていますが、お祭りを盛り上げるための税金なのでしょう!
この業界はまだまだお金があるようです。厚労省も、もっともっと絞ってもよいって判断してくれそうです!バブリーにいきましょう!(笑)


我々もslender Club Japanのブースを出すように命じられましたので、久しぶりにブースをだしました、ボランティアの皆さまとともに、市民公開講座のURLを描いた、ウチワやステッカーを配りました。少しは健康啓蒙活動として社会貢献したかな?と思っています。

皆さまお疲れさまでした!
多くの方々とお会いできて嬉しかったです!
ありがとうございました!