CVIT TVにて「PCIの止血」を話させて頂きました。
教科書を読むようなプレゼンでは失礼かなぁと思い、「止血の合併症はCVITの教科書読んでね!5,000円!第3版は2025年5月に発刊予定!」でオシマイにしました。誰でもWEBで見ることができる「医療事故報告」より、出血性合併症で死亡した例のレポートをみていただきまして、皆さまに考えていただきました。
10数年間つまっていたRCAのCTO治療で12時間の手技。始まってすぐに穿刺部から出血して、おさえながら...ショックになってもそのまま手技を継続。実際にはHb 15→7まで出血していたという壮絶な手技です。
「手技が始まったら余程の事が無い限り手技を中止はできない」というポリシー?にそって、出血性ショックになっても12時間治療を続ける猟奇的ともいえるレポートに驚いてほしいのです。もちろん私は「合併症が起きたら手技は中止」が基本だと思うのです。
あとは、穿刺やアプローチによって、止血困難かどうか、合併症が起こるかどうかはすでに決まってしまっていること、止血の基本はpatent hemostasisであること、出血したらTRバンドなどを外して用手圧迫が基本であることなどです。そして、内科でできる止血と、外科の先生に頼らなければいけない止血もあり、こまったらやはり外科の先生に頭を下げて、患者さまの命を守ることが大切と考えています。
ご視聴頂いた皆さま、いかがでしたでしょうか?
司会をしていただいた八巻先生より「インパクトありすぎ!」とお褒めのお言葉?をいただきました。ありがとうございます。
安全で有効な治療を適応すべく、みんなで頑張りましょう!
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