2021年3月14日日曜日

緊急の末梢血管治療とデバイス

重症下肢虚血というのは、待つことができない状態の一つです。下肢の末梢血管が閉塞して組織の血流が悪いことが原因で壊死しかかっている(もしくは壊死してきている)状態です。心筋梗塞ほど”大至急!”ではありませんが、明日にできない治療です。

土曜日の午後ですが、月曜日までは待てないと判断してカテーテル治療をいたしました。
まずは、準備!
当院では治療デバイスの常備がほとんど無いので、近くの病院にお願いして借りにいきました。ディーラーが違うとか諸問題はありますが、S病院のO先生が御協力して下さいました。ありがとうございます!
河村先生が直々に自分のクルマで借りに行き、往復約1時間。デバイスが揃ったところで治療開始です!
技師さん、看護師さんもテキパキと動いてくれて、治療はスムーズに終わりました。
きっと、救肢できると思います!

S病院まで使用しなかったデバイスの返却などあり、遅い時間までかかりました。でも、患者さんの下肢を大きく失わなくて済むのであれば全く問題ありません!
午後のひどい雨も上がり、治療が上手くできた満足感とともに夜中の帰宅となりました。



 

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