2010年7月7日水曜日

kinetix

新しいガイドワイヤーが発売になりました。
Boston Scientific社より「Kinetix」という名前です。カイネティックスではなくキネティックスと読むのだそうです。
0.014"のGWです。
今までのコイルワイヤーとは構造が全然違います。
コイルの代わりに、コーティングに刻みをつけて、そこで柔軟性を作っているような構造です。
 カタログがあったので掲載してみました。
何よりトルク伝達性が良くって、コーティングはよく滑るというワイヤーのようです。

実際に使用してみました。
まず、先端を曲げるときにはインサーターから頭を出してしごくようなやり方は良くないと思います。ザラザラしており、折れそうな感じがします。針の背中できゅっと曲げるのがよいと思います。もっとも、殆どのコーティングワイヤーは、インサーターの先端で曲げるやり方は推奨されておりません。T社のヒットガイドワイヤーRには、先端曲げようの針(とんがっていない)がついているのもこのためです。
使用感は...昔Choice PTというガイドワイヤーがありました。(今でもあるのかな?)そのバージョンアップ版の様な印象のガイドワイヤーです。
私の好きなホニャホニャ系ワイヤーではありません。
ガッチリと腰を据えて、こっち、あっちと向きを変えて、カクカクとすすんでいくような印象のワイヤーです。
ステントのsturut抜き等には良いかもしてません。(実際につかいましたが、方向性をつけてずるっと入っていきました)
好き嫌いがはっきりと分かれるワイヤーかと思いますが、みなさま、是非お試しあれ!

2 件のコメント:

  1. 紹介ありがとうございます.
    今度、機会があれば試してみます.
    最近、ガイドワイヤーブームなので
    いろいろ使わなければならないワイヤーが
    たまっています.

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  2. yangt3 さま
    ワイヤーは好き嫌い、好みが分かれるところですので、使ってみて自分に合うかどうかが大切ですよね!
    そして、良いと思ったワイヤーはなかなか手放せないのも事実です。
    いろいろな選択肢から、安全で操作性の良いワイヤーを探したいモノです。
    新しいワイヤーのプロジェクトもすすんでいますが、...物作りは難しです。

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