2019年11月5日火曜日

安徽省立医院 訪問

 安徽省立医院(Anhui Provincial Hospital )を訪問いたしました。ここは3,000例/年のPCIをやっている病院とのことです。
一例目はRCAのCTOです。屈曲のある長いCTOでレトロからの方が良いのでは?と言われましたが...いえいえ、ちゃんとアンテでさっくり通しました。長いステント3本も入れました。
現地医師たちの見積もりでは、日本人はレトロで午前いっぱいかけるはずだったらしいのですが、1時間程で終わったので「日本人はすぐにレトロというけど、アンテでちゃんと通るのは凄いなぁ。時間も早くて良いことだ!」と誉めてもらえました。
ここでも「日本人はほぼ7Fr, 8Frというけど、吉町はTRI 6Frで問題ないのか?」の質問にはもちろん「問題ない!いつも5Frだからね」と即答しました。こちらの病院は基本的にTRIなので、さらに喜んでもらえたかと思います!
二例目は、「昨日どこかからの出血があり、今日のPCIはキャンセル」と言われました。DAPTは全世界の脅威だと思いました。
二件でオシマイのはずだったらしいのですが、普段の症例もやって欲しいとのリクエストで、次にLMT症例です。
シングルステントで、POT-rePOTで回旋枝も問題なく、LADの末梢の病変もやって欲しいというリクエストにも答えてあっさり終了。よかったです。
さて、レクチャーです。
元々のリクエストはretrograde approachだったのですが、日本の先生方もよくいらっしゃる病院で多くのCTOレクチャーを聴講していると聞いて、内容変更!
「皆様がびっくりしてくれる低侵襲の治療方法やCTO治療を見せましょう!」ということで、Slender PCIの講演に変更しました。
喜んで頂けたようです!嬉しいです!
午後は診断カテーテルにお付き合いしまして、...時間は余裕の予定だったのですが、いつの間にかギリギリで電車に乗りました。
安徽省立医院の先生方、スタッフの皆様、関係者の皆様、ありがとうございました!「また、来年来て欲しい!」と言われるのは嬉しいですね!
では、次の街へ!電車で4時間ということです。

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