2017年1月3日火曜日

「外科医の腕は何で決まるのか」

溜まっている仕事をこなす合間、ちょっと時間を作って本を読みます。
「外科医の腕は何で決まるのか」という本を読んでみました。筆者の羽鳥隆先生はなかなか鋭い事を書いていらっしゃいます。これは外科医の腕の本ですが、私たちにもつながるところがあり、非常に共感できる内容です。

前半には
・手術は事前の準備で決まる
・技に溺れるな
・大病院がいいとは限らない
・医者の肩書きと腕はイコールではない
・腕の良し悪しと手先の器用さは関係がない
・手術時間は短いほどいいのか?
・手術が長すぎる外科医には無駄が多い
・腕のいい外科医に想定外はない
・手術の数を増やしたい外科医もいる
・雑誌の名医ランキングはあてにならない
・ダメな医者を見抜く方法
などなど
中盤は患者さまむけのガンについての内容。
後半は若い外科医を増やすにはなどです。
最後に「人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くして人を咎めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし」という西郷隆盛の言葉をご紹介されていました。

あっという間に読める内容ですので、皆様も是非どうぞ!

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