2016年12月29日木曜日

あおもりの御用納め

あおもり協立病院も今日は御用納めです。
今日も難しい治療ばかりで、冠動脈も末梢血管もCTOでした。
「ちょいと大変だけど、患者さまの為に可能であればTRIでいきたい。でも、それが理由で上手く行かないというのは許されない。」という内藤先生の言葉に「全然大変では無いし、絶対にうまくいくからTRI &スレンダースタイルで!」という事で、どちらもやりました。
もちろん、問題なく良い結果で終われました。年末の治療としてとても良い事をしたような気がして、みんなで喜びました。
みなさま、お疲れさまでした。
来年も宜しくお願いいたします。

2016年12月26日月曜日

今日は4件のACSでした。

年末です。冬です。不安定な天候です。世間一般も忙しくストレスも疲れもたまります。
そんな季節だからか、今日はACSが4件でした。若い先生方を中心に、次々に治療が行われました。攻めすぎない、手を抜かない良い治療を全ての症例に提供できたと思います。良かったです。
外来も、年末まで我慢していた患者さまや、年末まで紹介を躊躇していたクリニックや他科の先生方からの患者さまがたくさんいらしていました。
みなさま、普段から悩まずに早めにどんどんいらして欲しいと思いました。
検査も混んでいました。お待たせして申し訳ありませんでした。


 N松先生が「今日は働き過ぎて腰が痛い」と悩んでいたので、貼付剤を腰から背中に貼ってあげました。早く良くなるようにオマジナイをしながら貼りましたので、明日はバリバリ働けるはずです!

カテ室の中だけで治療は終わるわけではありません。
当科の若い先生達は、ICUに遅い時間までのこり、管理を一所懸命やっています。私も一緒に頑張りました。
研修医の先生には「なにか起きた時に、その事象だけに囚われずに、その本質が何か、自分ができる事は何か、それが少しでも効果があるのか・全然ダメなのかをよく考えると対応できるよ」という内容で説明しました。(実際には目の前の患者さまの事で具体的に教えるのですが、ここでは控えます)
また、薬の吸収、代謝、半減期などの考え方や、必要な病態に対してどうやって薬と投与方法を選ぶか、...具体的で一般的な薬の例を出して説明をしました。まるで薬理の先生みたいでいいでしょう!(^^)/
今晩は待機当番です。やはり1回くらい夜中に出番はあるかなぁと思いながら、覚悟をきめて待機とします。
今年も残すところあと僅かです。頑張りましょう!

2016年12月22日木曜日

田村太志先生 講演会

田村太志先生 講演会が青森市で開催されました。「アグレッシブなクリニックを目指して」というタイトルです。
クリニックのこと、クリニックの治療成績データ、ドクターズレストランのこと、クリニックスタッフに海外学会での発表をさせること、スタッフのモチベーションをあげること…などなど、多岐にわたる内容でのお話をして頂きました。


アグレッシブなクリニック( or 病院 or 医局 or 自分)であるためには
・現在の自分、過去の自分に決して満足しないこと
・常に何か新しい事を追い求める努力を怠らないこと
・目の前の患者さんに常に自分のベストを提供し、かつその「ベストの質」を上げていく努力を怠らないこと

このようなまとめも頂きました、
バイタリティに満ちあふれ留まることの無い前向きな先輩のお話をきいて、自分もまた明日から頑張らなければいけないなぁと思いました。

田村先生、ありがとうございました!

田村先生に関してはこちらのHome Pageも御覧下さい!
http://user.ginga-net.ne.jp/~tamura-clinic/
http://www.tamura-clinic.ecnet.jp


2016年12月19日月曜日

東京の講演会

東海大学での仕事終了後に、東京まで出て講演会のお仕事を致しました。
みなさま、ありがとうございました。

今年もたくさんの御依頼頂きました事に感謝申し上げます。
カテーテルの話、薬の話、コメディカルの皆様への話....など、色々致しました。プレゼンテーションもそれぞれ準備いたしました。頑張りました。
年内は自分で話すのはこれでおしまいだと思います。来年もよろしくお願いいたします。お声をかけていただければ、できる事は何でもいたします。
大学の仕事が終わってから移動できるのは良いのですが、都内というのは近いようで遠いようで...。

2016年12月18日日曜日

鎌倉ライブデモンストレーショ

 鎌倉ライブデモンストレーションが開催されました。
TRIの父こと、齋藤滋先生の御手技を見ないと年越しができない私たちにとって、今年もこのライブに参加できたことがとても嬉しいです。
1日目、最初はBVSの教育ライブです。その関係でこちらのセッションだけは日本語でした。
その後もイメージングを多用したライブでした。けっこう見ることができたので、たくさん勉強もさせて頂きました。
ペリフェラルセッションも開催されました。濃い内容のディスカッションばかりでした。
 懇親会の、最後まで残っていた人達での集合写真です。

 2日目のライブは、CTOあり、分岐部あり、石灰化を伴う複雑病変ありと、難しい症例をザクザクと治療しまくる齋藤先生を見ることができました。
 私も座長をさせて頂きました。

コメコメ倶楽部も、満員御礼!今までで最高の入場者数だと思います。

 私も教育講演を致しました。
最後の最後まで、皆様おつかれさまでした


齋藤先生の最後のご挨拶です。

このライブで、たくさんの新しい出会いもありました。また、昔からの仲間や先輩方、海外の先生方とも久しぶりにお会いできて嬉しかったです。

齋藤先生、湘南鎌倉総合病院の皆様、関係者の皆様、ご協力して頂いた皆様、御参加された皆様、おつかれさまでした!ありがとうございました!

2016年12月16日金曜日

香港からのお客様

香港のドクターとスタッフの皆様に当院をご訪問して頂きました。
Slender PCIのタイトルでレクチャー致しました。
今の5FrGCでは、各デバイスの使用はもちろん、KBTなども0.014システムでできるし、CTOをアンテでもレトロでも治療できるし、ちょいと昔の6FrGCのできることは大体できるとお話ししました。
変な技が必要ではないかという懸念や、バックアップなどに不安があって、細いGCに躊躇があるのでしたら、poor man's Slender System とは言いませんが、GSSを使うと、みんながスレンダーの仲間入りだともお話ししました。
いかがでしたでしょうか?
皆様、また明日、鎌倉ライブでお会いいたしましょう!

2016年12月15日木曜日

EVT work shop in Aomori

安藤先生をお迎えして、EVT Work Shopが開催されました。
昼のランチョンに引き続き、安藤先生の御手技でした。
2例のCTOがあのワザ、このワザであけられていきます。
さすがです。
患者さまも喜んでくれると思います!
終了後のお決まりのポーズ!

雪でトンデモナイ天候の青森です。
遠くまで有り難うございました!

2016年12月14日水曜日

ロータブレーター

最近、ロータブレーターが頻回です。
今日もロータでした。
必要な時にはかけます!躊躇しません。それはカテが細かろうが、太かろうが同じだと思います。
私の戦略はDESを入れる手段というのは前提の手技がほとんどですので、大きくないサイズで割れ目を入れることが多いです。
しかし、先日は、ちょいと違う方針でのロータでしたので、久しぶりに「サイズアップ」という事をしました。
治療する施設や環境によってロータが無い時には根性見せてバルーンで石灰を割まくります。もちろん辛いことも少なく無いです。時に限界もありますが、…頑張ります。
どんな病院でも使える、お手軽で石灰化に強いデバイスが出現しないかなぁとは、いつも思います。

2016年12月12日月曜日

NIRS IVUS

真空管のような外見で、ブーンとうなりながら回るアナログな雰囲気たっぷりのこの機械。NIRS IVUSというものです。
超音波と近赤外線で血管をみて、脂がどのくらいあるのかを判断できるというデバイスです。
 黄色は脂成分が多い印。つまり、バルーンをかけると末梢に飛ぶ可能性が高い病変部位という事になります。赤い部分は脂が少ないという意味らしいです。
どちらかというと、IVUSの部分はオマケに近い感じで、計測などはやりにくいです。周波数としては公称値ほどは無い印象の画像です。カテーテル自体も少しガッチリしています。なにより6Fr以上のコンパチビリティです。
しかし、なかなか興味深いツールです。
東海大学には入る予定は無いのですが、手に入れられた先生方、是非ともいろいろ教えてください。
さて、今日はいわき市立総合磐城共立病院にてのカテーテル治療をしています。(NIRS IVUSが目的に訪問したわけではありません。)
CTOではありませんが、難しい症例ばかりです。
diffuse long small vessel、multiple vessel disease、1-1-1 LMT….と続きます。
海外遠征で得てきた知識なども生かしながら、治療は完結いたしました。
imagingを駆使している私をみて、山本先生は「大学の先生になったねー」と笑っていました。
 終了後の写真です。
治療後は講演会です。
山本先生が司会です。
伊苅先生の御講演です。
お疲れさまでした!

山本先生、杉先生、いわき市立総合磐城共立病院のスタッフの皆様方、関係者の皆様方、いろいろ有り難うございました。

2016年12月11日日曜日

JCR 2016

釜山でJCR 2016が開催されました。

内容は最新の科学的なお話ばかりです。これを朝から晩まで聞いているだけで、最新のトピックスや今後の流れがわかるような内容です。
Moo-Hyun Kim先生が主催の会です。

韓国はもちろん、世界中から先生方が集まって興味深いお話をされていました。
日本からも沢山の先生方がプレゼンテーションされていました。

我等が奥津先生も冠動脈CTのお話をされていました。
素晴らしいです。

私だけ科学的では無い話し?
Slenderスペシャルテクニックのご紹介。
喜んで頂けたかと思います。

Kim先生、韓国の先生方、スタッフの皆様方、御参加の先生方、お疲れさまでした。
ありがとうございました。




2016年12月7日水曜日

ICIC-B 3日目

今日は最終日です。

今日から東海大学で一緒にお仕事をすることになった奥津先生も参戦です。
伊苅先生とのツーショット!
私たち3名も一緒に記念写真。

坂井先生のお父さんが、小さい頃の坂井先生を研究会に同行されて、そこで奥津先生にお会いしたらしいです。
初対面ではなかったとか。。。
 ディスカッションも盛り上がります。
CTというイメージングが私たちにも加わったことはとても嬉しいです!
私もレクチャーを聴かせて頂き「へー、そうなんだ。」と勉強になることばかりでした。
 松隂先生、川村先生、お二人での治療風景です。
 篠崎先生・村上先生の治療風景。
私です。
今日はRotablatorでした。

海外からの先生方7名をお迎えしての、今回のコースでした。
日本のPCI見学とレクチャー、喜んで頂けましたでしょうか?

お一人は、「2年前のCCTでSlender Clubのセッションにいったよ」と、写真を見せて下さいました。嬉しいです!

みなさま、お疲れさまでした!
ありがとうございました。

2016年12月6日火曜日

ICIC-B 二日目

海外の先生方を東海大学にお招きして行っているWORK SHOPのICICです。今日は二日目です。
← 治療終了後の記念写真です。

朝から沢山の症例の治療を行いました。
私は3例治療しました。
一例目は、英語だと、さっと通ったワイヤリングが最高に決まった瞬間を説明できなくて少し悔しいです。うーん。解ってくれたかなぁ。。。
二例目はかなり難渋したCTOでした。実は鎖骨下動脈の屈曲蛇行が効いて、ワイヤー操作が少し不自由でした。最後は、みんなに読んでもらったIVUSとアンジオ上の角度とワイヤーの動きが一致したのでざくっと抜けることができました。よかったです!
三例目は新しい○○○を使いました。宣伝にあるよりも、少し不自由なデバイスです。バランスが悪い...。残念です。もちろん、治療は上手く行きました。造影剤も最小限の量でできました。
松隂先生の治療も良い感じで終了!お疲れさまでした。
その他緊急例のデモンストレーションも含めて、沢山治療を見て頂くことが出来ました。
ランチョンにSlender PCIのレクチャーもいたしました。「amazing !!!」と喜んで頂けました!有り難うございます!
治療とレクチャーの間に、学生さんへの口頭試問をしていました。最近の学生さんはマジメなので、どうしても難しい内容をレポートしたがるのかもしれません。しかし、せっかくの臨床実習なので、もっと患者さんに接して欲しいといつも思っています。本をコピペしたレポートではなく、患者さんをみてお話をして、これからどんな治療を提供するのが患者さんがハッピーになるのかを考えたレポートが嬉しいですとお話をしました。
さて、今日も一日終了です。もちろん、夕方、治療した患者さま達への回診で、問題なく経過していることが確認できました。良かったです。
では、明日は3日目。最終日です。頑張りましょう!

ドライヤー技

今日から、ICIC-Bです。院内に外国の先生方7名をお迎えしてのWORK SHOPです。
症例と講義の繰り返しと、シムレーターのハンズオンという企画です。
午前〜昼過ぎまで、外来の合間を縫って、カテ室に顔をだして一緒に治療をしていました。
その中で、こんな事をしていました。
若い先生方には絶対に理解していないものです。ご年配の先生方は「あー、懐かしいね!昔やっていたね」とニコニコする先生が多くいらっしゃるように思います。
熱を加えてプリシェイプの形状を変えるのです。
今ほど多くのGCが無い時代、それが手に入らない時代には、結構平気でこんな事をしていました。

2016年12月1日木曜日

SCJ @ ARIA 2016

福岡でARIA 2016が開催されています。九州が一丸となって取り組んでいる大きなライブです。
春の震災で延期になったのですが、今回会期を短縮しての開催です。

その中で貞松先生、原田先生がSCJ セッションを企画して下さいました。
低侵襲として、被ばく、造影剤を考える。ガイディングを考える。分岐部を考えるというテーマの内容でした。
加治屋先生のビデオライブも見応えがあり、よかったです!

若い先生方も沢山参加されていました。

みなさま、お疲れさまでした!
ありがとうございました!

2016年11月28日月曜日

WEB講演会

「出血性合併症と血栓性合併症を起こさないために」という内容でWEB講演会でお話をさせて頂きました。
PCIの歴史から始め、我々が良いPCI戦略、良い薬剤の使用方法で、良い治療を提供できるのではないかという内容でした。
カメラの前でお話するのは、やはり何度やっても慣れません。。。難しいです。
ペラペラ話すわりには、ちょいと噛んでしまったところもあり、お聞き取りづらい場面もあったかもしれません。お許しください。

司会をして下さった中村先生、関係者の皆様、ご視聴して頂いた皆様ありがとうございました!

2016年11月26日土曜日

海外のデバイス

日本未承認品でちょいと面白いモノが、マレーシアには幾つかありました。

まずはこれ。
self expandのDES。
最長60mm !!
しかもテーパリングしています。

私は使用しませんでしたが、使用症例を見せて頂きました。
たしかに、あんな状況では良い適応かもしれないと思えました。
日本には入らないんだろうなぁと思います。
モノレールのFFR
好きなガイドワイヤーを挿入し、モノレールタイプでデバイスを末梢に持っていき、FFRを測定します。
狭窄部にワイヤー + FFRカテが入るので精度がどうなのかは解りませんが、引き抜きではそれなりの精度だと思います。
これは日本に上陸すると思います。

その他、DEBやDESやいろいろありました。眺めるだけでも楽しかったです。

2016年11月25日金曜日

初冬の伊勢原

今朝は晴れて日差しも良い感じでした。
駅から病院まで歩く途中の大山が綺麗でした。うっすら雪景色です。
しかし、実は、北国の雪山風景を見慣れた私にとっては、少々違和感がある風景なのです...。何だろと間違え探しクイズの様に考えながら歩くのはまた楽しいものでした。

今日は、「書類整理→外来→カテ室→学生の口頭試問」で一日が終わってしまいました。あっという間の一日でした。

最近、"忙しい"というずるい言葉で自分をごまかし、自分にも他人にも甘すぎる事を反省しています。もう少し厳しく日々頑張らないといけません。。。。
そんなことを考える一日でもありました。

2016年11月24日木曜日

マレーシアでのCTO治療の旅

 成田→クラルンプール→車で2時間でマラッカにきました。初めての街です。
Pantai Ayer Keroh Hospitalで治療をいたしました。
前日に、追加でもう一症例治療を依頼されましたが、夕方の移動があるのでと言ったところ、朝早く来てやれば良いと言われ…朝7:30から治療開始しました。
若年者のCTOが多くなっているということです。しかも厳しい症例ばかりです。
CTO 2件、Y stentが必要な複雑病変1件でしたが、時間がかかってしまいました。
 次は飛行機にのってクチンに移動です。
Pusat Jantung Hospital Umum Sarawakです。今年の1月も訪問した病院です。見知った顔の先生方やスタッフの皆様に囲まれると、外国で会ってもホッとします。
こちらでは2日間でCTO 5件でした。
一日目はre-atempt症例ばかりでかなり大変な症例ばかりでした。しかも、double CTO、triple CTOになっている病変ばかりで、あけてもそこからCTO…。頑張りました!
「こちらの方法がダメでも、あっちのチャンネルがダメでも、…あけるといったらどこまでもgive upしないspiritに感動した!」と言われました。嬉しいです!
二日目はさっと終了!よかったです!
記念写真です。

マラッカ、クチンの先生方、スタッフの皆様、関係者の皆様、今回もお世話になりました。
有り難うございました。

マレーシアは外は暑く、建物の中は冷房で冷えすぎです。温度差にまいってしまいます。
…あれ?日本でも青森や北海道など北国の冬は、外は寒く、なかは暖房で暑すぎ…。我々には普通だと思っている事が、環境の違う方々には疑問に思う事なのかもしれないなぁと気がついた次第です。

成田に着いたら雪が降っています...