2013年1月30日水曜日

学生・横野先生

弘前大学・学生の横野先生が実習にいらしています。
御本人はもちろん好青年です!昼食のごはんも大盛りです!(笑)
昨日も今日も、長い手技があってもずーっと側にいて勉強しています。立派なものです!

横野先生のお父さんは私の医師の師匠の一人です。
実は私は、横野先生のお父さんに一年目の一番最初に医師としての基本を習いました。細かいテクニックなどではなく、医師として当たり前の事を習ったのです。
たとえば、看護師より「患者さまが眠れません」と電話が来ると「眠剤のませておいて」と答える医師がほとんどかと思います。看護師もそれを期待して電話するのです。
しかし、当時1年目の私はそのようにしたら、師匠より、もの凄く怒られました!
「患者をみないで薬を出すとは何事だ!本当に寝ているのか、寝ていないのかも解らないで適当にするのはゆるさん!まずは、患者を見に行け!」と言われたのです。眠剤一つでこうなのですから、何となく慣れてきても、病名で薬を適当に出すのを絶対に許してもらえませんでした。
今も、私が後輩を一番怒るのは、患者を診ないで適当にやったときです。自分の都合の良いように、見に行かなくても良い理由をつけて、適当にやっていく医師が沢山います。最初は怒るけど、だんだん、相手にもしたくなくなります。
あとは、基本的食事のカロリー計算だとか、塩分計算だとか、患者さまに「これを食べて良い?」と聞かれたときに答えられないと医者はよろしくないと教わりました。コメディカルに解っている事を医師が解らないのはダメだと勉強させられました。
手を抜くことを許さない厳しさですが、しかし、当たり前と当たり前のことです。全て基本なんです。当たり前の事を20数年間守り続けて、優等生とは言いがたい私もこんなに立派に生意気になりました!(笑)すべて先輩方の厳しいご指導の賜物でございます。感謝しております。

そんな師匠のご子息さまです。
2週間で私が伝えられることは少ないかもしれませんが、少しでも勉強していってくだされば幸いです。

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