2012年2月28日火曜日

Slender PCI Work Shop with YUKIKAKI in AOMORI

 2012年2月27日、28日の2日間、「Slender PCI Work Shop with YUKIKAKI in AOMORI」が開催されました。13名の先生方をお迎えしてのWork Shopです。
 27日は松陰先生、舛谷先生の御講演をはじめ、日本中からお集まり頂いた先生方によるプレゼンテーションでした。
28日はカテ室での診断&治療です。
診断カテは早めに終わって、治療から見て頂こうかと思っていたのですが、熱心な先生方は、朝非常に早く起きていらっしゃっておりました。
CTO1件を勝木先生にお願いしました。丁寧な御手技で見事な結果でした。
私は2件の4Fr使用で、その良いところも悪いところも見せてしまいました。いかがでしたでしょうか?
5Fr使用ですが、FFRとIVUSの有用性も勉強させて頂きました。沢山の先生方がいらしてディスカッションしながらの治療は勉強になります。患者さまにもとても良い治療を提供できたように感じます。良かったです。
 記念写真です。
 記念写真です。
 こちらも記念写真。
当院スタッフが、通常業務に追われてあまり参加できなかったは残念でした。
結果や今後の方針を患者さまに説明していたら、こんな時間になりました。

御参加頂いた皆様、お疲れさまでした。
関係者の皆様、ありがとうございました。


2012年2月25日土曜日

International Congress of Cardiology 2012

 International Congress of Cardiology 2012が開催されました。
香港の研究会で、アジアの先生方多くが御参加されています。Interventionだけではなく、心臓病全般の話題がディスカッションされます。勉強になります。
シンガポールのPail Ong先生など、知り合いもいらして嬉しいです!

 私は、「What is Slender PCI ?」のネタと、「When & How to Interv CTO」2つのレクチャーをいたしました。2つともICCからのご要望でのレクチャータイトルでした。
何度か笑いを取れたのが嬉しいです!(^_^)v
香港の先生方からは、「そのデバイス、いつ香港で使えるの?」と痛いところ突かれました。もちろん「日本のメーカーさんに聞いてください。私はちょっと解りません。ごめんなさい。」と答えるしかありませんでした。

フロアーでも沢山の先生方からご挨拶頂きました。
有り難いです。楽しんで頂けたようです。良かった、良かった!


今回のコーディネートをして下さった裏方の香港の方とも会えました。日本の皆様にも沢山の方に支えられてここに居ます。もちろん、留守をしてもらっている先生方、スタッフにも感謝しています。皆様、いつもありがとうございます。
私の前には多くの道を切り開いてきた国内外の先生方がいらして、そのおかげで私もこうして仕事をさせてもらっています。私も少しでも良い仕事をすれば、私の仲間や私の後輩たちが世界中で闘っていく踏み台が出来るのでは無いかと思っています。いつか、みんなで香港の夜景を見ながら楽しい時間を過ごしたいです!
まだまだ世界征服には遠い我々ですが、頑張りましょう!
ちなみに、今回は霧がひどくて香港の夜景は何も見えず!仕事に来ているんだからそんなもの期待するなと言われればそれまでですが、ちょっと残念でした。
さぁ!日本に帰ります!

2012年2月24日金曜日

KIANG WU Hospital

 100年以上の歴史があるMACAUの病院、KIANG WU Hospital を訪問いたしました。
約600症のベッドで300/年のインターベンションということで、私達とだいたい同じ規模の病院です。
 手技開始前に、official記念写真を撮りました。
もちろん、私のお役目は「Slender PCI」です。
私の分岐部への考え方や治療などをご紹介させて頂きました。
こちらでは、ある年齢(65歳?)以上の医療費は全部政府の保険でカバーされるようです。DESも使い放題です。でも、不要なところには入れません。
LADとCXとRCAにいっぺんに治療したご高齢に方に、いつおの5Fr SLを反転させて治療したところ「GCの本数なんか気にしなくて良いのに、なぜ、無理して同じカテーテルを使うの?」という質問がありました。(^^;)


終了後の、Deng先生との記念写真です。
ちゃんと、青森人がMACAUに来た印を置いてきました!(^_^)v

では、mission終了。
ありがとうございました。

また移動。

2012年2月23日木曜日

Prince of Wales Hospital

小雨の降る中、香港のPrince of Wales Hospitalを訪問いたしました。今回のmissionは"Slender PCI”です。
朝から症例が山盛りです。もちろん、穿刺から全部やりました。 普通の5Fr PCIはもちろん、4Fr PCI、virtual 2Fr PCIなどなんでもやりました。


こちらの保険制度は、BMSは保険でカバーしてくれるのですが、DESは自費です。US$3,000程度です。bypass後のgraftは閉塞している、RCAの石灰化の長い病変を治療しました。前拡張で2本のバルーンがラプチャーしました。保険しか使えないからということでBMSの38mmと33mmというこちらならではの長さの物を入れるのは、ちょっと申し訳ない気がしました。せめて出来ることは思いっきり高圧をかけることだけでした。

最後の方は、LADのCTOとCXの90%とRCAの99%でした。「bypassの方が安くつくので…どうします?」と確認しました。DES 5本は入るけど良いのか再度確認したのですが、OKだということでしたので、治療開始。
LADのCTOから手をつけようとしたら、「もしも、開かない場合はどうするの?」と聞かれたので、「あきますよ」と答えました。それを聞いて、スタッフが時間を計ったようです。ワイヤーが通るまでに7分もかかったようです。(笑)28mmのDES 2本入れました。CXはDES 1本で終わりました。RCAはLADのGCを反転させて末梢の長い病変に2本入れました。予定通り5本でした。
途中 の2時間ほど休憩をいれて夕方の6時過ぎまでかかりました。
こちらでは、virtual systemやslender PCIという言葉が普通に交わされます。ちょっと嬉しいです。聞けば、齋藤滋先生が、以前こちらでvirtual 2Frで治療したそうです。しかも、CTOを!(^^;)
参りました。私はCTOは5Frでした。まだまだ、修行が足りません。

 先生方との記念写真です。
Yu先生、ありがとうございます!
Wu先生、Yan先生、お世話になりました。
Chan先生、ありがとうございました。
では、ご挨拶をして次の街へ移動です。

2012年2月21日火曜日

けっこうハードな一日

今日は、結構ハードな一日でした。
まずは、朝から、とても厳しいペリフェラルの症例でした。どうしても、開けなければいけなかったので、根性あけしました!3時間かかりましたが、どうにかしました。
ペリフェラルWORK SHOPにいらして頂いた、U先生、S先生はじめ多くの先生方への顔向けが出来ます。
その後、4例の心カテは若い先生が素早くやってくれました。
次はCTOです。これもリベンジ・ステージです。三浦先生が根気強く頑張ってくれました。私は助手で入りました。
この症例の途中で、午後3時からは治験管理委員会に呼ばれました。司会の先生に助けられながらも、どうにか切り抜けました。
また、カテ室に戻りました。途中、山越え谷越えでのインターベンションでしたが、最後は素晴らしい出来でした。三浦先生、お疲れさまでした。
次もまた、CTOでした。これは、アンテからでは全然無理でした。RETRO 555で頑張りました。これもまた、途中いろいろありましたが、最後はバッチリでした。
朝から、たっぷり放射線浴びました。流石にチョイと疲れました。
夜7時を越しました。病棟回診です。
朝、あけたペリフェラルの患者さまに「ありがとう」と涙を流されました。疲れが吹っ飛びました。嬉しいです!「でも、私達が闘っている疾患は動脈硬化だから、これで終わったわけじゃぁないんだよ!」とちゃんと説明しました。ご理解下さいました。
そこから、各メーカーさんとの面談です。SCJ in AOMORIの件も含めて、とても大切です。10時までかかりました。疲れました。
結構ハードな一日でした。
週末の英語のプレゼンテーション、まだ、完全にスッピンです。どうしましょ....。
(写真と今日の症例は全く関係がありません)

2012年2月20日月曜日

ヤクルトヘルシーブレイク・高血圧

今日は、FM青森にお邪魔しました。
ヤクルトヘルシーブレイクの収録でした。今回の私へのお題は高血圧です。
パーソナリティの藤元由紀さんはじめ、スタッフの皆様が優しくお迎えくださいました。
この番組の始まりには、ヤクルトの偉い人が関わっているらしいのですが、実は、それが私の同級生のE君であったという事を聞きました。みんな偉くなって心強いです。
「ヤクルトヘルシーブレイク、今週は高血圧について...」と藤元さんの素敵な声で始まります。
とても緊張します。なんか、早口になっている自分に気がつきます。何を言っているのか解らなくなってきます。いやー。困りました。外人相手の英語のレクチャーより緊張します。(笑)でも、なんとか頑張ってお話しをしました。
いつもの「血圧は130/80mmHg以下にしましょう!」をいろんな方面からお話ししたつもりです。
4月7日(土)に行われるSlender Club Japan Live Demonstration in AOMORIのサテライト企画「けんみん公開講座:世界で一番身体に優しい心臓の治療」の宣伝も少しさせてもらいました。県民の皆様に、安心して「世界で一番優しい」治療を受けて頂きたいと思いましての公開講座です。広告代理店の偉い人(これも同級生のK君なのですが)がヤクルトの偉い人(同級生のE君)に根回ししてくれたのか、番組内で宣伝する許可が下りていました。同級生たちはありがたいです。
一時間ちょっとで収録は終了しました。笑顔が素敵な藤元さんと記念写真をとりました。藤元さん、関係者の皆様、本当にありがとうございました。
ちなみに、藤元由紀さんのblogはこちらです!
http://blog.livedoor.jp/fujimoto_yuki/
皆様、どうぞ御訪問下さい!私は時々訪問しているのですが、根性無しなのでコメント入れた事はありません。すみません。(>_<)
「ヤクルトヘルシーブレイク・高血圧について」ON AIRは3月5日(月)〜3月8日(木)午前10時から10時15分です。

2012年2月16日木曜日

熱い眼差し

今日の夕方の風景です。
皆様の、ものすごい熱い眼差しが....。
テーブルを囲んで裁判でもやっているかのような真剣さが漂っています。
つい、私は写真を撮ってしまいます。(^^)/

勉強会なのです。
みなさま、本当にマジメに勉強していました。
すごいですね〜!
さて、勉強会が終わってから私は実験です。
モノの開発はいつも大変です。
私のデバイスを動かす挙動に、周りの熱い眼差しが....辛いほど厳しい眼差しでありました。
なかなか、物作りは一日にしてならずです。難しいです。

今日は夜遅くまでこんな事をやっていました。

2012年2月15日水曜日

青森CRT講演会

青森CRT講演会が開催されました。
ゲストは、山形県立中央病院の福井昭男先生です。
まさに始まろうとしたときに、救急のcallがありました。....急患で福井先生にご挨拶だけで病院へ逆戻りになった数名の当科の医師&MEには申し訳なかったです。すみませんです。お疲れさまです。
御講演は、「CRTと私」のタイトルでした。
最初はつかみの面白い話から始まり、手技、合併症などさまざまな方面からみたCRTのお話しでした。たっぷり勉強させて頂きました。
「こりゃぁ、患者さまにCRTD入れないとね」という気持ちに成る素晴らしい御講演でした。
冠動脈も電気も全部こなす福井先生です。御講演も滑舌で素晴らしいです!
こんな時期の青森までわざわざいらして頂きまして、本当にありがとうございました。懲りずにまた青森までいらして下さい!

2012年2月14日火曜日

「カテ室における看護師の役割」院内レクチャー3回目

「カテ室における看護師の役割」院内レクチャー3回目開催です。
参加人数が少ないです。病棟が忙しかったからです。すみません。夕方入院した、私の担当の患者さまの指示受けなどの為です。本当に申し訳ありませんです。
今日も、約2時間のレクチャーでした。合併症の話し、緊急のカテの話し、カテ終了後の看護の話しなどでした。
合計6時間ものの「カテ室における看護師の役割」ですが、今回でおしまいです。
みなさま、お疲れさまでした。いつでも、ご質問は承ります。

今日は、バレンタインデーでした。義理チョコを各方面から頂きました。ありがとうございます。
その中で、チョコの代わりにカップラーメンを下さった皆様がいらっしゃいました。
早速お昼ごはんに、3時過ぎかな、一個頂きました。美味しかったです!

2012年2月11日土曜日

第7回日本PCIフェローコース

 平成24年2月10日、11日、ベルサール汐留にて「第7回日本PCIフェローコース」が伊苅先生の会長で開催されました。
若い先生方100名ほどが熱心に勉強されています。
業界の著明な先生方のレクチャーが延々と続きます。
冠動脈だけでは無く、高血圧、末梢血管、留学のお話し、メディカルサポートコーチィング…盛りだくさんです。講師の先生方もとても熱くレクチャーされています。

法律のお話しなどもあります。
患者と医師では医療に関する情報量が大きく異なる(情報の非対称性)。
→医師が情報を与えた上で、承諾をとらない限り、真の承諾とは言えない。
勉強なります。

小グループでの勉強会もあります。
テクニックやトラブルシューティングに関して、10名ほどの若い先生の中で画像を見ながらレクチャー&ディスカッションです。
私も、レクチャーをさせて頂きました。


「blog見てますよっ!」とご挨拶いただいた渡辺先生です!
ありがとうございます。引き続き宜しくお願いいたします。

若い先生方には、もっともっと、柔軟な頭で、いろんな物を吸収して欲しいなぁと思います。
知識だけの頭でっかちで、ガイドラインやエビデンスを唱えるだけでは無く、目の前の患者さまに最高の物を提供できるようなお医者様になって下さい!

2012年2月10日金曜日

囲まれました....

検査と治療が終わって、夕方の会議の合間にちょっとコーヒーでも飲みたいなぁと思いまして、医局に移動していたら、廊下でいきなり囲まれました!
きゃーっ!
壁に張り付いて、身動きが取れません!
うわーっ!
別に、悪いことをして責められているワケではありませんが、見る人が見ると....。
ドクターズクラークさんが外来中心に沢山の仕事をしてくださっているのですが、近々外来もまた再編され組織が変わるので、その後でどんな仕事をどのようにするかの相談されたのです。
今の状況では、看護師不在の外来になる可能性があります。つまり、外来には医師とクラークさんだけになるかも?
そのシワ寄せが、コーヒーも飲めずに廊下で美女に囲まれて責められる、いえ廊下での話し合いになるったわけです。(^_^)v

2012年2月5日日曜日

糖尿病療養支援ネットワーク研修会in青森

糖尿病療養支援ネットワーク研修会in青森「糖尿病足病変へのアプローチ〜病態〜ケアまで〜」が、日本糖尿病教育・看護学会の主催で開催されました。
私は「閉塞性動脈硬化症の病変と治療」という事でお話をさせていただきました。
内容は、危険因子が一つでもあればフットケアははじめなければいけないこと、足だけを見てもダメで足をみることで全身の動脈硬化疾患を見つけなければいけないこと、足をみると宣言したからには逃げられない世界であること、基礎疾患の治療を徹底的にしなければいけないこと、などなど喋らせて頂きました。
今日は1st callになっていたので、救命センターから呼ばれました。申し訳ないのですが、2nd callの阿部先生に診てもらいました。すみませんです。


当院の神経内科の馬場先生も、糖尿病の神経所見のとり方を話されておりました。約20年ぶりに神経内科の授業を聞いているつもりになりました。
フットケアはとても大切です。
当院でもフットケア外来を立ち上げるらしいです。期待しております。
みんなで、足を守るために頑張りましょう!

…そんなわけで、夜も病院に呼ばれています。(^_^;)

2012年2月4日土曜日

第31回CVIT東北地方会

 第31回CVIT東北地方会が盛岡で開催されました。
朝8時からの会議に出席です。
当然、青森より雪は少ないのですが、こっちのほうが寒いです!
 岩手医科大学の房崎先生が会長です。
広い会場に、溢れんばかりの観客です。

今回はアンプラッツァーはじめ、sturactural interventionの話をたくさん聞けました。勉強になりました。
 当科でも、今回はアウトバーン5Frの話をりゅーどー先生が、アウトバーン4FrをME菅原さんが発表させて頂きました。
コメディカルセッションも盛りがります。
コメディカルは、参加している方々はみんな熱くていいですね!...参加しない多くのコメディカルの皆様が居るのが問題なんですけど(笑)
まぁ、医者も同じですけど。(-_-;)

夕方になりました。
午後5時過ぎまで学会は続きました。
房崎先生、スタッフの皆様、関係者の皆様、お疲れ様でした!

終了後は、東北ペリカンです。
合宿での勉強会です。
夜中の24時ころの最後のセッションの座長を命じられております。頑張ります。
長いながーい、盛岡の一日です。

2012年2月2日木曜日

ラドパッド ネック用

皆様、甲状腺プロテクターご使用されていますか?
当科ではラドパッド ネック用をスタッフみんなに配りました。薄い、軽い、カバーを替えられると、優れものです!
 早速、名前を書いています。
 つけ心地を試しています。
 使用しています。
写真撮っています。(笑)


昔、販促品としていただいた「何とかステント」とか「何とかバルーン」と書いたモノ、病院支給のすごく重く硬いモノもありますが、あまり具合は良くなかったです。
ラドパッドは薄いけど安心防護!?(たぶん)
無防備の時よりも、たっぷり浴びた時の疲れ具合が違います!